PlateSpin Migrateサーバは、ソースワークロードが存在するデータセンターにオンプレミスで展開することも、適切なVMware vCloud Organizationに展開することもできます。
オンプレミスにMigrateサーバを展開する場合、データセンターとvCloudクラウドのアカウントの間には、サイト間VPN接続が必要です。図 10-1に、vCloudマイグレーション環境のさまざまなコンポーネントの所在とコンポーネント間の通信を示します。詳細については、セクション 10.2, VMware vCloud Directorへのワークロードマイグレーションの計画を参照してください。
メモ:図 10-1は、自動検出およびWindowsワークロードとLinuxワークロードのネットワーク要件を示しています。別の方法として、ソースワークロード上でMigrate Agentを使用してワークロードを登録し、そのインベントリ詳細をHTTPS (TCP/443)経由でPlateSpin Migrateサーバに送信することができます。セクション 2.6.2, ワークロード登録の要件およびセクション 22.7, Migrate Agentによるワークロードの登録と詳細の検出を参照してください。
図 10-1 vCloudへの自動マイグレーション用のオンプレミスMigrateサーバ
クラウドベースでMigrateサーバを展開するために、PlateSpin Migrate Serverが用意されています。図 10-2に、vCloudマイグレーション環境のさまざまなコンポーネントの所在とコンポーネント間の通信を示します。詳細については、セクション 10.2, VMware vCloud Directorへのワークロードマイグレーションの計画を参照してください。
図 10-2 vCloudへの自動マイグレーション用のクラウドベースMigrateサーバ