PlateSpin Migrateのインストールおよび操作のトラブルを回避するには、システム要件を確認し、インストール計画を立てる必要があります。
PlateSpin Serverホストは、表 1-1にあるシステム要件を満たす必要があります。サーバのインストールための一般的なガイドラインも参照してください。
表 1-1 PlateSpin Serverのホスト要件
要件 |
詳細 |
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専用のホスト |
物理サーバまたは仮想サーバ |
オペレーティングシステム |
次のWindows Serverバージョンのいずれか
メモ:PlateSpin Migrateをインストールする前にWindowsオペレーティングシステムのMicrosoftライセンスを有効にする必要があります。 |
プロセッサ |
推奨(物理): マルチコア、2GHz以上 推奨(VM): 2つ以上の仮想CPU |
メモリ |
推奨: 8 GB RAM |
ディスク容量 |
最低50GB 同じシステムをPlateSpin Image Serverとして使用する場合は、追加のディスク容量が必要です。追加のディスク容量は、対象となるイメージサーバに保存しようとするワークロードイメージの数およびサイズに依存します。『PlateSpin Migrate 2018.11のユーザガイド』の |
データベースサーバ |
次のいずれかで動作する専用のMicrosoft SQL Serverデータベースインスタンス:
リモートデータベースインスタンスの場合は、次の追加の要件を満たす必要があります。
複数のPlateSpin Migrate Serverで同じリモートデータベースサーバを使用できますが、各Migrate Serverでは個別の専用データベースインスタンスが必要です。 メモ:この製品をインストールする前に、既存のSQL Serverデータベースサーバと指定のデータベースインスタンスが、「データベース」にあるガイドラインを満足していることを確認します。 |
必須ソフトウェア |
メモ:事前にインストールしておく必要があるソフトウェアを手動でインストールするか、またはPlateSpin Migrateダウンロードサイトで提供されるPowerShellスクリプトを使用することができます。詳細については、前提条件のソフトウェアのインストールを参照してください。
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TLSプロトコル |
PlateSpin Migrate Serverは、Windowsレジストリの設定およびMigrate Serverホストのオペレーティングシステムで有効になっているプロトコルに従って、トランスポート層セキュリティ(TLS) 1.0、1.1、および1.2のプロトコルを使用する接続をサポートします。インストールおよびアップグレードにより、TLSプロトコルの既存のOS設定は変更されません。 リモートデータベース:
Migrate Serverをインストールする前に、対象のMigrate ServerホストとMicrosoft SQL Serverホストのオペレーティングシステムに適したTLS設定が有効になっていることを確認します。詳細については、 ソースワークロード: Migrate ServerホストOSのTLS設定はソースワークロードに適切な接続を許可する必要があります。詳細については、セクション 1.8, MigrateホストのTLSプロトコルの設定を参照してください。 メモ:ソースワークロードがTLS 1.2をサポートしていない場合、またはソースワークロードでTLS 1.2が無効になっている場合は、ソースワークロードをマイグレートする前に、MigrateサーバホストでTLS 1.0または1.1を有効にする必要があります。 一部のWindowsオペレーティングシステムはデフォルトではTLS 1.2をサポートしません。TLS 1.2を使用するには、WindowsでソースワークロードのOSとMicrosoft .NET Frameworkを更新してから、そのWindowsレジストリを、TLS 1.2を使用するように設定する必要があります。再起動が必要です。『PlateSpin Migrate 2018.11ユーザガイド』の |
PlateSpin Serverホストまたは別のコンピュータにPlateSpin Migrate Clientをインストールできます。Migrate Clientがサポートするマイグレーションタスクの詳細については、『PlateSpin Migrate 2018.11ユーザガイド』のマイグレーションインタフェースの決定
を参照してください。
スタンドアロンPlateSpin Migrate Clientホストは、表 1-2にあるシステム要件を満たす必要があります。
表 1-2 PlateSpin Migrate Clientのホスト要件
要件 |
詳細 |
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オペレーティングシステム |
専用のハードウェア上で、または仮想マシンで実行する以下のいずれかが必要です。
メモ:PlateSpin Migrate Clientをインストールする前にWindowsオペレーティングシステムのMicrosoftライセンスを有効にする必要があります。 |
ディスク容量 |
最低3GB |
Windowsソフトウェアコンポーネント |
Microsoft .NET Framework 2 SP2、3.5 SP1、4.7.1。.NETソフトウェアは以下のMicrosoftのサイトからダウンロードできます。 |
TLSプロトコル |
PlateSpin Migrate Clientは、Transport Layer Security (TLS) 1.0、1.1、および1.2をサポートします。 PlateSpin Migrate Serverホストでは、オペレーティングシステムに対して許可しているのと同じTLSプロトコルを有効にします。詳細については、セクション 1.8, MigrateホストのTLSプロトコルの設定を参照してください。 |
PlateSpin MigrateはWebインタフェースを備えており、このインタフェースを使用してワークロードの自動マイグレーションを計画および実行できます。PlateSpin Migrate WebインタフェースはPlateSpin Migrate Serverのインストール時に自動的にインストールされます。Migrate Webインタフェースがサポートするマイグレーションタスクの詳細については、『PlateSpin Migrate 2018.11ユーザガイド』のマイグレーションインタフェースの決定
を参照してください。
サポートされているWebブラウザおよびブラウザ設定要件の詳細については、『PlateSpin Migrate 2018.11ユーザガイド』のサポートされるWebブラウザ
を参照してください。
PlateSpin Migrate Webインタフェースの使用の詳細については、『PlateSpin Migrate 2018.11ユーザガイド』のPlateSpin Migrate Webインタフェースについて
を参照してください。
PlateSpin Migrateのインストールおよび操作のトラブルを回避するには、表 1-3のインストールのガイドラインに従ってください。
表 1-3 インストール前のチェックリスト
ガイドライン |
備考 |
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専用のホスト |
PlateSpin Serverを専用の物理マシンまたは仮想マシンにインストールします。「コロケーション」も参照してください。 |
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資格情報 |
管理権限を持つアカウントを使用してすべてのインストール手順を実行します。 ドメインコンピュータ上にPlateSpin Migrate Serverをインストールする場合、ドメイン管理者グループおよびローカル管理者グループのメンバーであるドメインユーザとしてインストール、削除、またはアップグレード時にPlateSpin Serverにログインする必要があります。 Microsoft SQL Server Standard EditionまたはEnterprise EditionのデータベースサーバのWindows認証はドメイン環境でサポートされています。データベースサーバに対してWindows認証を使用する場合、PlateSpin Migrate Serverのインストールまたはアップグレードを実行する際に、SQL管理者の権利を持つドメインユーザとしてPlateSpin Serverにログインする必要があります。このユーザはPlateSpin Serverへのローカル管理者の権利も必要とします。また、SQL Serverの資格情報に対して指定するサービスユーザは、ローカル管理者権限を持っている必要があります。 |
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IPアドレス |
PlateSpin Serverホストを静的なIPアドレスに割り当てます。 |
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コロケーション |
PlateSpin Serverを次のものと一緒に使用しないでください。
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データベース |
PlateSpin Migrateに付属するMicrosoft SQL Server Express Editionは、Microsoft Developer Networkにある推奨事項に従い、ドメインコントローラにはインストールできません。 (ソフトウェア配布に含まれているMicrosoft SQL Server 2017 Express Editionではなく)独自のMicrosoft SQL Serverデータベースを使用する場合は、それがサポートされていること、および製品のデータベース要件を満たしていることを確認してください。「SQL Server Installation Requirements for Platespin Protect and Migrate」(ナレッジベースの記事7009809)を参照してください。 複数のPlateSpin Migrate Serverで同じリモートデータベースサーバを使用できますが、各Migrate Serverでは個別のデータベースインスタンスが必要です。 運用ニーズに基づく展開ガイドラインについては、『PlateSpin Migrate 2018.11ユーザガイド』の 製品のインストールを試みる前に、Migrate Server用のデータベースサーバおよびデータベースインスタンスが使用可能で、PlateSpin Migrateと連携できるように設定されている必要があります。詳細については、データベースサーバのインストールを参照してください。 |
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UAC |
インストール、削除、またはアップグレードの際は、ユーザアカウント制御(UAC)を無効にします。 |
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インストールワークフロー |
前提条件のソフトウェアを次の順番でインストールします。一般的なPlateSpin Migrateインストールのワークフローの概要は次のとおりです。
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PlateSpin Migrateには、英語バージョンのほか、中国語(簡体字)、中国語(繁体字)、フランス語、ドイツ語、および日本語を設定したマシンにインストールして使用できるようにローカライズしたバージョンが用意されています。『PlateSpin Migrate 2018.11ユーザガイド』の国際バージョンの言語設定の環境を設定する
を参照してください。
ドキュメントはこれらの言語のほか、スペイン語およびポルトガル語(ブラジル)でも入手できます。