Silk4J が再生時にテスト対象アプリケーションを開始する方法を指定する基本状態を、スクリプトで編集できます。基本状態では、AUT の実行可能ファイルの場所、作業ディレクトリ、Web アプリケーションの URL や接続文字列などを指定できます。たとえば、ステージング Web サイトで既に実行したテストを、プロダクション Web サイトで実行する場合には、基本状態の URL を変更すれば、新しい Web サイトに対してテストを実行することができます。
スクリプトで基本状態を編集するには:
// Web ページ 'demo.borland.com/InsuranceWebExtJS' へ移動します。 BrowserBaseState baseState = new BrowserBaseState(); // <-- ここに変更を挿入します。 baseState.execute();
baseState.setExecutable(executable);たとえば、電卓を指定する場合は、次のように入力します。
baseState.setExecutable("C:\\Windows\\SysWOW64\\calc.exe");Mozilla Firefox を指定する場合は、次のように入力します。
baseState.setExecutable("C:\\Program Files (x86)\\Mozilla Firefox\\firefox.exe");
baseState.setCommandLineArguments(commandLineArguments);たとえば、Mozilla Firefox を myProfile プロファイルを指定して起動する場合は、次のように入力します。
baseState.setCommandLineArguments("-p myProfile");
baseState.setWorkingDirectory(workingDirectory);
baseState.setExecutablePattern(executablePattern);たとえば、電卓に対して実行可能ファイル パターンを指定する場合は、次のように入力します。
baseState.setExecutablePattern("*\\calc.exe");
baseState.setCommandLinePattern(commandLinePattern);コマンド ラインの使用は、Java アプリケーションに対して特に有益です。これは、ほとんどの Java プログラムが javaw.exe を使用して実行されるためです。つまり、典型的な Java アプリケーションに対してアプリケーション構成を作成する場合、実行可能パターンには *\javaw.exe が使用され、このパターンはすべての Java プロセスに一致します。このような場合、コマンド ライン パターンを使用して、該当するアプリケーションのみがテストに対して有効化されるようにします。 たとえば、アプリケーションのコマンド ラインが com.example.MyMainClass で終わる場合には、コマンド ライン パターンに *com.example.MyMainClass を使用します。
baseState.setCommandLinePattern("*com.example.MyMainClass");
baseState.setBrowserType(BrowserType.GoogleChrome);
baseState.setUrl(url);たとえば、次のように入力します。
baseState.setUrl("demo.borland.com/InsuranceWebExtJS/");
baseState.setViewportHeight(viewportHeight); baseState.setViewportWidth(viewportWidth);
new MobileBaseState(connectionString);接続文字列についての詳細は、「リモート デスクトップ ブラウザーの接続文字列」または「モバイル デバイスの接続文字列」を参照してください。
baseState.setConnectionString( "moz:firefoxOptions=" + "{" + " \"prefs\": {" + " \"browser.download.dir\":\"C:\\\\Download\\\\\"" + " }" + "};");詳細については、「WebDriver ベースのブラウザーのケイパビリティの設定」を参照してください。