コンパニオンインストーラによるカスタム設定のインストール

Installation Customization Tool(インストールカスタマイズツール)を使用して、Reflection for Secure ITをカスタマイズ設定できます。これを行うには、カスタム設定ファイルをインストールするために 1 つまたは複数のコンパニオンインストーラパッケージを作成し、インストールにコンパニオンパッケージを追加することができます。ファイルをインストールするためのユーザ固有の場所とグローバルな場所の両方を指定できます。

メモ:Reflection for Secure ITで使用される構成ファイルの名前と位置については、手順の後にある一覧を参照してください。

コンパニオンパッケージを作成して、Reflection for Secure IT設定ファイルをインストールする

  1. 管理者用インストールイメージの作成

  2. 管理者用インストール ポイントで、ショートカットから、または次のコマンドラインを入力して インストール カスタム設定ツールを開きます。

    <path_to_setup> \setup.exe /admin

  3. [カスタム設定の選択] ダイアログボックスで、[コンパニオンインストーラを新規作成する] を選択し (または既存の MSI を開き)、[OK] をクリックします。

  4. ナビゲーション画面で、[パッケージ情報の指定] をクリックします。このパネルを使用して、Windows の [プログラムと機能] または [プログラムの追加と削除] 一覧でパッケージが使用するプログラム名を指定します。また、組織名も指定します。

  5. ナビゲーション画面で、[インストール場所の指定] をクリックします。このパネルを使用して、すべてのユーザ用にファイルをインストールする (既定) か、作成しているパッケージをインストールするユーザのためだけにファイルをインストールするかを指定します。また、このパネルで、既定のインストール場所を指定できます。

  6. ナビゲーション画面で、[ファイルの追加] をクリックします。

  7. [ファイルの追加先] で、インストール先の場所を指定します。Reflection for Secure ITが使用するファイルの一覧とファイルの場所については、手順の後にある一覧を参照してください。

  8. (オプション) [ショートカットを含める] をクリックして、インストールされたファイルを開くためにユーザが使用できるショートカットをインストールします。例えば、設定ファイル (*.r3w) をインストールしている場合、そのファイル内の設定を使用して Reflection を起動するためのショートカットをインストールすることができます。[ショートカットの構成] パネルを使用すると、ショートカットをインストールする場所を指定することができます。

  9. [追加] をクリックし、インストールに追加するファイルを指定し、[開く] をクリックします。

  10. [File [ファイル]] > [Save As [名前を付けて保存]] コマンドをクリックして、インストーラファイルの名前 ( ReflectionSettings.msi など) を入力します。

ユーザ固有のファイルと場所

ファイル名

[ファイルの追加先]

*.r3w

[PersonalFolder]\Micro Focus\reflection\

メモ:これは、Reflection for Secure IT設定ファイルのデフォルトの場所です。ほかの場所にある設定ファイルも使用できます。

config

[PersonalFolder]\Micro Focus\reflection\.ssh

メモ:このファイルの詳細については、「Secure Shell クライアント構成ファイル」を参照してください。

known_hosts

[PersonalFolder]\Micro Focus\reflection\.ssh

メモ:このファイルについては、「既知のホストファイル」を参照してください。

pki_config

[PersonalFolder]\Micro Focus\reflection\.pki

メモ:このファイルは、Reflection 証明書マネージャ設定を構成します。

trust_store.p12

[PersonalFolder]\Micro Focus\reflection\.pki

メモ:このファイルは、Reflection の信頼された認証局を構成します。

Settings.rfw

[PersonalFolder]\Micro Focus\reflection\

メモ:これが、FTPクライアントの設定ファイルの既定の場所です。また、xmlファイルを使用してFTPクライアントを構成することもできます。xml 設定ファイルを使用する利点は、ユーザ名とパスワードのようなユーザ固有の情報を含めずに設定を配布できることです。

rftp.xml

[PersonalFolder]\Micro Focus\reflection\

メモ:このファイルは、FTPクライアント [Export [エクスポート]] コマンドを使用して作成できます。この場所にある設定は、ユーザがFTPクライアントを初めて実行した時に、Settings.rfw ファイルに移行されます。

rsckrb5.xml

[AppDataFolder]\Micro Focus\reflection\

メモ:このファイルは、[Reflection Kerberos Manager] エクスポート設定コマンドを使用して作成できます。この場所にある設定は、ユーザが初めてReflection Kerberos Managerを実行する時、またはReflection Kerberosを使用するように構成された任意のReflectionクライアントを実行する時、Windowsレジストリに移行されます。

グローバルなファイルと場所

ファイル名

[ファイルの追加先]

ssh_config

[CommonAppDataFolder]\Micro Focus\reflection\

メモ:これは、グローバルな Secure Shell クライアント構成ファイルです。

ssh_known_hosts

[CommonAppDataFolder]\Micro Focus\reflection\

メモ:これは、グローバルな既知のホストファイルです。

pki_config

[CommonAppDataFolder]\Micro Focus\reflection\.pki

trust_store.p12

[CommonAppDataFolder]\Micro Focus\reflection\.pki

rftp.xml

[CommonAppDataFolder]Micro Focus\reflection\

メモ:この場所にある設定は、各Windowsユーザが初めてFTPクライアントを実行する時にSettings.rfwファイルに移行されます。

rsckrb5.xml

[CommonAppDataFolder]\Micro Focus\reflection\

メモ:この場所にある設定は、各Windowsユーザが初めてReflection Kerberos Managerを実行する時、または Reflection Kerberosを使用するように構成された任意のReflectionクライアントを実行する時、Windowsレジストリに移行されます。