インストールのカスタマイズと配布
のインストール
以下の 2 種類のインストールを実行できます。
実行するインストール | 目的 |
---|---|
ワークステーションインストール | Reflectionをワークステーションのハードディスクにインストールします。既定の設定を使用するか、または既定の場所を変更したり、所属名を指定したり、機能のインストール状態を選択したりしてインストールをカスタマイズできます。 |
管理者用インストール | 配布元として使用できる管理者用インストールポイントを作成する |
これらのインストールは、インストールウィザードのグラフィカルインタフェースまたはコマンドラインから実行できます。また、MSIを使用してReflectionを直接インストールすることもできます。
詳細
インストールと展開の計画
Reflectionのインストールと展開にはさまざまな方法があります。どの方法を選ぶかは、通常、承認されている業務プロセス、展開の規模、展開に使用するツール、およびカスタムインストールをするかどうかなどのさまざまな要因で決まります。
例えば、小規模な展開では Reflection をセットアップ プログラムを使用して 2、3 個のワークステーションにインストールするのに対し、企業全体の展開では、おそらく広範囲のカスタムとテストをすることになります。
要件に応じて、以下のいずれかの方法を使用してください。
-
ワークステーションごとのワークステーションインストールの実行
Reflection のすべてのファイルを PC ハードディスクドライブにインストールします。Reflection を少数のマシンにインストールしており、インストールのカスタマイズが不要な場合は、この方法を選択できます。
-
基本的な展開の実行
管理者用インストールを実行して、Reflection ファイルを管理者用インストールポイントにコピーします。この作業を、管理者用インストールイメージを作る、と呼ぶこともあります。次に、展開ツールを使用してこれらのファイルにアクセスし、ワークステーションに展開するパッケージを作成します。Reflection を多数のワークステーションに展開する必要があるが、インストールのカスタマイズが不要な場合は、基本的な展開をお勧めします。
-
カスタマイズした展開の実行
管理者用のインストールを実行して、(基本的な展開と同様に) Reflection ファイルを管理者用インストールポイントにコピーします。次に、インストールの方法、外観、およびエンドユーザのコンピュータの動作をカスタマイズします。カスタマイズした展開は、任意の台数のワークステーションに展開できます。このシナリオでは、ユーザに対してカスタマイズしたファイルを提供できます (Reflection のワークスペースやセッションのドキュメントなど)。
詳細
管理者用インストールポイントの作成
展開の環境を準備するには、管理者用インストールポイントを作成します。これは、Reflection のインストールに必要なすべてのファイルと、カスタマイズ用の管理ツールがインストールされるインストールオプションです。このインストールは、単にパッケージファイルをネットワーク上の場所にコピーする方法とは、次の点で異なります。
-
元のパッケージで圧縮されるファイルは、管理者用インストールポイントで展開されます。
-
サービスパックがリリースされると、管理者用インストールに直接パッチを適用して更新できます。
メモ
Reflectionをインストールする前に、管理者用ワークステーションに管理者用インストールポイントを作成することをお勧めします。管理者用インストールポイントを作成しておけば、管理者用インストールポイントから
setup.exe
を実行して Reflection をインストールできます。管理者用インストールの作成前に Reflection をインストールすると、以下のコマンドラインオプションを使用して管理者用インストールイメージを作成する必要があります。
管理者用インストールポイントを作成するには
-
ネットワークファイルサーバ上にネットワーク共有を作成します。
-
ダウンロードリンクをクリックして、ダウンロードプログラムを実行します。
-
インストーラファイルの位置を選択して、[次へ] をクリックします。
これにより、ファイルが指定の場所に解凍され、 インストールプログラムが起動します(すでにファイルをダウンロードした場合は、
setup.exe
ファイルをクリックしてインストールプログラムを起動します)。 -
[続行] をクリックし、ライセンスに同意します。
-
[詳細設定] タブで、[管理者用インストールイメージをサーバに作成する] をクリックします。
[詳細設定] タブと [ファイルの場所] タブで選択した内容のみが、この手順に適用されます。その他のタブでの選択内容は無視されます。管理者用インストールには必ず、パッケージで使用されるすべてのファイルが含まれます。
-
[続行] をクリックします。
-
管理者用インストールイメージに使用するネットワーク共有へ移動します。ネットワーク共有上のインストールには、UNC パスとしてネットワークパスを特定してください (例えば、
\\share_name\administrative_install_point
)。管理者用インストールイメージは、通常ファイルサーバ上のフォルダに作成されます。ただし、管理者用インストールイメージは、ローカルハードディスクのどのフォルダ内にでも作成できます。これはテストの目的でインストールを扱うのに便利です。
-
[インストール] をクリックします。
コマンドラインから管理者用インストールを作成するには
-
管理者として実行して、コマンドウィンドウを開きます。
-
インストールを開始するには、次のコマンド構文を使用します。
\setup.exe /install /admin TARGETDIR=
詳細
コマンドラインからのインストール
セットアップ プログラム コマンド ラインを使って、ディストリビューション イメージまたは管理者インストール イメージから Reflection をインストールできます。また、バッチファイルにコマンドラインオプションを含めてインストールパラメータを事前設定し、Reflection のインストール中のユーザの対話を制限することもできます。サイレントインストールを行うために、インストール時のダイアログボックスを表示しないことも可能です。
また、コマンドラインオプションを使用して、Reflection をユーザごとにインストールするよう準備することもできます。通常、MSI のコマンドラインオプションはすべて設定プログラムのコマンドラインから使用できます。
コマンドラインからインストールするには
-
コマンドプロンプト、または [スタート] メニューの [実行] コマンドで
setup.exe
ファイルのあるディレクトリに移動して、以下のいずれかを実行します。-
管理者用インストールイメージを作成するには、以下を入力します。
setup.exe /install /admin TARGETDIR=path
path の部分には、サーバ上の管理者用インストールイメージへのパスが入ります。
-または-
-
一般的な設定でワークステーションにインストールするには、以下のように入力します。
setup.exe /install INSTALLDIR=path
\<path>には、インストールディレクトリのパスが入ります (
INSTALLDIR=path
はオプション)。
-
メモ
インストールをカスタマイズするためのコマンドラインオプションの一覧を表示するには、setup.exeファイルのあるディレクトリに移動し、以下のように入力します。
setup.exe /?
MSIを使用して直接インストールするには
コマンドプロンプトまたは、[スタート] - [ファイル名を指定して実行] から、msi
ファイルのあるディレクトリに移動して、以下のように入力します。
msiexec.exe /i installation_file_name.msi
-
たとえば、Reflection for Secure IT Client for Windowsバージョン7.2をインストールするには次のコマンドを実行します。
-
msiexec.exe /i rsshc720.msi
インストールのログ記録
既定では、インストーラを実行すると Windows の一時フォルダにログファイルが作成され、インストールが正常に完了した場合にのみ、このファイルが削除されます。インストールが失敗した場合、このファイルを使用して問題のトラブルシューティングを行うことができます。
ログファイルを見つけるには
-
Windowsの[スタート]メニューで[検索]ボックスに以下を入力してください。
%tmp%
Windows の一時フォルダが開きます。
-
atm
で始まる生成済みファイル名を検索します。
メモ
インストールの成功後も含めて、すべてのインストールログを保持したい場合は、インストーラの[詳細設定]タブからログ設定を変更できます。
インストールのカスタマイズ
Installation Customization Tool [インストールカスタマイズツール] を使用して、Reflection for Secure ITインストールをカスタマイズできます。下記の手順は、このツールを起動し、使用して、インストールをカスタマイズする方法を示しています。詳細については、Installation Customization Tool [インストールカスタマイズツール] の [Help [ヘルプ]] メニューからアクセスできます。
インストールカスタム設定ツールを開く
-
管理者用インストールポイント を作成します。
-
コマンドラインで、管理者用インストールポイントに移動し、次のコマンドを入力します。
setup.exe /admin
-または-
インストールカスタム設定ツールへのショートカットを設定している場合は、ショートカットをダブルクリックします。
-
[カスタム設定の選択] ダイアログボックスが表示され、開くモードを選択するよう求められます。
操作 選択 新規 トランスフォームファイル (.mst) を作成する [以下の製品のセットアップカスタム設定ファイルを新規作成する] (既定) 新規 コンパニオンインストールパッケージ (.msi) を作成する [コンパニオンインストーラを新規作成する] 既存ファイルを開く [既存のセットアップカスタム設定ファイルまたはコンパニオンインストーラを開く]
詳細
ACT へのショートカットの設定
デフォルトでは、インストールカスタム設定ツール (ICT) はコマンドラインからしか開けません。ただし、ファイルショートカットを作成し、ショートカットプロパティを設定して、このツールを開くことができます。このショートカットの作成はオプションですが、ICTを操作する時間が短縮されるため便利です。
インストール カスタム ツールへのショートカットを設定するには
-
管理者用インストールポイントで、
setup.exe
ファイルを右クリックし、[ショートカットの作成] を選択します。 -
ショートカットを右クリックし、[プロパティ] を選択します。
-
[ターゲット] フィールドで、コマンドラインの最後に
/admin
オプションを追加します。次に例を示します。\\myServer\adminInstallPoint\setup.exe /admin
メモ
[ターゲット]フィールドのパスがUNC (汎用命名規約)形式に従っていることを確認してください。パス名でドライブ文字を使用しないでください。 ほかのワークステーションでショートカットを使用しようとすると、問題が発生する可能性があります。
-
ショートカットの名前を変更してから、ワークステーションのデスクトップおよび管理者用インストールポイント用に使用しているサーバに保存します。
コンパニオンインストーラパッケージの作成と編集
コンパニオンインストーラパッケージを作成して、Reflectionと一緒に自動的にインストールされないファイル (カスタマイズされたアプリケーション設定など) をインストールします。コンパニオンインストーラパッケージは、インストールとは別に展開されます。このため、これらのサポートファイルを削除することなく製品をアップグレードできます。対応している部門がいくつかあり、各部門用に設定ファイルをカスタマイズする必要がある時、部門ごとにコンパニオンインストーラパッケージを作成することができます。
インストールにコンパニオンインストーラパッケージを追加するか、Windows インストーラパッケージ (.msi
) に対応するメカニズムを使用して、コンパニオンインストーラパッケージをインストールします。コンパニオンインストーラパッケージに組み込まれているユーザインタフェースは、標準の進行状況バーだけです。
コンパニオンインストーラパッケージを作成するための基本手順
-
ユーザに展開する設定ファイルを構成およびテストします。
-
インストールカスタム設定ツールを起動し、[コンパニオンインストーラを新規作成する] を選択します。
-
[パッケージ情報の指定] パネルを使用して、Windows の [プログラムと機能] コントロールパネルに表示するプログラム名を構成します。
-
[インストール場所の指定]パネルを使用して、パッケージのインストール対象をすべてのユーザ(既定)、またはインストールを行うユーザのみに設定します。[ファイルの追加] 画面へのファイルの追加を開始した後で、この設定を変更することはできません。
-
[ファイルの追加] 画面を使用して、コンパニオンインストーラパッケージに含めるファイル、インストール場所、追加したファイルのショートカットを含めるかどうかを指定します。
-
アプリケーションが [ユーザ設定の変更] 画面に対応している場合は、この画面を使用してユーザ設定をカスタマイズします。アプリケーションは、管理者用ワークステーションにインストールする必要があります。
変更したユーザ設定が [場所] 列に表示され、コンパニオンインストーラパッケージに自動的に含まれます。
既存のコンパニオンパッケージファイルの編集
-
インストールカスタム設定ツールを起動し、[既存のセットアップカスタム設定ファイルまたはコンパニオンインストーラを開く] をオンにします。
-
編集して、[ファイル] - [保存] を選択します。
-
[Increase Package Version](パッケージのバージョンを上げる)ダイアログボックスが開きます。
-
[はい] をクリックして、バージョン番号を大きくします。以前のバージョンがインストールされているコンピュータでパッケージのアップグレードに対応するには、この操作が必要です。(Reflection Security Gateway を使用してコンパニオンパッケージをデプロイする場合は、新しいバージョンをエンドユーザに自動的にデプロイするように構成できます。)
-
同じバージョン番号のままにするには、[いいえ] をクリックします。ユーザのコンピュータにインストールされていないコンパニオンパッケージを編集している場合や、既存のコンピュータのアップグレードが不要な場合は、このオプションを使用します。
-
-
同じ名前、または別の名前でファイルを保存します。(Windows インストーラでは、ファイル名ではなく内部 GUID を使用してパッケージが識別されます。)
詳細
コンパニオンインストールパッケージの作成
Reflectionとともにインストールされないファイルをインストールするために、コンパニオンインストールパッケージ (別名「コンパニオンデータベース」) を作成します。
コンパニオンインストールパッケージを作成するには
-
管理者用インストール ポイントで、ショートカットから、または次のコマンドラインを入力してインストールカスタム設定ツールを開きます。
\setup.exe /admin -
[カスタム設定の選択]ダイアログボックスで、[コンパニオンインストーラを新規作成する]を選択し(または既存のMSIを開き)、[OK]を選択します。
-
[ナビゲーション] 画面で、[パッケージ情報の指定] を選択します。
-
[名前の追加と削除] ボックスおよび [所属名] ボックスに、Microsoft Windows の [プログラムのアンインストールまたは変更] パネルに表示させるインストールと発行者の名前を入力します。
メモ
Windows VistaおよびWindows 7の[プログラムのアンインストールまたは変更]リストは、以前のバージョンのWindowsバージョンの[プログラムの追加と削除]リストに類似しています。アクセスするには、[コントロールパネル] から [プログラムと機能] を選択します。
-
[ナビゲーション] 画面で、[インストール場所の指定] を選択します。
-
[インストールの種類] で、全ユーザにファイルをインストールするか、1 人のユーザのみにファイルをインストールするかを選択します。
パスフレーズプロンプトを コンパニオンインストーラパッケージの設定先 [マシンの全ユーザにインストールする] コンピュータにログオンしたユーザ全員がファイルを利用できるようにします。
設定ファイル、マクロ、およびほかの構成ファイルをすべてのユーザが使用できるようにするには、このオプションを使用します。[インストールするユーザのみにインストールする] インストールするユーザのみがファイルを利用できるようにします。
メモ: 重要!ユーザの個人用データフォルダにインストールする必要があるファイルを配布する場合は、このオプションを選択してください。 -
[既定のインストール] > [フォルダ]リストで、ファイルをインストールするフォルダを選択します。(ファイルを追加する時に別のフォルダを指定しない場合、ファイルはこのフォルダに配布されます)。
メモ
このリストで使用できるフォルダは、選択したインストールの種類によって異なります。[インストールの種類] フォルダオプションでは、(インストール後の) ファイルへのアクセスを指定します。このオプションは、インストールするフォルダのみに適用されます。ファイルを追加した後は、オプションを変更することはできません。
-
[既定のショートカット] > [フォルダ]リストで、プログラムのショートカットをインストールするフォルダを選択します。(ファイルを追加する時に別のフォルダを指定しない場合、ショートカットはこのフォルダに配布されます)。
メモ
フォルダの場所を指定するには、ドロップダウンリストで定義済みのオプションを選択できます。使用可能な場所の一覧は、インストールの対象がユーザ固有(既定)であるかすべてのユーザであるかによって変わります。例えば、ユーザ固有のインストールでは
[PersonalFolder]
、すべてのユーザ向けのインストールでは[ProgramFilesFolder]
です。これらのパスを編集して、追加のパス情報を含めることができます。例:[PersonalFolder]\Micro Focus\reflection\
。または、完全パス情報を手動で入力することもできます。例えば、C:\demo\path
と入力します。指定する場所は、すべてのターゲットコンピュータに存在する必要があります。インストールの種類のオプションは、(インストール後の) ファイルへのアクセスを指定します。このオプションは、インストールするフォルダのみに適用されます。ファイルを追加した後は、オプションを変更することはできません。
-
ファイルまたはショートカットを、追加、更新、または削除するには、ナビゲーション画面で [ファイルの追加] を選択します。
コンパニオンインストールの設定プロパティやユーザ設定を変更することもできます。
コンパニオンパッケージの作成が完了したら、パッケージを単独で、またはReflectionとともに配布することができます。パッケージは、Microsoft の [プログラムの追加と削除] ユーティリティで削除するまで、ユーザのコンピュータ内に残ります。
詳細
コンパニオンインストーラによるカスタム設定のインストール
Installation Customization Tool(インストールカスタマイズツール)を使用して、Reflection for Secure ITをカスタマイズ設定できます。これを行うには、カスタム設定ファイルをインストールするために 1 つまたは複数のコンパニオンインストーラパッケージを作成し、インストールにコンパニオンパッケージを追加することができます。ファイルをインストールするためのユーザ固有の場所とグローバルな場所の両方を指定できます。
メモ
Reflection for Secure ITで使用される構成ファイルの名前と位置については、手順の後にある一覧を参照してください。
コンパニオンパッケージを作成して、Reflection for Secure IT設定ファイルをインストールする
-
管理者用インストール ポイントで、ショートカットから、または次のコマンドラインを入力してインストールカスタム設定ツールを開きます。
\setup.exe /admin -
[カスタム設定の選択]ダイアログボックスで、[コンパニオンインストーラを新規作成する]を選択し(または既存のMSIを開き)、[OK]をクリックします。
-
ナビゲーション画面で、[パッケージ情報の指定] をクリックします。このパネルを使用して、Windows の [プログラムと機能] または [プログラムの追加と削除] 一覧でパッケージが使用するプログラム名を指定します。また、組織名も指定します。
-
ナビゲーション画面で、[インストール場所の指定] をクリックします。このパネルを使用して、すべてのユーザ用にファイルをインストールする (既定) か、作成しているパッケージをインストールするユーザのためだけにファイルをインストールするかを指定します。また、このパネルで、既定のインストール場所を指定できます。
-
ナビゲーション画面で、[ファイルの追加] をクリックします。
-
[ファイルの追加先] で、インストール先の場所を指定します。Reflection for Secure ITが使用するファイルの一覧とファイルの場所については、手順の後にある一覧を参照してください。
-
(オプション) [ショートカットを含める] をクリックして、インストールされたファイルを開くためにユーザが使用できるショートカットをインストールします。例えば、設定ファイル (
*.r3w
) をインストールしている場合、そのファイル内の設定を使用してReflectionを起動するためのショートカットをインストールすることができます。[ショートカットの構成] パネルを使用すると、ショートカットをインストールする場所を指定することができます。 -
[追加] をクリックし、インストールに追加するファイルを指定し、[開く] をクリックします。
-
[File [ファイル]] > [Save As [名前を付けて保存]] コマンドをクリックして、インストーラファイルの名前 (
ReflectionSettings.msi
など) を入力します。
ユーザ固有のファイルと場所
ファイル名 | [ファイルの追加先] |
---|---|
*.r3w |
[PersonalFolder]\Micro Focus\reflection\ メモ: これは、Reflection for Secure IT設定ファイルのデフォルトの場所です。ほかの場所にある設定ファイルも使用できます。 |
config |
[PersonalFolder]\Micro Focus\reflection\.ssh メモ: このファイルについては、「Secure Shellクライアント構成ファイル」を参照してください。 |
known_hosts |
[PersonalFolder]\Micro Focus\reflection\.ssh メモ:このファイルの詳細については、「既知のホストファイル」を参照してください。 |
pki_config |
[PersonalFolder]\Micro Focus\reflection\.pki メモ: このファイルは、Reflection証明書マネージャ設定を構成します。 |
trust_store.p12 |
[PersonalFolder]\Micro Focus\reflection\.pki メモ: このファイルは、Reflectionの信頼された認証局を構成します。 |
Settings.rfw |
[PersonalFolder]\Micro Focus\reflection\ メモ: これが、FTPクライアントの設定ファイルの既定の場所です。また、xmlファイルを使用してFTPクライアントを構成することもできます。xml 設定ファイルを使用する利点は、ユーザ名とパスワードのようなユーザ固有の情報を含めずに設定を配布できることです。 |
rftp.xml |
[PersonalFolder]\Micro Focus\reflection\ メモ: このファイルは、FTPクライアント [Export [エクスポート]] コマンドを使用して作成できます。この場所にある設定は、ユーザがFTPクライアントを初めて実行した時に、Settings.rfw ファイルに移行されます。 |
rsckrb5.xml |
[AppDataFolder]\Micro Focus\reflection\ メモ: このファイルは、Reflection Kerberos Managerの[設定のエクスポート]コマンドを使用して作成できます。この場所にある設定は、ユーザが初めてReflection Kerberos Managerを実行する時、またはReflection Kerberosを使用するように構成された任意のReflectionクライアントを実行する時、Windowsレジストリに移行されます。 |
グローバルなファイルと場所
ファイル名 | [ファイルの追加先] |
---|---|
ssh_config |
[CommonAppDataFolder]\Micro Focus\reflection\ メモ: これはグローバルなSecure Shellクライアント構成ファイルです。 |
ssh_known_hosts |
[CommonAppDataFolder]\Micro Focus\reflection\ メモ: これはグローバルな既知のホストファイルです。 |
pki_config |
[CommonAppDataFolder]\Micro Focus\reflection\.pki |
trust_store.p12 |
[CommonAppDataFolder]\Micro Focus\reflection\.pki メモ: この場所にある設定は、各Windowsユーザが初めてFTPクライアントを実行する時にSettings.rfwファイルに移行されます。 |
rftp.xml |
[CommonAppDataFolder]Micro Focus\reflection\ |
rsckrb5.xml |
[CommonAppDataFolder]\Micro Focus\reflection\ メモ: この場所にある設定は、各Windowsユーザが初めてReflection Kerberos Managerを実行する時、または Reflection Kerberosを使用するように構成された任意のReflectionクライアントを実行する時、Windowsレジストリに移行されます。 |
詳細
インストールへのコンパニオンインストーラの追加
ICTでコンパニオンパッケージ (.msi
) を作成したら、次の手順に従って製品のインストールにこのパッケージを追加します。エンドユーザが Setup.exe
を実行すると、主要インストールの完了後に、追加したパッケージが自動的にインストールされます。
インストールにコンパニオンインストーラパッケージを追加するには
-
管理者用インストール ポイントで、ショートカットから、または次のコマンドラインを入力してインストールカスタム設定ツールを開きます。
\setup.exe /admin -
[以下の製品のセットアップカスタム設定ファイルを新規作成する] を選択し、[OK] をクリックします。
-
ナビゲーション画面で、[ユーザインタフェース] を選択し、[このカスタム設定を、setup.exe を使用した対話型インストールに使用する] をオンにします。
-
ナビゲーション画面で、[インストールの追加とプログラムの実行] をクリックします。
-
[追加]をクリックします。
[プログラムエントリの追加と変更] ダイアログボックスが開きます。
-
[ターゲット] 一覧で、コンパニオンインストーラファイル (
.msi
) を探して選択します。 -
[このプログラムをベース製品のインストール後に実行する] を選択します。
-
[OK] をクリックします。
-
[ファイル] - [名前を付けて保存] をクリックして、トランスフォームを保存します。
インストールカスタム設定ツール で
Setup.ini
ファイルが自動的に更新され、コンパニオンインストーラパッケージのインストール手順を含む[RunPrograms]
セクションが追加されます。
詳細
FTPクライアント設定のインストール
この手順では、インストールカスタムツールの[ユーザ設定変更] オプションを使って、カスタム FTP クライアント設定をインストールします。
設定をはじめる前に
-
管理ワークステーションに、FTPクライアントを含むReflectionをインストールします。
-
FTP クライアントを起動し、インストールに含めるサイトと設定を構成して、設定を保存します。
コンパニオンインストーラパッケージを作成するには
-
管理者用インストール ポイントで、ショートカットから、または次のコマンドラインを入力してインストールカスタム設定ツールを開きます。
\setup.exe /admin -
[カスタム設定の選択]ダイアログボックスで、[コンパニオンインストーラを新規作成する]を選択し(または既存のMSIを開き)、[OK]をクリックします。
-
[ナビゲーション] 画面で、[パッケージ情報の指定] を選択します。このパネルを使用して、Windows の [プログラムと機能] または [プログラムの追加と削除] 一覧でパッケージが使用するプログラム名を指定します。また、組織名も指定します。
-
ナビゲーション画面で、[インストール場所の指定] をクリックします。[インストールの種類] で、[インストールするユーザのみにインストールする] をオンにします。
メモ
すべてのユーザ向けにインストールしている場合は、FTPクライアントで[ユーザ設定の変更]を使用できません。
-
ナビゲーション画面で、[ユーザ設定の変更] をクリックします。
-
Reflection 製品の一覧で Reflection FTP クライアントを選択し、[定義] をクリックします。
-
配布に含める FTP クライアントの設定を選択し、[OK] をクリックします。
変更した設定が、作成中のコンパニオンインストーラパッケージに含まれます。
メモ
[ユーザ設定]がオフ(既定値)の場合、ユーザ固有の情報(ユーザ名やパスワードなど)は、エクスポートするファイルには含まれません。
-
[場所] には、インストールカスタム設定ツールによって、このファイルの正しい配布場所が自動的に入力されます。配布した設定ファイル中の設定は、各ユーザが初めて FTP クライアントを実行する時に、そのユーザの
settings.rfw
ファイルに移行されます。 -
[ファイル] > [名前を付けて保存] をクリックし、インストーラファイルの名前 (例えば、
FTPClientSettings.msi
) を入力します。このファイルはインストーラと一緒に配置される必要があります。 -
(オプション) このインストーラを連結し、設定プログラムと一緒に自動的に実行されるようにします。
トランスフォームの作成と編集
インストールカスタム設定ツールを使用して、 のインストールをカスタマイズする Windows インストーラの変換ファイル (.mst
) を作成できます。
トランスフォームファイルを作成して使用するには
-
インストール カスタム ツールを起動して、[以下の製品のセットアップ カスタム設定ファイルを新規作成する] をオンにします。
-
カスタマイズしたインストールに必要な変更を加えます。一般的な変更は次のとおりです。
-
ユーザインタフェースレベルの設定
-
インストールする製品機能の指定
-
ファイルショートカットの構成
-
詳細
トランスフォームの作成
Reflectionをカスタマイズして、インストールの方法、外観、およびユーザのコンピュータでの動作を指定します。
インストールのトランスフォームを作成するには
-
管理者用インストール ポイントで、ショートカットから、または次のコマンドラインを入力してインストールカスタム設定ツールを開きます。
**path_to_setup\setup.exe /admin
-
[以下の製品のセットアップカスタム設定ファイルを新規作成する] を選択し、[OK] をクリックします。
-
左側の項目をクリックし、構成画面を開いて選択します。
-
[File [ファイル]] メニューで [Save As [名前を付けて保存]] を選択し、.mst ファイルをReflection製品のインストーラパッケージファイルと同じフォルダに保存します (
setup.exe
)。
詳細
インストールの追加(連結)とプログラムの実行
Open Text 製品では、「連結」インストールが簡単にできます。主要インストールの前後に、自動的にコンパニオンインストールパッケージを実行するようにインストールを設定することができます。また、ほかのスクリプトやプログラムを実行するように指定することもできます。
メモ
インストールを連結するこの方法は、setup.exe
によって実行されるインストールにのみ適用されます。MSI コマンドラインの方法によるインストールには適用されません。
インストールまたはプログラムを連結するには
-
管理者用インストール ポイントで、ショートカットから、または次のコマンドラインを入力してインストールカスタム設定ツールを開きます。
**path_to_setup\setup.exe /admin
-
[以下の製品のセットアップカスタム設定ファイルを新規作成する] を選択し、[OK] をクリックします。
-
ナビゲーション画面で、[ユーザインタフェース] を選択し、[このカスタム設定を、setup.exe を使用した対話型インストールに使用する] をオンにします。
-
ナビゲーション画面で、[インストールの追加とプログラムの実行] を選択します。
-
[追加]をクリックします。
[プログラムエントリの追加と変更] ダイアログボックスが開きます。
-
[ターゲット] リストで、プログラムの
.exe
ファイルまたは.msi
ファイルのあるフォルダを入力または選択し、次に実行するファイル名を入力します。msiexec.exe
-
[引数]の下に、実行するコマンドライン引数を入力します。例:
/i my_installation.msi
-
プログラムをいつ実行するかを指定するには、次のいずれかを選択します。
-
[このプログラムをベース製品のインストール後に実行する]
-
[このプログラムを基本製品のインストール前に実行する]
-
メモ
ほとんどの場合、[Run this program after the base product has been installed](このプログラムをベース製品のインストール後に実行する)を選びます。[このプログラムをベース製品のインストール前に実行する] を選んで、このプログラムが失敗した場合、Reflection はインストールされません。
-
ほかのプログラムや
.msi
ファイルを追加するには、上記の手順を繰り返します。 -
実行シーケンスを変更するには、画面左下の領域の [移動] の横にある矢印を使用します。一覧からプログラムを削除するには、一覧でプログラムを選択し、[削除] をクリックします。
詳細
インストールにトランスフォームを適用する
Reflection のインストール方法をカスタマイズするための変換を作成している場合、前のインストールと共にトランスフォームを展開する必要があります。(これは、主要インストールに連結したり個別にインストールしたりすることができるコンパニオンインストールパッケージとは対照的です)。setup.exe
やコマンドラインインストールで開始されるインストールには、トランスフォームが含まれます。
setup.exeで始まるインストールにトランスフォームを追加するには
-
インストール カスタム ツールを起動して、[以下の製品のセットアップ カスタム設定ファイルを新規作成する] をオンにします。
-
[ユーザインタフェース] パネルに移動します。
-
[このカスタム設定を、setup.exe を使用した対話型インストールに使用する] をオンにします。
このオプションを選択してトランスフォームを保存すると、インストールカスタム設定ツールは、インストールにトランスフォームを適用するために、
[Setup]
セクションに次の行を追加して、setup.ini
ファイルを自動的に更新します。CustomTransform=<your_transform.mst>
setup.ini
をこのように変更すると、setup.exe
を使用するインストール (対話型ユーザインタフェースまたはコマンドラインでsetup.exe
を使用) が、このトランスフォームに自動的に適用されます。 -
トランスフォームを既定の場所 (
setup.exe
が含まれるフォルダ) に保存します。これで、
setup.exe
を介して、トランスフォームをエンドユーザに展開できます。(ユーザはsetup.exe
を直接実行できます。または、setup.exe
ファイルをスクリプトから呼び出したり、コマンドラインから開始したりすることができます。)
メモ
(前の手順の手順 3のように) `setup.ini` ファイルでインストールするトランスフォームファイルがすでに指定されている場合は、コマンドラインでトランスフォームを指定しないでください。
setup.exe のコマンドラインインストールにトランスフォームを追加するには
-
コマンドラインで、次の構文を使用します。
<path_to_setup>\setup.exe /install TRANSFORMS=<transform.mst>
Reflection におけるグループポリシ対応機能
Reflection はグループポリシに対応しており、管理者は追加ツールを使用して、Reflection アプリケーションをカスタマイズしたり、セキュリティを強化できます。
ポリシを使用するには、次に説明するように、最初に Reflection ポリシテンプレートをポリシエディタに追加する必要があります。それぞれのグループポリシの名前は、[プロパティ] シートの [説明] タブで説明されている機能の概略を示しています。
Reflection ポリシテンプレートをインストールするには
-
Reflection 配布フォルダ (または CD) の
adm
フォルダでReflectionPolicy.adm
を検索します。グループポリシを構成するコンピュータからこのファイルを使用できるようになっている必要があります。メモ
テンプレートをグループポリシエディタに追加するにはADMテンプレートファイルが必要ですが、テンプレートの追加後は、ファイルは不要です。
-
グループポリシーエディタを実行するには、次のいずれかの方法を使用します。
-
コマンドラインで次のように入力します。
Gpedit.msc
-
[Active Directory のユーザとコンピュータ] コンソールで [組織単位] のプロパティを開き、[グループポリシ] タブをクリックして新規ポリシオブジェクトを編集または作成します。
-
-
[ユーザの構成] - [管理用テンプレート] - [テンプレートの追加と削除] を選択します。
-
[テンプレートの追加と削除] ダイアログボックスで、[追加] をクリックし、ファイルを参照して
ReflectionPolicy.adm
ファイルを検索します。テンプレートを開き、その後、[テンプレートの追加と削除] ダイアログボックスを閉じます。メモ
ほとんどのReflectionポリシーは、ユーザごとに構成されます。Windows システムでは、[ローカルコンピュータポリシー] > [ユーザの構成] > [管理用テンプレート] > [従来の管理用テンプレート(ADM)] > [Reflectionの設定]でこれらのポリシーを表示および編集します。
対応しているポリシ
Reflection for Secure ITおよびReflection FTPクライアントでは、次のポリシーを使用できます。
*
Reflection for Secure ITには該当しません
**
Reflection FTPクライアントには該当しません
Reflectionの設定は、[ローカルコンピュータポリシー] > [ユーザの構成] > [管理用テンプレート] > [[従来の管理用テンプレート (ADM)]] > [Reflectionの設定]で表示および編集します。
[Reflection Settings] (Reflection の設定):
- Allow Start Screen
- Reflectionにパスワードの保存を許可する
*
- Allow files to be sent to host computers
- Allow files to be received from host computers
- Allow Sessions without Settings Files
**
- 言語の優先
- Allow tracing for troubleshooting
**
- F-SecureからReflectionへの設定の移行
**
- 暗号化されていない接続を許可する
*
- デフォルトの自動更新ファイルのフォルダ**
- これらのフォルダのみの設定
**
[Reflection の設定] (Reflection の設定) - [When Reflection Exits] (Reflection の終了時に):
- Prompt if connected when user exits Reflection
- Prompt when exiting all Reflection sessions
- If there are unsaved changes
**
[Reflectionの設定] > [アプリケーションプログラミングインタフェース]:
- Allow scripts and macros on the startup command line
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- Allow other applications to use Reflection's OLE Automation interface
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- Allow Reflection FTP Client Scripting
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