D.1 一般的な検出の問題および解決法

表 D-1 ディスカバリ操作に関連する一般的な問題と解決方法

問題またはメッセージ

解決方法

ホスト名でソースワークロードを検出する際に、検出された制御下のターゲットがソースと同じホスト名を持つ場合に失敗する

ホスト名ではなく、ソースワークロードのIPアドレスを使用して、ソースワークロードを検出します。

このワークロードはアクティブなパーティションが0であるため、マイグレートできません。ワークロードには正確に1つのアクティブなパーティションがあることを確認し、もう一度試してください。

このエラーは、ソースワークロードにアクティブなパーティションが存在しない場合に発生します。diskpartのSELECTおよびONLINEコマンドを使用して、パーティションをアクティブにします。

  1. 管理者としてコマンドプロンプトを開き、diskpartを実行します。

  2. list volume」と入力して、アクティブにするボリューム番号をメモします。

  3. select volume <volume_number>」と入力します。

  4. online volume」と入力し、次に「exit」と入力します。

物理サーバの登録中に[アプリケーションでエラーが発生しました]と表示される

このエラーは、物理サーバがPlateSpin と通信できない場合に発生します。一般的には、登録プロセス時に不正な情報が入力されたことが原因です。

登録プロセスを再起動するには:

  1. RegisterMachine.bat」と入力します。

  2. PlateSpin Serverにpingを行い、基本的な接続が可能かどうかを確認します。

物理サーバの登録プロセスが完了したが、PlateSpin Migrate Clientに表示されない.

完全な登録プロセスが完了するには、しばらく時間がかかります。物理サーバ上で2番目のコマンドプロンプトのウィンドウが閉じた後、PlateSpin Migrate Client内の更新ボタンをクリックする前に数分お待ちください。

ソースサーバおよびターゲットサーバの検出時の問題

ナレッジベースの記事7920291には、次の検出に関するトラブルシューティングのチェックリストが含まれています。

  • LinuxサーバおよびVMware ESX Server

  • Windowsベースのソースサーバおよびターゲットサーバ

また、この記事には、WMI接続のトラブルシューティングおよびDCOMが有効かどうかのチェックのための指示も含まれています。

既存のWindowsサーバの検出中に[パッケージ<…>が見つかりません]と表示される

必要なIISの環境設定およびネットワーク設定をチェックしてください。

PlateSpin Migrate 2018.11インストールおよびアップグレードガイド』の前提条件ソフトウェアのインストールを参照してください。

\\{servername}\admin$\{randomID}.xmlファイルが見つかりません

このエラーは、Windows Server 2003ホストで発生することがあります。

場合によっては、次のいずれかのトラブルシューティング手順を実行すると問題が解決します。

  • PlateSpinサーバホスト上のAdmin$共有がアクセス可能であることを確認します。アクセス可能でない場合は、共有を有効にしてもう一度ディスカバリを実行します。

    - または -

  • 以下を実行します。

    1. PlateSpin Migrate Webインタフェースに管理者としてログインし、次のPlateSpin Server環境設定ページを開きます。

      https://Your_PlateSpin_Server/PlateSpinConfiguration/

    2. ForceMachineDiscoveryUsingServiceエントリを見つけて、Trueに変更します。

    3. 値を保存し、検出を再試行します。

<IP_address>上で実行中のSSHサーバのみならず、<ip_address>/sdkのVMware仮想インフラWebサービスのいずれにも接続できません。

このメッセージにはさまざまな原因があります。

  • ワークロードに到達できません。

  • ワークロードでSSHが実行されていません。

  • ファイアウォールがオンで、必要なポートが開いていません。

  • ワークロードの特定のオペレーティングシステムがサポートされません。

ワークロードのネットワークとアクセス要件については、マイグレーションネットワークにわたるアクセスおよび通信の要件を参照してください。

アクセスが拒否されました

この認証の問題は、ユーザ名が無効であるか、パスワードが無効であるかのいずれかを示します。適切なワークロードアクセス資格情報については、表 22-2, ソースワークロードを対象とするマシンタイプと資格情報のガイドラインを参照してください。

ソースLinuxワークロードの/etc/ssh/sshd_configファイルのキーアルゴリズムまたは暗号の設定が見つからないか、Migrateサーバで使用されている設定と互換性がない場合、SSH接続でアクセスが拒否される可能性があります。詳細については、セクション D.2, 資格情報のテストまたは検出が「アクセスが拒否されました」というエラーで失敗するを参照してください。

関連するナレッジベースの記事が、表 D-2に示されています。

表 D-2 検出の問題に関するナレッジベースの記事

ID

説明

7920339

エラーメッセージ: 検出が[リクエストがHTTPステータス 407で失敗しました]メッセージで失敗する

7920862

エラーメッセージ: 回復可能なエラー: ディスカバリ中のControllerConnectionBroken

7920291

エラーメッセージ: サーバ詳細ディスカバリの問題

7021574

エラーメッセージ: X2Pターゲットの検出に失敗しました: Linuxジョブが正常に完了しませんでした

ナレッジベースの検出関連TIDの詳細については、

PlateSpin Migrate製品で「検出」を検索してください