40.2 マイグレーション実行の開始(最初のレプリケーション)

マイグレーション準備が正常に完了すると、マイグレーションはいつでも実行可能な状態になります。実行は最初のレプリケーションから開始されます。最初のレプリケーションは、完全レプリケーションコントラクトタイプを用いた完全レプリケーション、または増分レプリケーションコントラクトタイプを用いた既存のターゲットワークロードの増分データ同期です。

最初のレプリケーションは、デフォルトではスケジュールされていません。手動で最初のレプリケーションを開始することができます。別の方法として、最初のレプリケーションを実行する日時をスケジュールすることもできます。詳細については、「セクション 40.3, マイグレーション実行のスケジュール(最初のレプリケーション)」を参照してください。

メモ:手動で開始する前に、ソースとターゲットのワークロードを準備する必要があります。ターゲットのワークロードが存在し、かつワークロードの準備が完了していないと、完全レプリケーションは実行できません。詳細については、「セクション 40.1, マイグレーションの準備」を参照してください。

40.2.1 Migrate Clientの使用

最初のレプリケーションを手動で開始するには:

  1. [ジョブ]ビューで、マイグレートする準備済みのワークロードを見つけます。

  2. ジョブを右クリックし、起動を選択します。

    PlateSpin Migrateにより、ワークロードの最初の完全レプリケーションが開始されます。

40.2.2 Migrate Webインタフェースの使用

最初のレプリケーションを手動で開始するには:

  1. [ワークロード]ページで、マイグレートする準備されたワークロードを選択します。

  2. Run Migration (マイグレーションの実行)をクリックします。

  3. [ワークロードコマンド]ページで、ワークロード用に設定したマイグレーションコントラクトタイプに応じて、次のいずれかを実行します。

    • Full Replication (フルレプリケーション): レプリケーション方法として完全レプリケーションを選択します。

    • Incremental Replication (増分レプリケーション): レプリケーション方法として増分レプリケーションを選択します。

  4. (オプション)手動レプリケーションが正常に終了した後にワークロードをカットオーバーする場合は、必要に応じて次のオプションを設定します。

    • レプリケーションが正常に行われた後にカットオーバーを実行します

      • カットオーバー後のソースのシャットダウン

      • カットオーバー後のターゲットのシャットダウン

  5. 実行をクリックします。

    PlateSpin Migrateにより、ワークロードの最初のレプリケーションが開始されます。