30.2 Microsoft Azureへのワークロードのマイグレーションの設定

ワークロードの追加や検出を行った後は、そのワークロードが[ワークロード]ページに表示され、ステータスが未設定に設定されます。ワークロードをマイグレートする前に、マイグレーション用のワークロードを設定する必要があります。

  1. PlateSpin Migrate Webインタフェースを起動します。

  2. マイグレーションターゲットとしてMicrosoft Azureの場所を設定していない場合は、ターゲット > ターゲットの追加の順にクリックし、ターゲットのAzureクラウドプラットフォームを設定します。

    詳細については、セクション 3.3.3, ターゲットを参照してください。

  3. [ワークロード]ページで、設定するワークロードを選択します。

  4. Configure Migration (マイグレーションの設定)をクリックします。

  5. ソースからターゲットに転送するデータの範囲に基づいて、レプリケーションの初期転送方法を指定します。

    • Full Replication (フルレプリケーション): Migrateにより、ソースからターゲットにフルボリュームが複製されます。

    • Incremental Replication (増分レプリケーション): 類似のオペレーティングシステムおよびボリュームプロファイルがワークロードにある場合、Migrateにより、ソースからターゲットにデータの差分のみが複製されます。

      メモ:PlateSpin Migrateでは、Azureクラウドの既存のターゲットワークロードに対するデータの最初のレプリケーションについては、増分レプリケーションをサポートしていません。ただし、後続のデータのレプリケーションについては増分レプリケーションをスケジュールすることができます。ステップ 8増分反復を参照してください。

  6. ソースワークロードのマイグレート先となる既存のMicrosoft Azureの場所ターゲットを選択します。 

    Premium Storageのターゲットロケーションに対する可用性を検証するには、Microsoft Azure製品の地域別可用性を参照してください。

  7. Configure Migration (マイグレーションの設定)をクリックします。

  8. 次の設定を行います。

    スケジュール設定

    増分反復

    最初の完全レプリケーションの後に増分レプリケーションを実行する場合、または各増分レプリケーションを手動で開始する場合は、時間とパターンを指定します。

    デフォルトの設定は[なし]です。増分レプリケーションはスケジュールされていません。

    増分反復の時間とパターンを設定または変更するには:

    1. 編集をクリックします。

    2. 反復スケジュールを開始で、スケジュールされた増分レプリケーションを開始する日時を設定します。日付(dd/mm/yyyy)を入力するか、カレンダアイコンをクリックして日付を選択します。デフォルトでは、実行時間は12:00:00 a.m. (hh:mm:ss a.m.またはp.m.)です。

    3. 反復実行設定で、スケジュールされた増分レプリケーションに対して従うパターンを設定します。

      • [日単位]: レプリケーションは、指定された毎日の間隔で(つまり、レプリケーションが開始された時刻から60日間、毎週平日に)行われます。

      • [週単位]: レプリケーションは、レプリケーションが開始された時刻から8週間、指定された間隔で行われます。

      • [月単位]: レプリケーションは、レプリケーションが開始された時刻から2カ月間、指定された間隔で行われます。

    メモ:

    • スケジュール済みの増分レプリケーションは、最初の完全レプリケーションが完了するまでスキップされます。

    • スケジュール済みの増分レプリケーションは、スケジュール済みの増分レプリケーションの実行が開始された時刻から最大60日間行われます。

    Full Replication (フルレプリケーション)

    最初の完全レプリケーションを実行する日時を指定するか、または最初の完全レプリケーションを手動で開始します。最初の完全レプリケーションは1回限りのイベントですが、最初のレプリケーションが開始されて正常に完了するまで、実行はスケジュールどおりに毎日試行されます。

    デフォルトの設定は[なし]です。最初の完全レプリケーションはスケジュールされていません。

    メモ:スケジュールされた時刻または手動開始より前にワークロードを準備する必要があります。ターゲットVMが存在し、かつワークロードの準備が完了していない限り、完全レプリケーションは実行できません。準備ができていない場合、Migrateはスケジュールされた完全レプリケーションをスキップし、翌日のスケジュールされた時刻に再試行します。

    最初の完全レプリケーションのスケジュールを設定または変更するには:

    1. 編集をクリックします。

    2. 開始をクリックして、最初の完全レプリケーションを開始する日時を設定します。日付(dd/mm/yyyy)を入力するか、カレンダアイコンをクリックして日付を選択します。デフォルトでは、実行時間は12:00:00 a.m. (hh:mm:ss a.m.またはp.m.)です。

    ブラックアウト期間

    スケジュールされたレプリケーションアクティビティを、指定した期間およびパターンで一時停止する、レプリケーションブラックアウト期間を指定します。たとえば、ネットワークのピーク利用時間に、あるいはVSS対応ソフトウェアとPlateSpin VSSブロックレベルデータ転送コンポーネントとの間の競合を防止するために、レプリケーションを一時停止します。

    デフォルトの設定は[なし]です。ブラックアウト期間はスケジュールされません。

    ブラックアウト期間を設定または変更するには:

    1. 編集をクリックします。

    2. ブラックアウト期間の開始時間と終了時間を指定します。

      ブラックアウトの開始時間と終了時間は、PlateSpin Serverのシステムクロックに基づきます。

    3. 毎日毎週、または毎月を選択してブラックアウト期間を有効にし、反復パターンを設定します。

    Compression Level

    この設定は、ソースとターゲットのワークロード間の転送時にデータ圧縮するかどうか、および適用されるデータ圧縮のレベルを制御します。詳細については、データ圧縮を参照してください。

    次のいずれかのオプションを選択します。

    • なし: 圧縮しません。

    • 高速: ソースで消費されるCPUリソースは最小になりますが、圧縮率は低くなります。

    • 最適: (デフォルト)ソースで消費されるCPUリソースとその圧縮率が最適なものになります。このオプションの使用をお勧めします。

    • [最大]: ソースで消費されるCPUリソースは最大になりますが、圧縮率は高くなります。

    帯域幅制限

    帯域スロットリングにより、ワークロードのマイグレーション中に直接のソースからターゲットへの通信によって消費される使用可能な帯域幅の量を制御できます。スロットリングは、マイグレーショントラフィックでの生産ネットワークの輻輳の回避を可能にし、PlateSpin Serverの全体的な負荷を軽減します。マイグレーションジョブごとにスループット率を指定できます。

    スロットリングはデフォルトでは無効になっており、スロットリング率の値はオフになっています。

    レプリケーションを指定された率に制限するには:

    1. ワークロードのデータ転送の最大スループット値をMbpsで指定します。

    2. 制限パターンを指定します。

      • 常時: レプリケーションのデータ転送を常に制限します。

      • カスタム: その期間に実行されているレプリケーションのデータ転送を制限する日時を指定します。

        スロットリング時間はソースワークロードに対してローカルです。

    マイグレーションの設定

    転送方法

    (Windowsワークロードの場合)データ転送メカニズムおよび暗号化によるセキュリティを選択します。詳細については、セクション 2.2, サポートされるデータ転送方法を参照してください。

    暗号化を有効にするには、データ転送の暗号化オプションを選択します。セクション 2.3, セキュリティとプライバシーを参照してください。

    メモ:Offline Transfer with Temporary Boot Environment (一時ブート環境でのオフライン転送)転送方式は、Webインタフェースでは適用できません。

    暗号の転送

    (Linuxワークロードの場合)暗号化を有効にするには、データ転送の暗号化オプションを選択します。詳細については、セクション 2.3, セキュリティとプライバシーを参照してください。

    ソース資格情報

    ワークロードにアクセスするために必要な資格情報を指定します。詳細については、セクション 22.3, ソースワークロードの検出ガイドラインを参照してください。

    Azureリソースグループ

    ターゲットVMリソースに使用するリソースグループを指定します。次のいずれかの操作を実行します。

    • PlateSpinで次のデフォルト名を用いて新しいリソースグループを作成できるようにします。

      <hostname>-VM-Resources

    • PlateSpinが新しいリソースグループを作成するときに使用する名前を入力します。

    • リストから既存のリソースグループを選択します。

    仮想マシン名

    新しい仮想マシン用の表示名を指定します。

    ディスク

    ターゲット仮想マシン上のハードディスクのパスを指定します。

    ボリューム

    マイグレーションのターゲットに含めるボリュームを選択します。

    NTFSクラスタサイズ

    (ファイルベースのWindowsワークロードの場合)NTFSボリュームのクラスタサイズを指定します。NTFSボリュームに対するデフォルトクラスタサイズについては、Microsoftサポートのナレッジベースの記事140365を参照してください。

    Non-volume Storage (非ボリュームストレージ)

    (Linuxワークロードの場合)ソースワークロードに関連付ける、スワップパーティションなどの非ボリュームストレージを指定します。このストレージは、マイグレートされたワークロードで再作成されます。

    Disks For Volume Groups(ボリュームグループのディスク)

    (Linuxワークロードの場合)ターゲットマシン上の仮想ディスク作成場所となるデータストアの名前とパスを指定します。デフォルトで指定されているパスをそのまま使用することもできます。

    Volume Groups (ボリュームグループ)

    (Linuxワークロードの場合)マイグレーション設定の[Converted Logical Volumes (変換された論理ボリューム)]セクションにリストされているLVM論理ボリュームと一緒にマイグレートするLVMボリュームグループを指定します。

    Converted Logical Volumes (変換された論理ボリューム)

    (Linuxワークロードの場合)マイグレーションのターゲットに含めるLVM論理ボリュームを選択します。

    ターゲットのレプリケーションネットワーク

    レプリケーションNICは、ターゲットのワークロード設定 > ネットワーク接続で指定したプライマリNICです。

    1. レプリケーショントラフィックに使用するネットワークとサブネットを選択します。

    2. Azure VPNを使用しない場合、レプリケーションNICにはAzureによって自動的に割り当てられるパブリックIPアドレスが必要です。編集をクリックし、パブリックIPの作成を選択します。

    3. レプリケーションネットワークに使用するリソースグループを指定します。Azureリソースグループ設定がデフォルトです。別のリソースグループを指定するには、編集をクリックし、次のいずれかを実行します。

      • PlateSpinが新しいリソースグループを作成するときに使用する名前を入力します。

      • リストから既存のリソースグループを選択します。

    4. 次のいずれか1つを選択します。

      • DHCP: DHCPサーバによって自動的に割り当てられているIPアドレスを取得します。

      • スタティック: 静的プライベートIPアドレス、サブネットマスク、およびゲートウェイIPアドレスを指定します。このIPアドレスは、サポートされるサブネット内で固有である必要があります。

    ソースのレプリケーションネットワーク

    レプリケーション環境との通信に有効なレプリケーショントラフィックに使用するソースワークロード上の1つ以上のネットワークインタフェース(NICまたはIPアドレス)を指定します。

    指定したNICのネットワークがAzure VPNの一部でない場合は、NICにパブリックIPアドレスがあることを確認してください。

    Services to Stop Before Any Replication(任意のレプリケーションの前に停止するサービス)

    (Windowsワークロードの場合)ソース上でVSSスナップショットがキャプチャされている最中は、VSSに準拠していないすべてのサービスやウイルス対策をソース上で一時的に停止することをお勧めします。ソース上でVSSスナップショットがキャプチャされている最中にソース上で一時的に停止するWindowsサービスを選択します。これらのサービスは、VSSスナップショットの作成が完了すると同時に再開されます。

    Services to Stop for Cutover with Replication (レプリケーションとのカットオーバーのために停止するサービス)

    (Windowsワークロードの場合)任意のレプリケーションとのカットオーバーのためにソースワークロード上で永続的に停止する必要があるWindowsサービスを選択します。レプリケーションプロセス時にソースワークロード上で停止されたサービスは、後で再開されます。これは、カットオーバーのテストには適用されません。

    レプリケーションの前に停止するデーモン

    (Linuxワークロードの場合)レプリケーションの前にソースワークロード上で一時的に停止する必要があるLinuxサービスを選択します。これらのサービスは、レプリケーションの完了後に再開されます。

    Daemons to Stop for Cutover with Replication (レプリケーションとのカットオーバーのために停止するデーモン)

    (Linuxワークロードの場合)任意のレプリケーションとのカットオーバーのためにソースワークロード上で永続的に停止する必要があるLinuxサービスを選択します。レプリケーションプロセス時にソースワークロード上で停止されたサービスは、カットオーバー後に再開されます。停止されたサービスは、カットオーバーのテスト後に再開されます。

    Target Workload Settings (ターゲットワークロードの設定)

    (これらの設定は、カットオーバーの実行時に適用される)

    Cloud Instance Size (クラウドインスタンスサイズ)

    ワークロードに適したクラウドインスタンスサイズと、ターゲットプラットフォームのストレージアカウントタイプを選択します。

    重要:クラウドインスタンスサイズは、ターゲットアカウントと同じストレージタイプ(標準ストレージまたはプレミアムストレージ)である必要があります。それ以外を選択すると、検証エラーが発生します。プレミアムストレージのターゲットロケーションに対する可用性を検証するには、Microsoft Azure製品の地域別可用性を参照してください。

    デフォルトでは、Migrateは、同じストレージアカウントタイプをサポートし、かつ次のコンポーネントのソースワークロードに最も一致するクラウドインスタンスサイズを選択します。

    • コアの合計数

    • メモリ量

    • データディスク数

    • NIC数

    デフォルトインスタンスは、ソースワークロード上のこれらの各コンポーネントの設定を満たしているか超えています。ただし、要件に基づいて、より小さいインスタンスサイズを選択することができます。

    • ターゲットVMでは、インスタンスサイズ用に許可されたCPUとメモリを使用します。ターゲットワークロードのCPU数またはメモリ量を削減するには:

      1. ニーズに最も適合するようにCPU数またはメモリ量を少なくし、より小さいクラウドインスタンスサイズを選択します。

    • ターゲットVMでは、インスタンスサイズ用に最大許容数のデータディスクを使用します。一部のデータディスクのみをマイグレートするには:

      1. ニーズに最も適合するようにデータディスク数を少なくし、より小さいクラウドインスタンスサイズを選択します。

      2. マイグレート対象のディスク数が選択されたインスタンスに適合するまで、マイグレート対象外にするボリュームを選択解除します。

    • ターゲットVMでは、インスタンスサイズ用に最大許容数のNICを使用します。一部のNICのみをマイグレートするには:

      1. ニーズに最も適合するようにNIC数を少なくし、クラウドインスタンスサイズを選択します。少なくとも1つのNICが必要です。

      2. ターゲットのワークロード設定で、マイグレート対象のNIC数が選択されたインスタンスに適合するまで、マイグレート対象外にするNICを選択解除します。

        メモ:ターゲットVM上のボリュームで消費されるデータディスクの数は、選択したクラウドインスタンスでサポートされているデータディスクの最大数を超えることはできません。

    • クラウドインスタンスサイズリストのプレミアムストレージのサポート列は、インスタンスのストレージアカウントタイプ(標準ストレージ(いいえ)またはプレミアムストレージ(はい))を示しています。新しいインスタンスサイズが、ターゲットプラットフォームと同じストレージアカウントタイプをサポートしていることを確認してください。

    ホスト名

    次のいずれかの操作を行います。

    • 同じホスト名を保持するには、変更なしを選択します。

    • ホスト名を変更するには、設定対象を選択して新しい名前を指定します。

      メモ:カットオーバー時にホスト名を変更する場合、増分レプリケーションが必要です。

    ドメイン/ワークグループ

    (Windowsワークロードの場合)ソースワークロードがワークグループとドメインのどちらに属しているかに応じて、次のいずれかが表示されます。

    • ワークグループ: Workgroup_name

      Workgroup_nameは、ソースが属しているワークグループ名です。

    • ドメイン: Domain_name

      Domain_nameは、ソースが属しているドメイン名です。

    メモ:カットオーバー時にドメインまたはワークグループ名を変更する場合、増分レプリケーションが必要です。

    ターゲットワークロードが参加する場所に応じて、次のいずれかの操作を行います。

    • ソースワークロードがワークグループに属している場合: ソースワークロードが、WorkGroup1 (WorkGroup1)という名前のワークグループに属しているとします。

      • ターゲットワークロードを同じワークグループ(WorkGroup1 (WorkGroup1))に参加させるには、次の既存の選択項目を保持してください。

        Workgroup: Workgroup1 (Workgroup: Workgroup1)

      • ターゲットワークロードを別のワークグループ(たとえば、WorkGroup2 (WorkGroup2))に参加させるには、Join Workgroup (ワークグループに参加)を選択して、ワークグループ名をWorkGroup2 (WorkGroup2)として指定します。

      • ターゲットワークロードをドメインに参加させるには、Join Domain (ドメインに参加)を選択して、ターゲットが参加するドメインの名前を指定します。

    • ソースワークロードがドメインに属している場合: ソースワークロードが、Domain1 (Domain1)という名前のドメインに属しているとします。

      • ターゲットワークロードをワークグループに参加させるには、Join Workgroup (ワークグループに参加)をクリックして、ターゲットが参加するワークグループの名前を指定します。

      • ターゲットワークロードを同じドメイン(Domain1 (Domain1))に参加させ、その際にドメイン登録設定を保持するには、次の既存の選択項目を保持してください。

        Domain: Domain1 (Domain: Domain1)

      • ターゲットワークロードを同じドメイン(Domain1 (Domain1))に参加させ、その際にドメイン登録設定を保持しない場合は、Join Domain (ドメインに参加)を選択して、ドメイン名をDomain1 (Domain1)として指定します。

      • ターゲットワークロードを別のドメインに参加させるには、Join Domain (ドメインに参加)を選択して、ターゲットが参加するドメインの名前を指定します。

    ドメイン資格情報

    (Windowsワークロードの場合) Join Domain (ドメインに参加)を選択した場合、ドメイン管理者の資格情報を指定します。

    Network Connections

    1. 複数のNICを持つワークロードの場合、マイグレートするNICごとに含めるを選択します。NICを除外するには含めるの選択を解除します。

      • 少なくとも1つのNICが必要です。

      • マイグレートするNICの数は、選択したクラウドインスタンスでサポートされているNICの最大数を超えることはできません。

    2. 含まれるNICごとに、ネットワークとサブネットを選択します。

    3. プライマリNICが正しく設定され、その役割がプライマリになっていることを確認します。デフォルトのプライマリ接続は、リストの最初のNICです。詳細については、「セクション 9.4, Azureネットワーキングのガイドライン」を参照してください。

    4. Azure VPNを使用しない場合、プライマリNICにはAzureによって自動的に割り当てられるパブリックIPアドレスが必要です。プライマリNICについては、編集をクリックし、パブリックIPの作成を選択します。

    5. 含まれるNICごとに:

      1. NICに使用するリソースグループを指定します。Azureリソースグループ設定がデフォルトです。別のリソースグループを指定するには、編集をクリックし、次のいずれかを実行します。

        • PlateSpinが新しいリソースグループを作成するときに使用する名前を入力します。

        • リストから既存のリソースグループを選択します。

      2. 次のいずれか1つを選択します。

        • DHCP: DHCPサーバによって自動的に割り当てられているIPアドレスを取得します。

        • スタティック: 静的IPアドレス、サブネットマスク、およびゲートウェイIPアドレスを指定します。このIPアドレスは、サポートされるサブネット内で固有である必要があります。

    DNSサーバ

    ターゲットワークロードのDNSサーバを指定します。これは、Network Connections (ネットワーク接続)オプションでStatic (静的)を選択した場合にのみ適用されます。

    • Primary DNS server (プライマリDNSサーバ): プライマリDNSサーバのアドレスを指定します。

    • Alternative DNS server (代替DNSサーバ): 別のDNSサーバのアドレスを指定します。

    • Additional DNS server (追加DNSサーバ): 追加DNSサーバのアドレスを指定するには:

      1. 詳細をクリックします。

      2. DNSサーバのアドレスを指定します。

      3. 追加をクリックして、DNSサーバアドレスのリストにサーバを追加します。

      4. OKをクリックします。

    Services States on Target VM (ターゲットVMのサービス状態)

    (Windowsワークロードの場合)ターゲットVMでWindowsサービスの起動条件を選択します。起動オプションは、自動手動無効、および自動(遅延起動)です。

    Daemons States to Change (変更するデーモン状態)

    (Linuxワークロードの場合)ターゲットVMでLinuxデーモンの起動条件を選択します。適切な実行レベル(0~6)と[ブート]のチェックボックスを選択することによって、デーモンの起動を有効にします。

    Target Workload Test Settings (ターゲットワークロードのテスト設定)

    (これらの設定は、カットオーバーのテスト時に適用される)

    ターゲットのワークロード設定のコピー

    Target Workload Settings (ターゲットワークロードの設定) (これらの設定は、カットオーバーの実行時に適用される)]セクションから[Target Workload Test Settings (ターゲットワークロードのテスト設定) (これらの設定は、カットオーバーのテスト時に適用される)]セクションへワークロード設定を自動的にコピーするには、ターゲットのワークロード設定のコピーオプションをクリックします。

    Cloud Instance Size (クラウドインスタンスサイズ)

    ワークロードに適したクラウドインスタンスサイズと、ターゲットプラットフォームのストレージアカウントタイプを選択します。

    重要:クラウドインスタンスサイズは、ターゲットアカウントと同じストレージタイプ(標準ストレージまたはプレミアムストレージ)である必要があります。それ以外を選択すると、検証エラーが発生します。プレミアムストレージのターゲットロケーションに対する可用性を検証するには、Microsoft Azure製品の地域別可用性を参照してください。

    デフォルトでは、Migrateは、同じストレージアカウントタイプをサポートし、かつ次のコンポーネントのソースワークロードに最も一致するクラウドインスタンスサイズを選択します。

    • コアの合計数

    • メモリ量

    • データディスク数

    • NIC数

    デフォルトインスタンスは、ソースワークロード上のこれらの各コンポーネントの設定を満たしているか超えています。ただし、要件に基づいて、より小さいインスタンスサイズを選択することができます。

    • ターゲットVMでは、インスタンスサイズ用に許可されたCPUとメモリを使用します。ターゲットワークロードのCPU数またはメモリ量を削減するには:

      1. ニーズに最も適合するようにCPU数またはメモリ量を少なくし、より小さいクラウドインスタンスサイズを選択します。

    • ターゲットVMでは、インスタンスサイズ用に最大許容数のデータディスクを使用します。一部のデータディスクのみをマイグレートするには:

      1. ニーズに最も適合するようにデータディスク数を少なくし、より小さいクラウドインスタンスサイズを選択します。

      2. マイグレート対象のディスク数が選択されたインスタンスに適合するまで、マイグレート対象外にするボリュームを選択解除します。

    • ターゲットVMでは、インスタンスサイズ用に最大許容数のNICを使用します。一部のNICのみをマイグレートするには:

      1. ニーズに最も適合するようにNIC数を少なくし、クラウドインスタンスサイズを選択します。少なくとも1つのNICが必要です。

      2. ターゲットのワークロード設定で、マイグレート対象のNIC数が選択されたインスタンスに適合するまで、マイグレート対象外にするNICを選択解除します。

        メモ:ターゲットVM上のボリュームで消費されるデータディスクの数は、選択したクラウドインスタンスでサポートされているデータディスクの最大数を超えることはできません。

    • クラウドインスタンスサイズリストのプレミアムストレージのサポート列は、インスタンスのストレージアカウントタイプ(標準ストレージ(いいえ)またはプレミアムストレージ(はい))を示しています。新しいインスタンスサイズが、ターゲットプラットフォームと同じストレージアカウントタイプをサポートしていることを確認してください。

    ホスト名

    次のいずれかの操作を行います。

    • 同じホスト名を保持するには、変更なしを選択します。

    • ホスト名を変更するには、設定対象を選択して新しい名前を指定します。

      メモ:カットオーバーのテスト時にホスト名を変更する場合、増分レプリケーションは必要ありません。

    ドメイン/ワークグループ

    (Windowsワークロードの場合)ソースワークロードがワークグループとドメインのどちらに属しているかに応じて、次のいずれかが表示されます。

    • ワークグループ: Workgroup_name

      Workgroup_nameは、ソースが属しているワークグループ名です。

    • ドメイン: Domain_name

      Domain_nameは、ソースが属しているドメイン名です。

    メモ:カットオーバーのテスト時にドメインまたはワークグループ名を変更する場合、増分レプリケーションは必要ありません。

    ターゲットワークロードが参加する場所に応じて、次のいずれかの操作を行います。

    • ソースワークロードがワークグループに属している場合: ソースワークロードが、WorkGroup1 (WorkGroup1)という名前のワークグループに属しているとします。

      • ターゲットワークロードを同じワークグループ(WorkGroup1 (WorkGroup1))に参加させるには、次の既存の選択項目を保持してください。

        Workgroup: Workgroup1 (Workgroup: Workgroup1)

      • ターゲットワークロードを別のワークグループ(たとえば、WorkGroup2 (WorkGroup2))に参加させるには、Join Workgroup (ワークグループに参加)を選択して、ワークグループ名をWorkGroup2 (WorkGroup2)として指定します。

      • ターゲットワークロードをドメインに参加させるには、Join Domain (ドメインに参加)を選択して、ターゲットが参加するドメインの名前を指定します。

    • ソースワークロードがドメインに属している場合: ソースワークロードが、Domain1 (Domain1)という名前のドメインに属しているとします。

      • ターゲットワークロードをワークグループに参加させるには、Join Workgroup (ワークグループに参加)をクリックして、ターゲットが参加するワークグループの名前を指定します。

      • ターゲットワークロードを同じドメイン(Domain1 (Domain1))に参加させ、その際にドメイン登録設定を保持するには、次の既存の選択項目を保持してください。

        Domain: Domain1 (Domain: Domain1)

      • ターゲットワークロードを同じドメイン(Domain1 (Domain1))に参加させ、その際にドメイン登録設定を保持しない場合は、Join Domain (ドメインに参加)を選択して、ドメイン名をDomain1 (Domain1)として指定します。

      • ターゲットワークロードを別のドメインに参加させるには、Join Domain (ドメインに参加)を選択して、ターゲットが参加するドメインの名前を指定します。

    ドメイン資格情報

    (Windowsワークロードの場合) Join Domain (ドメインに参加)を選択した場合、ドメイン管理者の資格情報を指定します。

    Network Connections

    使用可能なNICは、ターゲットのワークロード設定 > ネットワーク接続に含まれるNICと一致します。

    1. 含まれるNICごとに、ネットワークとサブネットを選択します。

    2. プライマリNICが正しく設定され、その役割がプライマリになっていることを確認します。デフォルトのプライマリ接続は、リストの最初のNICです。詳細については、「セクション 9.4, Azureネットワーキングのガイドライン」を参照してください。

    3. Azure VPNを使用しない場合、プライマリNICにはAzureによって自動的に割り当てられるパブリックIPアドレスが必要です。プライマリNICについては、編集をクリックし、パブリックIPの作成を選択します。

    4. 含まれるNICごとに:

      1. NICに使用するリソースグループを指定します。Azureリソースグループ設定がデフォルトです。別のリソースグループを指定するには、編集をクリックし、次のいずれかを実行します。

        • PlateSpinが新しいリソースグループを作成するときに使用する名前を入力します。

        • リストから既存のリソースグループを選択します。

      2. 次のいずれか1つを選択します。

        • DHCP: DHCPサーバによって自動的に割り当てられているIPアドレスを取得します。

        • スタティック: 静的IPアドレス、サブネットマスク、およびゲートウェイIPアドレスを指定します。このIPアドレスは、サポートされるサブネット内で固有である必要があります。

    DNSサーバ

    ターゲットワークロードのDNSサーバを指定します。これは、Network Connections (ネットワーク接続)オプションでStatic (静的)を選択した場合にのみ適用されます。

    • Primary DNS server (プライマリDNSサーバ): プライマリDNSサーバのアドレスを指定します。

    • Alternative DNS server (代替DNSサーバ): 別のDNSサーバのアドレスを指定します。

    • Additional DNS server (追加DNSサーバ): 追加DNSサーバのアドレスを指定するには:

      1. 詳細をクリックします。

      2. DNSサーバのアドレスを指定します。

      3. 追加をクリックして、DNSサーバアドレスのリストにサーバを追加します。

      4. OKをクリックします。

    Services States on Target VM (ターゲットVMのサービス状態)

    (Windowsワークロードの場合)ターゲットVMで自動的に停止する必要があるWindowsサービスを選択します。

    Daemons States to Change (変更するデーモン状態)

    (Linuxワークロードの場合)ターゲットVMで自動的に停止する必要があるLinuxデーモンを選択します。

    タグ

    タグ

    ワークロードに割り当てるタグを選択します。タグの詳細については、セクション 22.9, タグを使用したワークロードの論理的な関連付けの追跡を参照してください。

  9. (オプション)ターゲットを変更するには、Change Target (ターゲットの変更)をクリックします。

    メモ:ターゲットを変更すると、指定したすべての設定が消去されます。

  10. 次のいずれかの操作を行います。

    • 保存をクリックして、設定を保存します。

    • Save and Prepare (保存および準備)をクリックして設定を保存し、ワークロードマイグレーションの準備を開始します。

    • キャンセルをクリックして終了します。