この Readme には、Version Manager の最新リリースのインストールと使用に関する情報のうち、マニュアルやオンラインヘルプに記載されていない情報が書かれています。補足情報については、ブラウザでナレッジベースの記事を参照してください。
Version Manager Readme は次のファイルで構成されています。
インストール情報(installation_info.html)
Version Manager のインストールに関するシステム要件と重要なヒント。Version Manager をインストールする前に、このファイルをお読みください。
使用上の注意事項(このファイル)
望ましくない結果が発生しないようにするための、性能に関するヒントと回避策。Version Manager を使用する前、および重大なエラーを修正する前に、このファイルをお読みください。
既知の問題(known_issues.html)
表面的な不具合、重大でないエラー、および予防策のない問題に関する情報。「使用上の注意事項」ファイルに記載されていないエラーや、予期しない動作が発生した場合、このファイルをお読みください。
リリースノート(release_notesvm.html)
Version Manager の各リリースで修正された不具合、強化機能、および変更された動作の一覧。最後のアップグレード以降の修正内容を調べるには、このファイルをお読みください。
この Readme ファイルは、いくつかのパートに分かれています。ご使用の Version Manager コンポーネントに対応するパートをお読みください。
パート1:Version Manager CLI、デスクトップクライアント、File Server、および PCLI
パート2:Version Manager IDE クライアント
パート3:Version Manager Web クライアント
パート4:Version Manager WebDAV Server
パート5:Serena Meritage
パート6:著作権/免責事項/サポート
パート1:Version Manager CLI、デスクトップクライアント、File Server、および PCLI |
Version Manager コマンドでパスを指定する際にシンボリックリンクを使った場合、実行に要する時間が長くなります。実行時間を短縮するには、シンボリックリンクではなく絶対パスを指定するか、または、Version Manager コマンドの完全修飾パスをご使用の環境に追加します。
Serena PVCS Version Manager File Server を使っているときに、クライアント上で、リアルタイムスキャン型のウイルス対策ソフトウェアを実行すると、性能が低下するおそれがあります。これは、Version Manager のファイルキャッシュが更新されるたびに、ウイルス対策ソフトウェアによってファイルキャッシュがスキャンされるからです。性能低下を回避するには、キャッシュディレクトリをリアルタイムスキャンの対象から除外します。
デフォルトでは、ファイルキャッシュはシステムの一時ディレクトリ(環境変数 TMP または TEMP で指定)の下位の pvcsfs ディレクトリにあります。ファイルキャッシュの場所をデフォルト以外のディレクトリに設定するには、環境変数 FS_TMP または FS_TEMP でパスを定義します。
ウイルス対策ソフトウェアに起因する性能低下を改善する方法については、Serena のナレッジベースの記事 70042 を参照してください。この記事の内容は、クライアントとファイルサーバの両方に当てはまります。
Version Manager 8.0.2.6 および Version Manager 8.1.1 以降には、Version Manager File Server へのセッションの初回確立時に File Server のクライアントキャッシュディレクトリ内の古いファイルをすべて自動削除する機能が備わっています。
この機能を利用するには、islv.ini ファイルにエントリを追加します。
注:時間値のデフォルトの単位は秒ですが、<n>m 構文を使えば分で、<n>m 構文を使えば時間でそれぞれ指定できます。
指定例を次に示します(例の中の数値は、このエントリを指定しない場合のデフォルト値です)。
[PVCSGUI_6.5]
pvcs.fileserver.cache.cleanup.frequency=12h
キャッシュディレクトリ内の全ファイル削除処理の後 12 時間以上待機してから、全ファイル削除処理を再試行します。
pvcs.fileserver.cache.cleanup.age=24h
生成後 24 時間以上経過したファイルをすべて削除します。
pvcs.fileserver.cache.cleanup.mode=m
変更日時(m)を基準にしてファイルの経過時間を判断します。ファイルアクセス日時を基準にする場合は a、ファイル作成日時を基準にする場合は c を指定します。一部のファイルシステムでは、デフォルト値以外を指定すると動作に不具合が生じるおそれがあるので、デフォルト値を使うことを推奨します。
注:File Server のクライアントキャッシュディレクトリの場所は、環境変数 FS_TMP の値によって決まります。FS_TMP が定義されていない場合は、環境変数 FS_TEMP の値によって決まります。どちらの環境変数も定義されていない場合、デフォルトの場所は %TMP%\pvcsfs ディレクトリになります。TMP が定義されていない場合は、%TEMP%\pvcsfs ディレクトリになります。
ほとんどのユーザは夏時間の新しい日付の影響を受けません。ただし、Windows システムで環境変数 TZ を使っている場合、Version Manager の夏時間はデフォルトとして組み込みのハードコードされた米国中心の開始/終了日付が使用されます。
この問題を回避するには、必要に応じて環境変数 PVCSTZ を使い、オペレーティングシステムで提供される環境変数 TZ とタイムゾーン情報をオーバーライドできます。
注:8.1.4.0(2007 年春)の時点で、夏時間の日付は現行法を反映するよう更新されています。また、Version Manager 8.1.3.2 では新しい日付の更新を入手できます。この更新は下記のナレッジベースの記事に添付されています。
詳細については、ナレッジベースの記事『Is Version Manager affected by the changes to the U.S. Daylight Saving Time (DST) for 2007?』(ID 5004791)を参照してください。
キーワードの内容に $ 文字が含まれている場合、新しい構文を使う必要があります。
$Keyword::$123456::$
各パラメータの内容は次のとおりです。
Keyword はキーワードです。
123456 は長さ区切り文字です。長さは文字の数によって決定されます。すべての文字を長さ区切り文字として使用できます。
::$ は、長さ区切り文字の文字列の先頭と末尾を表します。
固定長キーワードの内容に $ 文字が含まれていない場合は、新しい構文または元の構文のいずれかを次のように使用することができます。
$Keyword::123456$
コマンドラインでバージョンラベルにダッシュ(-)を使用すると、リビジョン番号に関する演算処理であると解釈され、正しくないリビジョン基づいて処理が実行されることがあります。
このようになるのは、次の場合のみです。
ダッシュの後に続く数字を除いて、一連のラベルが同じである場合。たとえば、Beta、Beta-1、Beta-2、Beta-3 などです。注:ダッシュや数字を含まない、同じ名前のラベルがなければなりません(この場合は Beta)。
一連のラベルのうち、特定のラベルに対してコマンドが実行されたが、このラベルがアーカイブに存在しないか、または削除されている場合。たとえば、Beta-4 などです。
この場合、処理が実行されるリビジョンは、数字とダッシュラベルを含まないリビジョン(上記の例では Beta)のリビジョン番号から、要求された、存在しないラベルの数字部分を引いた値になります。
具体的な例は、次のとおりです。
リビジョン 1.6 のバージョンラベルは、Beta です。
コマンドで使用された、存在しないラベルは、Beta-4 です。
実行された想定外のリビジョン演算は、1.6 - 4 = 1.2 です。
したがって、このコマンドで処理が行われるリビジョンは、1.2 です。
推奨事項:このようなラベルナンバリング方式を使用する必要がある場合は、存在しないラベルをコマンド内で指定しないでください。できれば、一連のラベルと一致する Beta のようなラベルが存在しないことを確認して、上記動作の発生を防止することを推奨します。
ファイルに 32,000 を超える行がある場合、Diff/Merge Tool が正しく機能しません。〈Next(次へ)〉、〈Previous(前へ)〉、および〈Go to line(行に移動)〉機能を使用して、大きなファイル内で移動します。スクロールバーを単独で使用しても、目的の位置に到達できない可能性があります。
場合によっては、プロジェクトデータベースのコピー操作が権限エラーで失敗する可能性があります。次のすべての条件に一致する場合に、このエラーが発生する可能性があります。
サブプロジェクトがアクセスコントロールデータベースで構成されている場合
〈Copy existing Configuration Files(既存のコンフィグレーションファイルをコピー)〉オプションを選択した場合
【Create a new Access Control Database(新規アクセスコントロールデータベースを作成)】をクリックした場合
オペレーティングシステムへのログインに使用された名前(HOSTID)がサブプロジェクトのアクセスコントロールデータベースに存在せず、別のユーザ名でコピーが実行された場合
この問題を回避するには、次のいずれかの操作を実行します。
HOST ログイン ID が、プロジェクトデータベースのすべてのアクセスコントロールデータベースに存在することを確認します。そのユーザとしてコピー操作を実行します。
〈Copy Access Control Database to new location(アクセスコントロールデータベースを他の場所にコピー)〉オプションを選択します。
Configuration Builder では、Version Manager File Server はサポートされていません。
2 バイト文字で構成された 21 文字以上のユーザ名は、〔Project Security(プロジェクトセキュリティ)〕ダイアログボックスを閉じるときに切り詰められます。場合によっては、このダイアログボックスを再度開けなくなります。
Version Manager File Server 管理ユーティリティから新しい Admin ユーザを作成する場合、ID またはパスワードでセミコロン(;)を使用しないでください。セミコロンを使用すると、次回管理ユーティリティにログインしたとき、失敗します。そのユーザを削除するまで他のユーザはログインできません。
Version Manager デスクトップクライアントで[Admin(管理)]−[Security(セキュリティ)]を選択して、あるユーザの権限セットをすべて削除した場合、そのユーザには「Unlimited」権限セットが割り当てられたことになります。
ユーザに「Unlimited」権限セットを割り当てたくない場合、ユーザに権限セットを 1 つ以上割り当てます。
Tracker Web クライアントが SSL 対応サーバ上で実行されている場合、関連付けが失敗する可能性があります。この問題を解決するには、次の手順を実行し、SSL 証明書を JRE キーストアに追加します。
JDK 1.4.2x または 1.5x をダウンロードしてインストールします。
次のコマンドを実行します。
JDK_Home\bin\keytool.exe -import -file Certificate_File -keystore Serena_Home\vm\common\jre\win32\lib\security\cacerts
パスワードをキーストアに追加するためのプロンプトが表示されます。デフォルトのパスワードは changeit です。
参照先
TrackerLink と Secure Sockets Layer(SSL)を組み合わせて使用する
LDAP サーバが Secure Sockets Layer(SSL)を使うように設定されているが、VM_Install_Dir/vm/common/bin/OS ディレクトリに証明書データベースがないかまたは必要な SSL 証明書が証明書データベース内に格納されていない場合、次のようなエラーが通知されます。
注:Netscape 4.7x または Certutil で生成された証明書データベースは、複数のプラットフォームをサポートしていて、Microsoft Windows またはその他のプラットフォームで使用できます。
Netscape 4.7x を使用して証明書データベースを作成し、データを格納するには、次の手順を実行します。
Netscape 4.7x を使用して次の URL を開きます。
https://YourServer:SSLport
各パラメータの内容は次のとおりです。
YourServer は、LDAP サーバの IP アドレスまたはホスト名です。
SSLport は、LDAP サーバ上で SSL 接続に使われる TCP/IP ポート番号です(通常は 636)。
〔Netscape Certificate Name Check〕ウィンドウに表示される指示に従って、今後のセッションで使うサーバ証明書を受け付けます。
Netscape を終了します。
Netscape ユーザプロファイルディレクトリにある key3.db ファイルおよび cert7.db ファイルを VM_Install_Dir/vm/common/bin/OS ディレクトリにコピーします。
Version Manager インターフェイス(デスクトップクライアント、IDE、Web クライアント、または WebDAV)を再起動します。
ログインします。
注:2006 年 8 月現在、Netscape 4.7x は次の場所から入手できます。
http://browser.netscape.com/ns8/download/archive47x.jsp
この特定 URL を利用できない場合は、Netscape のメインページ(
http://www.netscape.com/)から開いてください。
Certutil を使用して証明書データベースを作成し、データを格納するには、次の手順を実行します。
Certutil は、Mozilla から提供されている Security NSS パッケージのコマンドラインユーティリティです。このユーティリティを使用して、cert7.db および cert8.db を生成します。
証明書データベースのフォルダを作成します。
例:c:\certificate
コマンドCertutil -N -d "Cetificate storage folder" を使用して、新しい証明書を作成します。
例:certuil -N -d c:\certificate
次のファイルが生成されます。
Cert8.db
Key3.db
Secmod.db
サーバ証明書を追加します。次のコマンドを使用して、ディレクトリサーバから証明書データベースにサーバ証明書を手動で追加する必要があります。
Certutil -A -n "Nickname" -t "P,," -a -i certfile -d Certificate directory
例:certutil -A -n "SerenaDirectoryserver" -t "P,," -a -i :\servernaDirectoryServer.cer -d c:\certificate
VM LDAP 設定を Certificate Storage フォルダに接続します。
特定のファイルサーバパスマップに対して LDAP 認証が有効になっている場合、そのパスマップに新しいプロジェクトデータベースを作成する前に LDAP 認証を無効にする必要があります。無効にしないと、エラーダイアログが表示され、プロジェクトデータベースは動作しません。プロジェクトデータベースを作成した後は LDAP 認証をもう一度有効にできます。
ファイルサーバパスマップでセキュリティが有効になっている場合は、〈アクセスコントロールデータベースのセキュリティ(Access control database security)〉を有効にする必要があります。
ファイルサーバパスマップのセキュリティを設定するには、Version Manager File Server Administration ユーティリティを使用します。〔パスマップ(Path Map)〕ページで、〔パスマップの追加(Add Path Map)〕または〔パスマップの編集(Edit Path Map)〕ダイアログボックスを開きます。〈アクセスコントロールデータベース(Access control database)〉フィールドまたは〈LDAP 認証(LDAP authentication)〉チェックボックスを有効にするには、〈アクセスコントロールデータベースのセキュリティ(Access control database security)〉チェックボックスも有効にする必要があります(以下を参照)。
〈アクセスコントロールデータベースのセキュリティ(Access control database security)〉チェックボックスは、〔プロジェクトデータベースの設定(Configure Project Database)〕ダイアログの〔全般(General)〕タブに配置されています(このダイアログを開くには、デスクトップクライアントで[Admin(管理)]−[Configure Project(詳細設定)]を選択します)。〈オプション(Options)〉ツリーで、[セキュリティ(Security)]−[アクセスコントロールデータベース(Access Control Database)]を選択します。
あるコンフィグレーションファイル内で INCLUDE ディレクティブを使用し、かつ、インクルード対象のコンフィグレーションファイルへのパス内に空白が含まれている場合、パス全体を引用符で囲む必要があります。たとえば、サンプルプロジェクトデータベースがデフォルトの場所にインストールされている場合、そのコンフィグレーションファイルに対する INCLUDE ディレクティブを次のように定義します。
INCLUDE "c:\program files\serena\vm\common\sampledb\archives\basecfg.cfg"
サイズの大きいプロジェクトのデータをエクスポートまたはインポートする際、Version Manager がメモリ不足に陥るおそれがあります。データの喪失を防ぐには、データのエクスポート後にエクスポート元プロジェクトを残しておきます。そうすれば、プロジェクトのサイズが大きすぎてデータをインポートできない場合、エクスポート元プロジェクトを使うことができます。
Version Manager PCLI(および Version Manager デスクトップクライアント)に割り当て可能なメモリ量を増やすには、コマンドを実行する前に環境変数 PVCS_MX を定義します。次の例は、環境変数の定義方法を示したものです。この例では、Version Manager で使われる Java ヒープサイズを 500 MB に変更します。
環境 | コマンド |
---|---|
Windows | set PVCS_MX=-Xmx500m |
UNIX Bourne シェル | PVCS_MX=-mx500m; export PVCS_MX |
UNIX Korn シェル/Bash | export PVCS_MX=-mx500m |
UNIX C シェル | setenv PVCS_MX mx500m |
DTK 呼び出し PvcsSetProjectSemaphore() は、ファイルサーバでサポートされていません。以前のバージョンで、ビルドまたはバックアップに備えてアーカイブをロックするためにこの呼び出しを使っていた場合、ファイルサーバ上のアーカイブに対して同様の効果を得るには、Version Manager Administration ユーティリティで〈Enable write access(書き込み権限を許可)〉チェックボックスを選択解除します。
〔Make Secure(保護)〕ダイアログボックスで値を変更した場合、Version Manager デスクトップクライアントを再起動します。同じ Version Manager セッションでこのダイアログボックスを再度開いた場合、以前に変更した内容は反映されず、ダイアログボックスを閉じたときに変更内容が失われるおそれがあります。
Version Manager Application Server を開始するには、Vista のユーザ権限が必要です。
詳細については、「VS 2005: Windows Vista を使用するには管理者ユーザ権限が必要である」のトピックを参照してください。
毎回 Version Manager Application Server Admin を起動する際に、Application Server Admin のショートカットを右クリックして表示されるポップアップメニューで〈管理者として実行(Run as administrator)〉を選択するか、または、常に管理者として実行するようショートカットを設定することもできます。
vconfig.exe にアクセスしたり、vmwfvc.dll ファイルを変更したりするには、Vista に管理者ユーザとしてログインするか、または Vista で〈管理者として実行(Run as administrator)〉オプションを使用する必要があります。
詳細については、「VS 2005: Windows Vista を使用するには管理者ユーザ権限が必要である」のトピックを参照してください。
イギリスおよびアイルランドで Solaris を使うユーザは、Version Manager のアーカイブおよび作業ファイルのタイムスタンプに不整合が生じないようにするため、Sun Microsystems によって公開されているパッチをダウンロードしてインストールする必要があります。このパッチ(105210-10 以降)は、Sun Microsystems の顧客サポートサイト(http://sunsolve.Sun.com)で入手できます。
HP-UX(Bourne シェルおよび Korn シェル)のデフォルトの強制終了文字は @ です。この文字は、PCLI の listfile コマンド(@listfile)と競合します。また、コマンドラインでワークスペースを指定する際にも競合します。以下に例を示します。
pcli listversionedfiles -prd:\productb -pp/newprj @listfile
または
pcli getworklocation -sp/@/mariec/myworkspace...
この競合を回避するには、強制終了文字を @ 以外の値に設定します。以下に例を示します。
stty kill ^U (強制終了文字を CTRL+U に設定)
一部の PCLI 処理(ListVersionedFiles など)では、複数のファイルが同時に開くことがあります。一部の UNIX システムでは、最大ファイル記述子数がデフォルト値のままでは小さすぎます。最大ファイル記述子数を 128 以上に設定することを推奨します。データベースのサイズがきわめて大きい場合は、オペレーティングシステムで許容されている最大値に設定することを推奨します。C シェルの場合は、limit コマンドを使って上限値を設定します。Bourne シェルおよび Korn シェルの場合は、ulimit コマンドを使って上限値を設定します。最大ファイル記述子数のデフォルト値は、オペレーティングシステムごとに、またシステム構成によって異なります。最大ファイル記述子数のデフォルト値が、すでに 128 より大きい値に設定されている場合もあります。
最大ファイル記述子数の値が小さすぎる場合、さまざまな問題が発生するおそれがあります。よく発生する問題としては、多数のファイルを開くコマンド(AddFiles、ListVersionedFiles、ImportArchives など)においてファイルを開いたり探したりできない、というものがあります。
〔Select Workfiles(作業ファイルの選択)〕ダイアログボックスの〈File name(ファイル名)〉フィールドなどでは、日本語文字が正しく表示されません。
この問題を解決するには、次の手順を実行します。
次のディレクトリに移動します。
VM_Install_Dir/vm/common/java/linux/jre/lib
font.properties.ja ファイルを font.properties.ja.old に名前変更します。
font.properties.ja.Redhat8.0 ファイルを font.properties.ja に名前変更します。
場合によっては、この properties ファイルに記述されている特定のフォントをインストールする必要があります。特定のフォントをインストールする必要があるかどうかを調べるには、次のコマンドを実行します。
xlsfonts | grep fontName
Windows 上であるプロジェクトデータベースをエクスポートした場合、そのプロジェクトデータベースは Windows 上でしかインポートできません。そのままでは、UNIX 上でインポートすることはできません。UNIX 上でインポートするには、エクスポートしたファイル内のすべてのパス名、およびエクスポートしたファイルによって参照されるコンフィグレーションファイル内のすべてのパス名を、手動で変換する必要があります。このことは、UNIX 上でエクスポートしたファイルを Windows 上でインポートする場合にも当てはまります。
ワークスペース名またはユーザ名の中にスラッシュ(/)、円記号(\)、角かっこ([])、またはコロン(:)が含まれている場合、PCLI コマンドおよびプロジェクトデータベースのインポート/エクスポート処理が失敗するおそれがあります。インポート/エクスポート処理を実行する前、またはその他の PCLI コマンドを使う前に、このような文字が含まれている名前を修正してください。
パート2:Version Manager IDE クライアント |
TrackerLink または SourceBridge を VS.NET や ASP.NET Web アプリケーションで使用しているときに、Version Manager ファイルとリビジョン情報が Tracker または TeamTrack に保存されません。この問題を回避するには、他のプロジェクトで Version Manager COM インターフェイスを使用していない場合にこのインターフェイスの登録を解除します。COM インターフェイスの登録を解除するには、Windows コマンドラインから regsvr32 ユーティリティを実行します。
regsvr32 /u "C:\Program Files\Serena\vm\devint\bin\IFC_COM.dll"
注:上記の例では、Version Manager のデフォルトのインストール場所が反映されています。
Version Manager では、未修正ファイルに対するロックを常に解除するように、プロジェクトデータベースまたはプロジェクトを設定できます。PowerBuilder で Version Manager プロジェクトを使用する場合、このオプションを必ず設定してください。このオプションを設定しなかった場合、チェックアウト取り消し時または未修正リビジョンのチェックイン時に、PowerBuilder 内のオブジェクトが、関連付けられたバージョン管理ファイルと同期しなくなる可能性があります。また、関連付けられた Version Manager アーカイブがまだロックされている場合でも、PowerBuilder ではオブジェクトがロック解除されているように表示されることがあります。
詳細については、『Serena PVCS Version Manager 管理者ガイド』を参照してください。
Microsoft FrontPage Server Extensions の制限により、あるユーザがチェックアウトしたファイルを別のユーザが削除できることがあります。誤ってファイルが削除されないようにするには、Windows セキュリティを使ってファイルを保護するか、またはファイルのチェックアウト時に他のユーザに通知します。
フォルダ名、プロジェクト名、またはファイル名の中で角かっこ([])を使った場合、ソース管理処理が失敗するおそれがあります。フォルダ名、プロジェクト名、またはファイル名の中で角かっこ([])を使わないようにしてください。
Eclipse で空のフォルダがあるプロジェクトを作成する場合、即時同期処理を実行する必要があります。実行しない場合、プロジェクトに対する取得処理を実行できません。
〔Set User Options(ユーザオプションの設定)〕ダイアログボックスで設定情報を修正した後に【OK】ではなく【Cancel(キャンセル)】をクリックした場合、修正内容は無効になります。ただし、このダイアログボックスを再度開くと、修正後の情報が引き続き表示されます。このダイアログボックスの設定情報を正確にメモしてから【OK】をクリックしてください。
移動処理が失敗した場合、.NET では復元処理が試されます。ただし、復元できなかった場合、IDE の動作が不安定なままになるおそれがあります。この場合、資産を元の状態に戻し、移動処理を再度実行してください。
Visual Studio .NET のリッチな統合を使う場合、次の条件に当てはまるソリューションは開けません。
ソリューションに複数のプロジェクトが含まれている。
プロジェクトファイルの 1 つがルートソリューションフォルダに配置されており、かつ、ルートソリューションフォルダの下にサブフォルダがある。
ソリューションに Web プロジェクトが含まれている。
特に、ルートソリューションフォルダに配置されているプロジェクトに属するサブフォルダは、読み込むことができません。ソース管理でマルチプロジェクト型ソリューションを開くには、各プロジェクトを別々のフォルダに配置します。
リッチな統合ではデフォルトバージョン(ラベル)を使い、特定の Version Manager ワークスペースに表示するファイルを決定します。混乱を避けるには、その仕組みを理解することが重要です。
デスクトップクライアントを使ってデフォルトバージョンを適用するか、プロジェクトデータベースまたはワークスペースの既存のバージョンを変更した場合、バージョンラベルがあるファイルのみ Visual Studio に表示されます。プロジェクトとソリューションファイルにこれらのラベルがない場合、ファイルは表示されません。
混乱の可能性を避けるには、次の手順を実行します。
独自のデフォルトバージョン(ラベル)を必要とする可能性があるすべてのユーザまたはユーザグループに対して Version Manager ワークスペースを作成します。
プロジェクトデータベース全体に対してではなく、ワークスペース単位でデフォルトバージョンを定義します([File(ファイル)]−[Properties(プロパティ)]−〔Workspace Settings(ワークスペースの設定)〕タブ)。
ソース管理からプロジェクトを開くときは、使用する Version Manager ワークスペースを指定する必要があります。異なるデフォルトバージョンで定義されたファイルとリビジョンを表示する場合、ソース管理から開き、希望するラベルと関連付けられたワークスペースを指定する必要があります。
『Serena Version Manager IDE クライアント操作ガイド』を参照してください。
Windows Vista で統合機能を使用するには、Vista に管理者ユーザとしてログインするか、〈管理者として実行(Run As Administrator)〉オプションを有効にした状態で Visual Studio を起動する必要があります。
Visual Studio のショートカットを右クリックして表示されるポップアップメニューで〈管理者として実行(Run as administrator)〉を選択するか、または、常に管理者として実行するようショートカットを設定することもできます。
パート3:Version Manager Web クライアント |
Serena PVCS Version Manager File Server を使っているときに、Version Manager Web Server を実行しているコンピュータ上で、リアルタイムスキャン型のウイルス対策ソフトウェアを実行すると、性能が低下するおそれがあります。これは、Version Manager のファイルキャッシュが更新されるたびに、ウイルス対策ソフトウェアによってファイルキャッシュがスキャンされるからです。性能低下を回避するには、キャッシュディレクトリをリアルタイムスキャンの対象から除外します。
デフォルトでは、ファイルキャッシュはシステムの一時ディレクトリ(環境変数 TMP または TEMP で指定)の下位の pvcsfs ディレクトリにあります。ファイルキャッシュの場所をデフォルト以外のディレクトリに設定するには、環境変数 FS_TMP または FS_TEMP でパスを定義します。
ウイルス対策ソフトウェアに起因する性能低下を改善する方法については、Serena のナレッジベースの記事 70042 を参照してください。
Version Manager 8.0.2.6 および Version Manager 8.1.1 以降には、Version Manager File Server へのセッションの初回確立時に File Server のクライアントキャッシュディレクトリ内の古いファイルをすべて自動削除する機能が備わっています。
この機能を利用するには、islv.ini ファイルにエントリを追加します。
注:時間値のデフォルトの単位は秒ですが、<n>m 構文を使えば分で、<n>m 構文を使えば時間でそれぞれ指定できます。
指定例を次に示します(例の中の数値は、このエントリを指定しない場合のデフォルト値です)。
[PVCSGUI_6.5]
pvcs.fileserver.cache.cleanup.frequency=12h
キャッシュディレクトリ内の全ファイル削除処理の後 12 時間以上待機してから、全ファイル削除処理を再試行します。
pvcs.fileserver.cache.cleanup.age=24h
生成後 24 時間以上経過したファイルをすべて削除します。
pvcs.fileserver.cache.cleanup.mode=m
変更日時(m)を基準にしてファイルの経過時間を判断します。ファイルアクセス日時を基準にする場合は a、ファイル作成日時を基準にする場合は c を指定します。一部のファイルシステムでは、デフォルト値以外を指定すると動作に不具合が生じるおそれがあるので、デフォルト値を使うことを推奨します。
注:File Server のクライアントキャッシュディレクトリの場所は、環境変数 FS_TMP の値によって決まります。FS_TMP が定義されていない場合は、環境変数 FS_TEMP の値によって決まります。どちらの環境変数も定義されていない場合、デフォルトの場所は %TMP%\pvcsfs ディレクトリになります。TMP が定義されていない場合は、%TEMP%\pvcsfs ディレクトリになります。
Version Manager Web Server によって、サーバコンピュータ上にログファイルと一時ファイルが生成されます。これらのファイルが原因で問題が発生することはありませんが、削除しない場合、空きディスク領域がなくなるまでディスクが使用されます。これらのファイルを定期的に削除することを推奨します。
次のディレクトリに生成されたログファイルは、定期的に削除できます。
UNIX:VM_Install_Dir/vm/common/tomcat/logs
Windows:VM_Install_Dir\vm\common\tomcat\logs
ファイル転送の途中でクライアントとサーバ間の接続が解除された場合、サーバ上に一時ファイルが生成されます。これらの一時ファイルを削除します。一時ファイルが生成される場所は、Windows の場合は VM_Install_Dir\vm\inet\temp ディレクトリ、UNIX の場合はシステム一時ディレクトリです。また、ユーザがプロジェクトからログアウトせずにブラウザを閉じた場合にも、履歴レポートおよび相違点レポートを基にして一時ファイルが生成されます。これらの一時ファイルも削除します。これらの一時ファイルが生成される場所は、VM_Install_Dir\vm\inet\temp\html ディレクトリです。
サーバが Windows 2003 上で IIS 6 を実行している場合は、Version Manager Web クライアントアプレットを FireFox および Mozilla ブラウザにインストールすることはできません。MIME タイプの .xpi ファイルを定義することで、この問題を回避できます。詳細については、installation_info.html ファイルの次のトピックを参照してください。
Windows 2003 Server 上の IIS 6 で FireFox および Mozilla Web ブラウザを使用する
プロジェクト名の中で次の文字を使わないでください。
* : | / \ ? < > " tab ~ % & ' ,
補足:「..」を 2 文字の名前として使わないでください。また、「.」および「@」を 1 文字の名前として使わないでください。
ファイル名の中で次の文字を使わないでください。
* : | / \ ? < > " tab
ラベル名の中で次の文字を使わないでください。
: + - * \
プロモーショングループ名の中で次の文字を使わないでください。
< = " ,
アーカイブ名の中で次の文字を使わないでください。
; ,
イベントトリガの機能は、Version Manager Web クライアントと Version Manager デスクトップクライアントの間でかなり違いがあります。この違いは、アーカイブの修正方法によるものです。Version Manager Web クライアントを使ってタスクを実行すると、Version Manager Web クライアントではなく Version Manager Web Server によってアーカイブが修正されます。したがって、イベントトリガから Version Manager Web クライアント経由で利用可能なデータおよび処理と、イベントトリガから Version Manager デスクトップクライアント経由で利用可能なデータおよび処理は、異なります。
イベントトリガを使用する場合、次の点に注意してください。
EventWorkfile および EventFQPWorkfile には、一時ファイル名が含まれています。この一時ファイル名は、Version Manager Web Server で Version Manager Web クライアントに表示される作業ファイル名の代わりに使われるものです。
チェックイン処理においてユーザが追加情報(例:未修正作業ファイルのチェックインを続行するかどうか)を指定するよう要求され、かつ、Version Manager でチェックイン処理を最後まで実行できるようにしている場合、Unconditional PrePut イベントトリガが 2 回実行されます。これらの特徴による影響を受けるイベントトリガは、修正しなければならない場合があります。
イベントトリガによってダイアログボックスが開く場合、そのダイアログボックスは、実際にはクライアント上ではなくサーバ上で開きます。そのダイアログボックスがモーダルである場合、そのダイアログボックスが開いている間、Version Manager Web Server ではユーザからの要求を処理できません。
作業ファイルを追加またはチェックインした後、Version Manager Web クライアントによって作業ファイル内の拡張キーワード値が自動更新されることはありません。キーワード値を更新するには、作業ファイルを取得するか、または作業ファイルの場所にチェックアウトします。
Version Manager Web Server または Version Manager WebDAV Server の起動時に、JVM_Bind:8080 または JVM_Bind:8090 というテキストを含む Java 例外エラーが通知されることがあります。このエラーが発生する理由は、次のいずれかです。
Version Manager Web Server または Version Manager WebDAV Server がすでに起動されている。一方の機能が起動されると、もう一方の機能が自動起動されます。これは、両方の機能が同じ Tomcat を共有しているからです。Tomcat のインスタンスを 2 つ起動しようとすると、このエラーが発生します。Tomcat ウィンドウを閉じ、Version Manager Web Server または Version Manager WebDAV Server の使用を続行してください。
ポート 8080(または 8090)が他のアプリケーションですでに使われている。デフォルトでは、Version Manager Web Server と WebDAV Server は、ポート 8080 を使用します。必要に応じてポート番号を変更し、Version Manager Web Server または Version Manager WebDAV Server を再起動します。
ポート番号を変更するには、VM_Install_Dir/vm/common/tomcat/conf/server.xml ファイルを開き、Http10Connector port= の値を変更します。
他のアプリケーションで次のポートが使われている場合、これらのポートも変更しなければならないことがあります。
これらのエントリの一方または両方の値を別のポート番号に変更する場合、VM_Install_Dir/vm/common/tomcat/conf/jk/workers.properties ファイル内の worker.apj12.port= 文および worker.apj13.port= 文で同じポートを指定します。
注:すでに Tomcat を 2 つインストールしている場合、シャットダウンポートを 8005 から未使用値に変更すべきです。変更しない場合、一方のアプリケーションのシャットダウンルーチンが呼び出されると、両方のアプリケーションが停止します。
NT 認証を使っていて、かつ、Version Manager Web クライアントのユーザが Sun Java プラグイン 1.4.1x を使っている場合、認証処理で問題が発生します。それらのユーザがネイティブの JVM あるいは Sun Java プラグイン 1.4.2x または 1.5.x を使用できる場合、この認証処理の問題を回避できます。
現在のところ、Version Manager Web クライアントと iPlanet Web サーバを組み合わせて使う場合、マルチバイト文字はサポートされていません。マルチバイト文字を使いたい場合は、Microsoft IIS Web サーバを使ってください。
ブラウザでポップアップウィンドウをブロックするように設定すると、Version Manager Web クライアントが正常に動作しない可能性があります。ポップアップウィンドウブロック機能を無効にするか、または、ポップアップウィンドウの表示を許可されているサイトのリストに Version Manager サーバを追加してください。
Windows において、Version Manager Application Server を起動してから停止するまでの間に、Version Manager Application Server がアーカイブへのアクセスに一度も使われなかった場合、デーモンが正常に停止しません。この場合、Version Manager Application Server のコンソールウィンドウを閉じ、Windows のタスクマネージャで DaemonServer.exe プロセスを終了します。
Itanium プロセッサ搭載サーバを使っている場合、vm/common/bin/pvcsstart.bat ファイル内の -server を -Xint に置換します。これにより、HotSpot コンパイラが無効になります。
サーブレット定義の任意のフィールドでアンド記号または大文字の ASCII 文字を使った場合、Version Manager Web Server でエラーが発生します。
サーブレットの説明内でアンド記号(&)を使う必要がある場合は、そのまま「&」と入力するのではなく、「&」のようにエンティティ形式で入力します。
パート4:Version Manager WebDAV Server |
WebDAV Server には接続できるが、WebDAV クライアントで作業を行うと問題が発生する場合、WebDAV クライアント側で WebDAV に関する不具合がある可能性があります。
次の作業を行うことを推奨します。
WebDAV クライアントのサポートサイトにアクセスし、推奨サービスパックをインストールします。WebDAV に関して報告されている問題と解決策については、WebDAV クライアントのナレッジベースまたはサポート文書を検索してください。
Serena のサポートサイトで、WebDAV クライアントに関する問題と解決策について書かれている、ナレッジベースの記事を調べます。
一部の WebDAV クライアント(例:Dreamweaver)では、認証パスワードを入力する必要があります。WebDAV クライアントを正しく動作させるため、Version Manager パスワードを入手することを推奨します。Version Manager パスワードを入手していない場合は、Version Manager デスクトップクライアントを使ってパスワードを定義します。
Version Manager WebDAV Server への接続に関する問題をトラブルシューティングするには、まず、Tomcat サーバコンソールにエラーや例外が表示されているかどうかを調べます。
エラーが表示されない場合は、次の作業を実行します。
Version Manager プロジェクトデータベースにアクセスできるかどうかを確認するため、Version Manager にログインします。その際、vm.properties ファイルで指定されているプロジェクトデータベースへのアクセスを試みます。
Web サーバが動作しているかどうかを確認するため、Web ブラウザで Web サーバの URL を入力します。以下に例を示します。http://Test1:10070/
Tomcat Web サーバが動作しているかどうかを確認するため、Web ブラウザで Tomcat の URL を入力します。以下に例を示します。http://Test1:8080
サポート対象クライアント(例:Web フォルダ)から DAV サーブレットにアクセスできるかどうかを確認するため、クライアントから Tomcat に直接接続します。以下に例を示します。http://Test1:8080/SampleDB.dav
サーブレットにアクセスできない場合、Tomcat サーバコンソールに例外が表示されているかどうかを確認します。
クライアントから Tomcat 経由で DAV サーブレットに直接アクセスできる場合、Web サーバ(例:Apache、IIS)のポート番号を使って Web フォルダを追加できるかどうかを試します。以下に例を示します。http://Test1:10070/SampleDB.dav
DAV サーブレットにアクセスできない場合、Web サーバの設定に問題があります。Tomcat と Web サーバのログを調べ、エラーを特定してください。
Web サーバと Tomcat との間の通信において、正しいポート設定が使われているかどうかを確認します。次の 2 つのファイルを開きます。
VM_Install_Dir/vm/common/tomcat/conf/jk/workers.properties
VM_Install_Dir/vm/common/tomcat/conf/server.xml
〈Apache AJP13 support(Apache AJP13 のサポート)〉で、workers.properties ファイル内の worker.ajp13.port のポート設定が、server.xml ファイル内で指定されているポート設定と一致しているかどうかを調べます。
ポート設定が一致していない場合は一致させます。
デフォルトバージョン(ラベル)に対するワークスペース設定によって、WebDAV Server 経由で表示可能なファイルが決まります。Version Manager デスクトップクライアントと違って、Version Manager WebDAV Server では、デフォルトバージョン設定に合致するファイルだけが表示されます。デフォルトバージョンが設定されていない場合、トランクのチップリビジョンがデフォルトになります。この場合、Version Manager WebDAV Server 経由で表示されるのはこれらのチップリビジョンだけです。
Version Manager WebDAV Server に接続した後、通常の処理(作業ファイルのチェックアウトや追加など)で発生する不具合の多くは、権限の不足が原因です。
注:WebDAV 経由でアーカイブを新規に作成するには、「アーカイブの作成」権限に加えて「バージョンラベルの割り当て」権限も必要です。
必要な権限を持つユーザとして Version Manager にログインし、指定された権限で実行可能な処理を実際に実行できるかどうかを確認します。Version Manager で処理を正しく実行できる場合、WebDAV Server を使った場合でもそれらの処理を実行できるはずです。
あるユーザの権限を変更した場合、Tomcat を再起動するかまたはそのユーザのカレントセッションがタイムアウトになるまでの間、変更内容はそのユーザに公開されません。
Version Manager Web Server または Version Manager WebDAV Server の起動時に、JVM_Bind:8080 または JVM_Bind:8090 というテキストを含む Java 例外エラーが通知されることがあります。このエラーが発生する理由は、次のいずれかです。
Version Manager Web Server または Version Manager WebDAV Server がすでに起動されている。一方の機能が起動されると、もう一方の機能が自動起動されます。これは、両方の機能が同じ Tomcat を共有しているからです。Tomcat のインスタンスを 2 つ起動しようとすると、このエラーが発生します。Tomcat ウィンドウを閉じ、Version Manager Web Server または Version Manager WebDAV Server の使用を続行してください。
ポート 8080(または 8090)が他のアプリケーションですでに使われている。デフォルトでは、Version Manager Web Server と WebDAV Server は、ポート 8080 を使用します。必要に応じてポート番号を変更し、Version Manager Web Server または Version Manager WebDAV Server を再起動します。
ポート番号を変更するには、VM_Install_Dir/vm/common/tomcat/conf/server.xml ファイルを開き、Http10Connector port= の値を変更します。
他のアプリケーションで次のポートが使われている場合、これらのポートも変更しなければならないことがあります。
これらのエントリの一方または両方の値を別のポート番号に変更する場合、VM_Install_Dir/vm/common/tomcat/conf/jk/workers.properties ファイル内の worker.apj12.port= 文および worker.apj13.port= 文で同じポートを指定します。
注:すでに Tomcat を 2 つインストールしている場合、シャットダウンポートを 8005 から未使用値に変更すべきです。変更しない場合、一方のアプリケーションのシャットダウンルーチンが呼び出されると、両方のアプリケーションが停止します。
IIS Web サーバ上で Microsoft FrontPage Server Extensions を実行している場合、Microsoft Web フォルダが自動検出されます。検出された場合、Web フォルダクライアントでは、WebDAV プロトコルが使われないので、WebDAV Server との間でデータのやりとりは発生しません。FrontPage Server Extensions によって Version Manager WebDAV Server が IIS Web サーバ経由でリダイレクトされるように設定した場合、Web フォルダクライアントと FrontPage Server Extensions との間でのみデータのやりとりが発生します。WebDAV Server との間では、データのやりとりは発生しません。
Solaris 上でユーロ文字が正しく処理されるようにするには、次の手順を実行します。
Solaris の最新の OS パッチをインストールします。
〔Solaris Login(Solaris ログイン)〕ダイアログボックス(コンソール)で、〈Options(オプション)〉をクリックし、〈Language(言語)〉で〈en_ISO8859-15〉を選択します。
ログインし、Version Manager WebDAV Server を起動するため、VM_Install_Dir/vm/common/bin ディレクトリにある ./pvcsstart.sh を実行します。
パート5:Serena Meritage |
「既知の問題」ファイルを参照してください。
パート6:著作権/免責事項/サポート |
Serena のサポート部門に問い合わせるには、support.serena.com でログインしてください。
Version Manager Web Server、Version Manager File Server、および Version Manager WebDAV Server によって使われ、これらのソフトウェアと一緒に配布されるサードパーティ製コンポーネントに対して、以下の免責事項が適用されます。サードパーティ製コンポーネントに関する謝辞については、Serena PVCS Version Manager のマニュアルを参照してください。サードパーティ製コンポーネントに関する補足情報については、各コンポーネントのライセンスファイルを参照してください。
Java ランタイムエンジン、Tomcat、および Xerces Java パーサ(このソフトウェア)は現状有姿のままで提供されるものであり、商品性および特定目的に対する適合性について、明示であると黙示であるとを問わず、一切保証されません。Sun Microsystems、Apache Software Foundation、または Apache Software Foundation 参加企業は、いかなる場合も、このソフトウェアの使用によって発生する直接損害、二次的損害、偶発的損害、特別損害、懲罰的損害、または間接損害(代用品または代替サービスの調達、使用不能状態の発生、データの喪失、利益の喪失、業務の中断など)に対して、そのような損害が発生する可能性が忠告されていたとしても、いかなる責任法理(契約、厳格責任、不法行為(過失の場合と過失でない場合))に基づくものであろうと、責任を負わないものとします。
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