ワークロードの追加や検出を行った後は、そのワークロードが[ワークロード]ページに表示され、ステータスが未設定に設定されます。ワークロードをマイグレートする前に、マイグレーション用のワークロードを設定する必要があります。
PlateSpin Migrate Webインタフェースを起動します。
マイグレーションターゲットとしてMicrosoft Azureの場所を設定していない場合は、ターゲット > ターゲットの追加の順にクリックし、ターゲットのAzureクラウドプラットフォームを設定します。
詳細については、セクション 3.3.3, ターゲットを参照してください。
[ワークロード]ページで、設定するワークロードを選択します。
Configure Migration (マイグレーションの設定)をクリックします。
ソースからターゲットに転送するデータの範囲に基づいて、レプリケーションの初期転送方法を指定します。
Full Replication (フルレプリケーション): Migrateにより、ソースからターゲットにフルボリュームが複製されます。
Incremental Replication (増分レプリケーション): 類似のオペレーティングシステムおよびボリュームプロファイルがワークロードにある場合、Migrateにより、ソースからターゲットにデータの差分のみが複製されます。
ソースワークロードのマイグレート先となる既存のMicrosoft Azureの場所ターゲットを選択します。
Premium Storageのターゲットロケーションに対する可用性を検証するには、Microsoft Azure製品の地域別可用性を参照してください。
Configure Migration (マイグレーションの設定)をクリックします。
次の設定を行います。
スケジュール設定 |
|
増分反復 |
|
最初の完全レプリケーションの後に増分レプリケーションを実行する場合、または各増分レプリケーションを手動で開始する場合は、時間とパターンを指定します。 デフォルトの設定は[なし]です。増分レプリケーションはスケジュールされていません。 増分反復の時間とパターンを設定または変更するには:
メモ:
|
|
Full Replication (フルレプリケーション) |
|
最初の完全レプリケーションを実行する日時を指定するか、または最初の完全レプリケーションを手動で開始します。最初の完全レプリケーションは1回限りのイベントですが、最初のレプリケーションが開始されて正常に完了するまで、実行はスケジュールどおりに毎日試行されます。 デフォルトの設定は[なし]です。最初の完全レプリケーションはスケジュールされていません。 メモ:スケジュールされた時刻または手動開始より前にワークロードを準備する必要があります。ターゲットVMが存在し、かつワークロードの準備が完了していない限り、完全レプリケーションは実行できません。準備ができていない場合、Migrateはスケジュールされた完全レプリケーションをスキップし、翌日のスケジュールされた時刻に再試行します。 最初の完全レプリケーションのスケジュールを設定または変更するには:
|
|
ブラックアウト期間 |
|
スケジュールされたレプリケーションアクティビティを、指定した期間およびパターンで一時停止する、レプリケーションブラックアウト期間を指定します。たとえば、ネットワークのピーク利用時間に、あるいはVSS対応ソフトウェアとPlateSpin VSSブロックレベルデータ転送コンポーネントとの間の競合を防止するために、レプリケーションを一時停止します。 デフォルトの設定は[なし]です。ブラックアウト期間はスケジュールされません。 ブラックアウト期間を設定または変更するには:
|
|
Compression Level |
|
この設定は、ソースとターゲットのワークロード間の転送時にデータ圧縮するかどうか、および適用されるデータ圧縮のレベルを制御します。詳細については、データ圧縮を参照してください。 次のいずれかのオプションを選択します。
|
|
帯域幅制限 |
|
帯域スロットリングにより、ワークロードのマイグレーション中に直接のソースからターゲットへの通信によって消費される使用可能な帯域幅の量を制御できます。スロットリングは、マイグレーショントラフィックでの生産ネットワークの輻輳の回避を可能にし、PlateSpin Serverの全体的な負荷を軽減します。マイグレーションジョブごとにスループット率を指定できます。 スロットリングはデフォルトでは無効になっており、スロットリング率の値はオフになっています。 レプリケーションを指定された率に制限するには:
|
|
マイグレーションの設定 |
|
転送方法 |
|
(Windowsワークロードの場合)データ転送メカニズムおよび暗号化によるセキュリティを選択します。詳細については、セクション 2.2, サポートされるデータ転送方法を参照してください。 暗号化を有効にするには、データ転送の暗号化オプションを選択します。セクション 2.3, セキュリティとプライバシーを参照してください。 メモ:Offline Transfer with Temporary Boot Environment (一時ブート環境でのオフライン転送)転送方式は、Webインタフェースでは適用できません。 |
|
暗号の転送 |
|
(Linuxワークロードの場合)暗号化を有効にするには、データ転送の暗号化オプションを選択します。詳細については、セクション 2.3, セキュリティとプライバシーを参照してください。 |
|
ソース資格情報 |
|
ワークロードにアクセスするために必要な資格情報を指定します。詳細については、セクション 22.3, ソースワークロードの検出ガイドラインを参照してください。 |
|
Azureリソースグループ |
|
ターゲットVMリソースに使用するリソースグループを指定します。次のいずれかの操作を実行します。
|
|
仮想マシン名 |
|
新しい仮想マシン用の表示名を指定します。 |
|
ディスク |
|
ターゲット仮想マシン上のハードディスクのパスを指定します。 |
|
ボリューム |
|
マイグレーションのターゲットに含めるボリュームを選択します。 |
|
NTFSクラスタサイズ |
|
(ファイルベースのWindowsワークロードの場合)NTFSボリュームのクラスタサイズを指定します。NTFSボリュームに対するデフォルトクラスタサイズについては、Microsoftサポートのナレッジベースの記事140365を参照してください。 |
|
Non-volume Storage (非ボリュームストレージ) |
|
(Linuxワークロードの場合)ソースワークロードに関連付ける、スワップパーティションなどの非ボリュームストレージを指定します。このストレージは、マイグレートされたワークロードで再作成されます。 |
|
Disks For Volume Groups(ボリュームグループのディスク) |
|
(Linuxワークロードの場合)ターゲットマシン上の仮想ディスク作成場所となるデータストアの名前とパスを指定します。デフォルトで指定されているパスをそのまま使用することもできます。 |
|
Volume Groups (ボリュームグループ) |
|
(Linuxワークロードの場合)マイグレーション設定の[Converted Logical Volumes (変換された論理ボリューム)]セクションにリストされているLVM論理ボリュームと一緒にマイグレートするLVMボリュームグループを指定します。 |
|
Converted Logical Volumes (変換された論理ボリューム) |
|
(Linuxワークロードの場合)マイグレーションのターゲットに含めるLVM論理ボリュームを選択します。 |
|
ターゲットのレプリケーションネットワーク |
|
レプリケーションNICは、ターゲットのワークロード設定 > ネットワーク接続で指定したプライマリNICです。
|
|
ソースのレプリケーションネットワーク |
|
レプリケーション環境との通信に有効なレプリケーショントラフィックに使用するソースワークロード上の1つ以上のネットワークインタフェース(NICまたはIPアドレス)を指定します。 指定したNICのネットワークがAzure VPNの一部でない場合は、NICにパブリックIPアドレスがあることを確認してください。 |
|
Services to Stop Before Any Replication(任意のレプリケーションの前に停止するサービス) |
|
(Windowsワークロードの場合)ソース上でVSSスナップショットがキャプチャされている最中は、VSSに準拠していないすべてのサービスやウイルス対策をソース上で一時的に停止することをお勧めします。ソース上でVSSスナップショットがキャプチャされている最中にソース上で一時的に停止するWindowsサービスを選択します。これらのサービスは、VSSスナップショットの作成が完了すると同時に再開されます。 |
|
Services to Stop for Cutover with Replication (レプリケーションとのカットオーバーのために停止するサービス) |
|
(Windowsワークロードの場合)任意のレプリケーションとのカットオーバーのためにソースワークロード上で永続的に停止する必要があるWindowsサービスを選択します。レプリケーションプロセス時にソースワークロード上で停止されたサービスは、後で再開されます。これは、カットオーバーのテストには適用されません。 |
|
レプリケーションの前に停止するデーモン |
|
(Linuxワークロードの場合)レプリケーションの前にソースワークロード上で一時的に停止する必要があるLinuxサービスを選択します。これらのサービスは、レプリケーションの完了後に再開されます。 |
|
Daemons to Stop for Cutover with Replication (レプリケーションとのカットオーバーのために停止するデーモン) |
|
(Linuxワークロードの場合)任意のレプリケーションとのカットオーバーのためにソースワークロード上で永続的に停止する必要があるLinuxサービスを選択します。レプリケーションプロセス時にソースワークロード上で停止されたサービスは、カットオーバー後に再開されます。停止されたサービスは、カットオーバーのテスト後に再開されます。 |
|
Target Workload Settings (ターゲットワークロードの設定) (これらの設定は、カットオーバーの実行時に適用される) |
|
Cloud Instance Size (クラウドインスタンスサイズ) |
|
ワークロードに適したクラウドインスタンスサイズと、ターゲットプラットフォームのストレージアカウントタイプを選択します。 重要:クラウドインスタンスサイズは、ターゲットアカウントと同じストレージタイプ(標準ストレージまたはプレミアムストレージ)である必要があります。それ以外を選択すると、検証エラーが発生します。プレミアムストレージのターゲットロケーションに対する可用性を検証するには、Microsoft Azure製品の地域別可用性を参照してください。 デフォルトでは、Migrateは、同じストレージアカウントタイプをサポートし、かつ次のコンポーネントのソースワークロードに最も一致するクラウドインスタンスサイズを選択します。
デフォルトインスタンスは、ソースワークロード上のこれらの各コンポーネントの設定を満たしているか超えています。ただし、要件に基づいて、より小さいインスタンスサイズを選択することができます。
|
|
ホスト名 |
|
次のいずれかの操作を行います。
|
|
ドメイン/ワークグループ |
|
(Windowsワークロードの場合)ソースワークロードがワークグループとドメインのどちらに属しているかに応じて、次のいずれかが表示されます。
メモ:カットオーバー時にドメインまたはワークグループ名を変更する場合、増分レプリケーションが必要です。 ターゲットワークロードが参加する場所に応じて、次のいずれかの操作を行います。
|
|
ドメイン資格情報 |
|
(Windowsワークロードの場合) Join Domain (ドメインに参加)を選択した場合、ドメイン管理者の資格情報を指定します。 |
|
Network Connections |
|
|
|
DNSサーバ |
|
ターゲットワークロードのDNSサーバを指定します。これは、Network Connections (ネットワーク接続)オプションでStatic (静的)を選択した場合にのみ適用されます。
|
|
Services States on Target VM (ターゲットVMのサービス状態) |
|
(Windowsワークロードの場合)ターゲットVMでWindowsサービスの起動条件を選択します。起動オプションは、自動、手動、無効、および自動(遅延起動)です。 |
|
Daemons States to Change (変更するデーモン状態) |
|
(Linuxワークロードの場合)ターゲットVMでLinuxデーモンの起動条件を選択します。適切な実行レベル(0~6)と[ブート]のチェックボックスを選択することによって、デーモンの起動を有効にします。 |
|
Target Workload Test Settings (ターゲットワークロードのテスト設定) (これらの設定は、カットオーバーのテスト時に適用される) |
|
ターゲットのワークロード設定のコピー |
|
[Target Workload Settings (ターゲットワークロードの設定) (これらの設定は、カットオーバーの実行時に適用される)]セクションから[Target Workload Test Settings (ターゲットワークロードのテスト設定) (これらの設定は、カットオーバーのテスト時に適用される)]セクションへワークロード設定を自動的にコピーするには、ターゲットのワークロード設定のコピーオプションをクリックします。 |
|
Cloud Instance Size (クラウドインスタンスサイズ) |
|
ワークロードに適したクラウドインスタンスサイズと、ターゲットプラットフォームのストレージアカウントタイプを選択します。 重要:クラウドインスタンスサイズは、ターゲットアカウントと同じストレージタイプ(標準ストレージまたはプレミアムストレージ)である必要があります。それ以外を選択すると、検証エラーが発生します。プレミアムストレージのターゲットロケーションに対する可用性を検証するには、Microsoft Azure製品の地域別可用性を参照してください。 デフォルトでは、Migrateは、同じストレージアカウントタイプをサポートし、かつ次のコンポーネントのソースワークロードに最も一致するクラウドインスタンスサイズを選択します。
デフォルトインスタンスは、ソースワークロード上のこれらの各コンポーネントの設定を満たしているか超えています。ただし、要件に基づいて、より小さいインスタンスサイズを選択することができます。
|
|
ホスト名 |
|
次のいずれかの操作を行います。
|
|
ドメイン/ワークグループ |
|
(Windowsワークロードの場合)ソースワークロードがワークグループとドメインのどちらに属しているかに応じて、次のいずれかが表示されます。
メモ:カットオーバーのテスト時にドメインまたはワークグループ名を変更する場合、増分レプリケーションは必要ありません。 ターゲットワークロードが参加する場所に応じて、次のいずれかの操作を行います。
|
|
ドメイン資格情報 |
|
(Windowsワークロードの場合) Join Domain (ドメインに参加)を選択した場合、ドメイン管理者の資格情報を指定します。 |
|
Network Connections |
|
使用可能なNICは、ターゲットのワークロード設定 > ネットワーク接続に含まれるNICと一致します。
|
|
DNSサーバ |
|
ターゲットワークロードのDNSサーバを指定します。これは、Network Connections (ネットワーク接続)オプションでStatic (静的)を選択した場合にのみ適用されます。
|
|
Services States on Target VM (ターゲットVMのサービス状態) |
|
(Windowsワークロードの場合)ターゲットVMで自動的に停止する必要があるWindowsサービスを選択します。 |
|
Daemons States to Change (変更するデーモン状態) |
|
(Linuxワークロードの場合)ターゲットVMで自動的に停止する必要があるLinuxデーモンを選択します。 |
|
タグ |
|
タグ |
|
ワークロードに割り当てるタグを選択します。タグの詳細については、セクション 22.9, タグを使用したワークロードの論理的な関連付けの追跡を参照してください。 |
(オプション)ターゲットを変更するには、Change Target (ターゲットの変更)をクリックします。
メモ:ターゲットを変更すると、指定したすべての設定が消去されます。
次のいずれかの操作を行います。
保存をクリックして、設定を保存します。
Save and Prepare (保存および準備)をクリックして設定を保存し、ワークロードマイグレーションの準備を開始します。
キャンセルをクリックして終了します。