ご使用のネットワーク環境が、アクセス、検出、マイグレーションに関する次の要件を満たしていることを確認します。
メモ:さまざまなマイグレーションコンポーネント間のポートや情報の流れを理解するには、マイグレーションターゲットに基づく展開図を参照してください。詳細については、セクション III, マイグレーション環境の準備を参照してください。
表 2-16は、ご使用の環境でシステムが検出およびインベントリプロセスのために満たす必要のある、ソフトウェア、ネットワーク、およびファイアウォールの必要条件を示しています。検出手順については、セクション IV, ワークロードとターゲットの検出と準備を参照してください。
表 2-16 検出操作のためのネットワーク通信の前提条件
システム |
前提条件 |
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すべてのワークロード |
ping (ICMPエコー要求と応答)のサポート |
AWS内のすべてのソースワークロード |
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すべてのWindowsソースとHyper-Vホスト |
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すべてのLinuxソース Citrix XenServer Linux XenまたはKVMサーバ |
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VMware ESX/ESXiサーバ |
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VMware vCenterサーバ |
アクセス権を持つユーザに適切な役割と許可が割り当てられている必要があります。詳細については、VMwareの関連リリースのマニュアルを参照してください。 |
クラウドベースのターゲット:
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ターゲット管理ポータルとのHTTPS通信のためにポート443 (TCP)を開きます。 |
Migrateディスカバリの代わりにMigrate Agentを使用して、ワークロードの登録およびインベントリが可能です。表 2-17は、ご使用の環境でシステムがMigrate Agentを使用して登録およびインベントリプロセスを実行するために満たす必要のある、ソフトウェア、ネットワーク、およびファイアウォールの必要条件を示しています。登録手順については、セクション 22.7, Migrate Agentによるワークロードの登録と詳細の検出を参照してください。セクション G.0, Migrate Agentユーティリティも参照してください。
表 2-17 Migrate Agentの登録操作のためのネットワーク通信の前提条件
システム |
前提条件 |
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PlateSpin Serverホスト |
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すべてのソースワークロード |
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すべてのWindowsソースワークロード |
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すべてのLinuxソースワークロード |
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表 2-18は、ご使用の環境で、ワークロードマイグレーションジョブ中に操作上の問題が発生しないように、システムが満たす必要のあるファイアウォールの必要条件を示しています。
表 2-18 ワークロードのマイグレーションのためのネットワーク通信の前提条件
システム |
開くポート(デフォルト) |
備考 |
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PlateSpin Serverホスト |
80またはTCP 443 TCPのいずれか |
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イメージ展開ジョブに含まれるもの以外のすべてのソースワークロード |
TCP 3725 |
I2Xジョブを除いて、ファイルレベルのデータ転送中に通信を開始するターゲットに必要です。この間、このポートはマイグレーションターゲット上でのみ開いている必要があります。サーバの同期ジョブでは、このポートはソースとターゲットの両方で必要になります。 ポート番号は、MigrateサーバのPlateSpin環境設定でFileTransferPortパラメータを設定することによって設定可能です。 PlateSpin Migrateサーバがオンプレミスでインストールされている場合、デフォルトではターゲットワークロードがポート3725 (TCP)でソースワークロードに接続しますが、SourceListensForConnectionパラメータ設定をTrueからFalseに変更することによってこの設定を逆(ソースワークロードがターゲットワークロードに接続)にできます。 提供されるクラウドベースのPlateSpin MigrateサーバイメージからPlateSpin Migrateサーバがクラウドに展開されている場合、この接続のデフォルトの方向は自動的に逆になり、ソースワークロードがポート 3725 (TCP)でクラウドのターゲットワークロードに接続します。 |
すべてのターゲット |
TCP 3725 |
以下の場合に必要:
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すべてのWindowsソースおよびターゲット |
NetBIOS 137~139 |
NetBIOS通信に必要です。 |
すべてのWindows Serverクラスタのワークロード。詳細については、クラスタを参照してください。 |
PlateSpin Serverで、Windows ServerクラスタとクラスタノードのIPアドレスのDNS前方向検索およびDNS後方向検索を解決できることを確認してください。DNSサーバをアップデートするか、PlateSpin Server上のローカルhostsファイル(%systemroot%\system32\drivers\etc\hosts)をアップデートできます。 |
|
すべてのソース |
SMB (TCP 139、445およびUDP 137、138) |
オフラインマイグレーション中の通信およびファイルレベルデータ転送で必要になります。 |
すべてのLinuxソース Citrix Xen Server Linux XenまたはKVMサーバ |
TCP 22 |
オフラインマイグレーション中の通信で必要になります。 |
PlateSpin Serverホスト すべてのWindowsソース |
TCP 135/445 |
PlateSpin Serverとソース間で、WMI経由でワークロードを制御し、再起動するためのDCOM/RPC通信用です。 メモ:WMI (RPC/DCOM)では、TCPポート135および445に加えて、1024より大きな、ランダムまたは動的に割り当てられたポートを使用できます。 |
PlateSpin Serverホスト Windowsクラスタのソースワークロードとターゲットワークロード |
TCP 5986、ホストでは発信、ワークロードでは着信 |
WindowsクラスタをVMwareにマイグレートする場合に、必要に応じてWindowsクラスタの非アクティブノードをシャットダウンするPowerShellリモート処理コマンドのHTTPSトランスポートに必要です。 |
表 2-19は、ご使用の環境で、Migrate Agentを使用してPlateSpin Serverホストに登録されたワークロードのマイグレージョン時に操作上の問題が発生しないように、システムが満たす必要のある、ファイアウォール、ネットワーク、およびソフトウェアの必要条件を示しています。セクション G.1, Migrate Agentユーティリティの要件も参照してください。
表 2-19 Migrate Agentを使用して登録されたワークロードのマイグレーションのためのネットワーク通信の前提条件
システム |
開くポート(デフォルト) |
備考 |
---|---|---|
PlateSpin Serverホスト |
TCP 443 |
ソースおよびターゲットワークロードとのHTTPS通信に必要です。 PlateSpin Serverホスト用にパブリックIPアドレスが必要です。 |
TCP 22 |
LinuxワークロードとのSSH通信に必要です。 |
|
PlateSpinの環境設定 |
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Migrate Serverに対するPlateSpin環境設定の設定要件
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PlateSpinレプリケーションネットワーク |
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ワークロードマイグレーションの設定時には、PlateSpinレプリケーションネットワークに対してパブリックIPアドレスが使用可能であることを確認します。 |
すべてのソースおよびターゲットワークロード |
TCP 443 |
PlateSpin ServerとのHTTPS通信に必要です。 |
TCP 3725 |
ソースマシンとターゲットマシン間のMigrate通信と、ソースマシンからターゲットマシンへのデータ転送に必要です。 ポート番号は、MigrateサーバのPlateSpin環境設定でFileTransferPortパラメータを設定することによって設定可能です。 ソースワークロードでMigrate Agentを使用すると、ソースワークロードはデータ転送のためにターゲットワークロードに接続します。この方向は、サーバレベルで制御されます。Migrate Serverでレプリケーションポート方向を設定する必要があります(SourceListensForConnection=False)。詳細については、「レプリケーションポートの接続方向の設定」を参照してください。クラウドマーケットプレースで使用可能なMigrate Serverの場合、Falseがデフォルト設定です。 |
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すべてのLinuxターゲットワークロード |
TCP 22 |
PlateSpin Replication EnvironmentのPlateSpin ServerからのSSH通信に必要です。 |
すべてのターゲットワークロード |
ソースワークロードがレプリケーションを開始するためにポート3725を介してターゲットマシンに接続できるようにするために、ターゲットマシンのパブリックIPアドレスが必要です。 Migrateがマイグレーション時にターゲットマシンのパブリックIPアドレスを設定します。 |
表 2-20は、PlateSpin Migration Factory環境でのイベントメッセージングに必要なプロトコルとポートを示しています。これらのメッセージには、イベントと状態変更が反映されていますが、機密情報は含まれていません。
表 2-20 ネットワークプロトコルおよびポートのイベントメッセージング要件
トラフィック |
ネットワークプロトコルおよびポート |
その他の要件 |
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イベントメッセージング |
Stomp、ポート61613、TCP着信 (セキュアではない) |
このポートは、デフォルトでは、PlateSpin Migrate Connectorのプリインストールされたインスタンスを含む、PlateSpin Transformation Manager Applianceで開かれています。 次のコンポーネントのポートは、手動で開く必要があります。
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場合によっては、ソース、ターゲットまたはPlateSpin Migrate自身は、NAT(ネットワークアドレストランスレータ)の背後にある社内(プライベート)ネットワーク上にあり、マイグレーション中の相手先と通信できません。
次のホストのうちのどれがNATデバイスの背後にあるかに応じて、PlateSpin Migrateはこの問題に対応できるようにします。
PlateSpin Server: サーバのPlateSpin Server環境設定ツールで、そのホストに割り当てられた追加IPアドレスを次の手順に従って記録します。
PlateSpin Migrate Webインタフェースに管理者としてログインし、次のPlateSpin Server環境設定ページを開きます。
https://Your_PlateSpin_Server/PlateSpinConfiguration/
AlternateServerAddressesサーバパラメータを見つけて、編集をクリックし、IPアドレスを追加します。IPアドレスが複数ある場合は、次のようにセミコロン(;)で区切ります。
10.50.186.147;10.50.186.148
ソース: 特定のマイグレーションジョブの一部として、そのワークロードに割り振られた追加IPアドレスを記録します。ネットワーク識別情報(ネットワーク接続)を参照してください。
ターゲット: VMware ESXなどの送信先を検出するときに、検出パラメータで、パブリック(または外部) IPアドレスを指定します。