アプリケーション構成は、テストするアプリケーションに Silk4J が接続する方法を定義します。Silk4J は、基本状態を作成するときに、アプリケーション構成を自動的に作成します。しかし、アプリケーション構成を追加したり、変更や削除をすることが必要になる場合があります。たとえば、データベースを変更するアプリケーションをテストしているときに、データベースの内容を確認するためにデータベースのビューアー ツールを使用する場合には、そのデータベースのビューアー ツール用のアプリケーション構成を追加する必要があります。
このパターンに一致するすべてのプロセスは、テストに対して有効化されます。たとえば、Internet Explorer の実行可能パターンは *\IEXPLORE.EXE です。実行可能ファイルの名前が IEXPLORE.EXE で、任意のディレクトリに置かれているプロセスはすべて有効化されます。
コマンドライン パターンは、テストを行うために有効化されるプロセスの制約に使用される補足パターンで、コマンドライン引数の一部 (実行可能ファイル名の後ろ部分) をマッピングすることにより行います。コマンド ライン パターンを含むアプリケーション構成では、実行可能パターンとコマンド ライン パターンの両方に一致するプロセスのみが、テストに対して有効化されます。コマンド ライン パターンが定義されていない場合は、指定された実行可能ファイル パターンを持つすべてのプロセスが有効化されます。コマンド ラインの使用は、Java アプリケーションに対して特に有益です。これは、ほとんどの Java プログラムが javaw.exe を使用して実行されるためです。つまり、典型的な Java アプリケーションに対してアプリケーション構成を作成する場合、実行可能パターンには *\javaw.exe が使用され、このパターンはすべての Java プロセスに一致します。このような場合、コマンド ライン パターンを使用して、該当するアプリケーションのみがテストに対して有効化されるようにします。たとえば、アプリケーションのコマンド ラインが com.example.MyMainClass で終わる場合には、コマンド ライン パターンに *com.example.MyMainClass を使用します。