レスポンシブ Web デザインに基づいて構築されたデスクトップ Web アプリケーションは、アプリケーションを表示する画面や Web ブラウザーのサイズに応じて、その外観が変化します。このようなテストでは、再生するウィンドウのサイズを適切に選択できないと、その安定性に多大な影響を与える可能性があります。
Silk4J では、次のタイミングでブラウザー ウィンドウの正確なサイズを指定することができます。
- Web アプリケーションに対して新しいプロジェクトを作成する時点
- 新しいテストを記録する時点
- 既存のテストに操作を記録する時点
- Web アプリケーションに対するテストを再生する時点
次の設定を使用して、ブラウザー ウィンドウのサイズを指定することができます。
- ブラウザー サイズ リストには、あらかじめ定義されたブラウザー ウィンドウのサイズとカスタマイズしたサイズの両方が表示され、ここからテストで使用するサイズを選択できます。
- 向き リストでは、ブラウザー ウィンドウの向きが横向きか縦向きかを選択できます。
- ブラウザー サイズの編集 をクリックすると、ブラウザー サイズ リストにカスタム ブラウザー サイズを追加したり、リストに表示するブラウザー サイズを選択することができます。
- 新しいカスタム ブラウザー サイズをリストに追加するには、ブラウザー サイズの追加 をクリックします。
- リストにサイズを表示しないようにするには、対応するチェック ボックスをオフにします。
- 特定の Web アプリケーションのビジュアル ブレークポイントを ブラウザー サイズ リストに追加するには、ビジュアル ブレークポイントの検出 をクリックします。
コマンド ラインや Silk Central から Web アプリケーションに対するテストを再生する場合は、silktest.browserViewportSize 環境変数を設定してブラウザー ビューポートのサイズを指定できます。ブラウザー サイズ リストで定義したブラウザーの名前や特定のサイズを指定することができます。
import com.microfocus.silktest.jtf.mobile.common.types.DisplayOrientation; をテスト スクリプトで定義すると、テストスクリプトで直接ブラウザーのサイズを変更できます:
BrowserWindow window = desktop.<BrowserWindow>find("//BrowserApplication//BrowserWindow");
window.setViewportName("Google Pixel 2", DisplayOrientation.LANDSCAPE);
window.setViewportSize(800, 300);
例:自動再生するブラウザー サイズに名前を使用して指定する場合
ブラウザー サイズ リストの SVGA エントリを使用して、ブラウザー サイズを SVGA (800, 600) に設定するサンプル コードを以下に示します。
SET silktest.browserViewportSize=name=SVGA;orientation=landscape
例:自動再生するブラウザー サイズに幅と高さを使用して指定する場合
width と
height パラメータをを使用して、ブラウザー サイズを SVGA (800, 600) に設定するサンプル コードを以下に示します。
SET silktest.browserViewportSize=width=800;height=600;orientation=landscape