テストする予定の Flex アプリケーションを事前にコンパイルする必要があります。機能テスト クラスは、コンパイル時にアプリケーションに埋め込まれ、アプリケーションは実行時に自動テストに関する外部依存関係を持ちません。
コンパイル時にアプリケーションの SWF ファイルに機能テスト クラスを埋め込むと、SWF ファイルのサイズが大きくなります。SWF ファイルのサイズが重要でない場合は、機能テストと展開に同じ SWF ファイルを使用します。SWF ファイルのサイズが重要である場合は、2
つの SWF ファイルを生成します。1 つは機能テスト クラスが埋め込まれたファイル、もう 1 つは機能テスト クラスが埋め込まれていないファイルです。展開には、テスト クラスが埋め込まれていない SWF ファイルを使用します。
include-libraries コンパイラ オプションを指定してテストのために Flex アプリケーションを事前にコンパイルする場合は、以下のファイルを参照します。
- automation.swc
- automation_agent.swc
- FlexTechDomain.swc
- automation_charts.swc(アプリケーションでグラフおよび Flex 2.0 を使用する場合のみインクルード)
- automation_dmv.swc(アプリケーションでグラフおよび Flex 3.x 以降を使用する場合にインクルード)
- automation_flasflexkit.swc(アプリケーションで埋め込みの Flash コンテンツを使用する場合にインクルード)
- automation_spark.swc(アプリケーションで新しい Flex 4.x コントロールを使用する場合にインクルード)
- automation_air.swc(アプリケーションが AIR アプリケーションである場合にインクルード)
- automation_airspark.swc(アプリケーションが AIR アプリケーションであり、新しい Flex 4.x コントロールを使用する場合にインクルード)
Flex アプリケーションの最終リリース バージョンを作成する場合は、これらの SWC ファイルへの参照なしでアプリケーションを再コンパイルします。オートメーション SWC ファイルの使用の詳細については、『Apache Flex リリース ノート』を参照してください。
アプリケーションをサーバーに展開しないで、ファイル プロトコルを使用して要求したり、Apache Flex Builder 内で実行したりする場合は、各 SWF ファイルをローカルの信頼済みサンドボックスに組み込む必要があります。このためには、追加の構成情報が必要です。コンパイラの構成ファイルを変更するか、またはコマンド ライン オプションを使用して、構成情報を追加します。
注: Silk Test Flex オートメーション SDK は、Flex のオートメーション API に基づいています。Silk Test オートメーション SDK は、Flex のオートメーション API でサポートされているものと同じコンポーネントが同様にサポートされます。たとえば、オートメーション コードを使用してアプリケーションがコンパイルされ、連続的に SWF ファイルが読み込まれる場合、メモリ
リークが発生して、最終的にアプリケーションでメモリが不足します。Flex Control Explorer サンプル アプリケーションは、この問題の影響を受けます。回避策として、Explorer が読み込むアプリケーションの SWF ファイルをオートメーション
ライブラリを使用してコンパイルしない方法があります。たとえば、Explorer のメイン アプリケーションのみをオートメーション ライブラリを使用してコンパイルします。SWFLoader の代わりにモジュール ローダーを使用する方法もあります。Flex
オートメーション API の詳細については、『Apache Flex リリース ノート』を参照してください。