クラウドベースのPlateSpin Migrate Serverは、ローカルデータセンターとターゲットクラウドプラットフォームの間のサイト間VPN接続を必要としません。
VPNを使用しないクラウドベースのMigrate Serverを使用するには:
インターネットへのアクセスが必要です。
展開シナリオに応じて、Migrate Serverをソースクラウドまたはターゲットクラウドに展開します。
クラウドマーケットプレーステンプレートを使用するか、その目的で作成した仮想ホスト上にサーバを手動で展開することができます。パブリックIPアドレスを使用してMigrate Serverを作成します。『PlateSpin Migrate 2018.11インストールおよびアップグレードガイド』のクラウドへのPlateSpin Migrate Serverの展開
を参照してください。
PlateSpin Migrateサーバ、レプリケーションネットワーク、およびターゲットマシンにパブリックIPアドレスが必要です。Migrateエージェントを使用する場合は、ソースマシンにパブリックIPアドレスは必要ありません。Migrate Agentを使用しない場合は、すべてのコンポーネントにパブリックIPアドレスが必要です。
クラウドベースのMigrate Server上のPlateSpinの環境設定:
AlternateServerAddress: AlternateServerAddressパラメータをMigrate ServerのパブリックIPアドレスに設定します。クラウドマーケットプレースから展開したMigrate Serverの場合は、MigrateがこのパラメータにパブリックIPアドレスを自動で追加します。詳細については、セクション 5.7, PlateSpin Serverの代替IPアドレスの設定を参照してください。
SourceListensForConnection: SourceListensForConnectionパラメータをTrueからFalseに変更します。 クラウドマーケットプレースから展開したMigrate Serverの場合、このパラメータはデフォルトでFalseに設定されます。詳細については、セクション 5.9, レプリケーションポートの接続方向の設定を参照してください。
(Migrateディスカバリ) Migrate Serverがソースワークロードと同じクラウドネットワークにある場合、Migrateディスカバリを使用してMigrate Serverにワークロードを追加できます。 ソースネットワークとターゲットネットワークのネットワークセキュリティグループで、検出とマイグレーションに必要なポートのトラフィックを必ず許可します。次の章を参照してください。
(Migrate Agentの登録) Migrate Serverがターゲットクラウドネットワークにある場合、ソースネットワークとターゲットネットワークのネットワークセキュリティグループで、Migrate Agentによる登録とパブリックインターネット経由のマイグレーションに必要なポートのトラフィックを必ず許可します。Migrate Serverがソースワークロードとは別のネットワークセキュリティグループにある場合や、ソースワークロード上で検出ポートを有効にしたくない場合には、Migrate Agentを使用してワークロードを登録することもできます。次の章を参照してください。
ワークロードマイグレーションを設定する場合:
レプリケーションネットワークに対してパブリックIPアドレスを有効にします。
パブリックインターネット上のAWSのソースワークロードとvCloudのPlateSpin Replication Environment間でデータをセキュアに転送するために、データ転送の暗号化を有効にしてください。詳細については、セクション 28.12.2, Migrate Webインタフェースを使用したデータ転送の暗号化を参照してください。
(Migrate Agent)ソースワークロードにMigrate Agentをインストールした後、そのワークロードをクラウドベースのPlateSpin Migrateサーバに登録します。詳細については、Migrate Agentによるワークロードの登録と詳細の検出を参照してください。
Migrate Agentをダウンロードするには、PlateSpin Migrate Webインタフェースを起動して、ダウンロードタブをクリックします。Migrate Agentをインストールして使用する方法については、Migrate Agentユーティリティを参照してください。