PlateSpin Migrateサーバは、ソースワークロードが存在するデータセンターにオンプレミスで展開することも、適切なMicrosoft Azure Cloud環境(AzureグローバルまたはソブリンAzure China)に展開することもできます。
オンプレミスにMigrateサーバを展開する場合、データセンターとAzureクラウドのアカウントの間には、サイト間VPN接続が必要です。図 9-1に、Azureマイグレーション環境のさまざまなコンポーネントの所在とコンポーネント間の通信を示します。詳細については、セクション 9.2.2, オンプレミスMigrateサーバを使用する場合のAzureの前提条件を参照してください。
メモ:図 9-1は、自動検出およびWindowsワークロードとLinuxワークロードのネットワーク要件を示しています。別の方法として、ソースワークロード上でMigrate Agentを使用してワークロードを登録し、そのインベントリ詳細をHTTPS (TCP/443)経由でPlateSpin Migrateサーバに送信することができます。セクション 2.6.2, ワークロード登録の要件およびセクション 22.7, Migrate Agentによるワークロードの登録と詳細の検出を参照してください。
図 9-1 Azureへの自動マイグレーション用のオンプレミスMigrateサーバ
クラウドベースでのMigrateサーバの展開を可能にするために、ターゲットAzure環境のAzure Marketplaceには、そのホストIaaS環境をサポートするように事前設定されたPlateSpin Migrate Serverイメージが用意されています。図 8-2に、Azureマイグレーション環境のさまざまなコンポーネントの所在とコンポーネント間の通信を示します。詳細については、セクション 9.2.3, AzureベースMigrateサーバを使用する場合のAzureの前提条件を参照してください。
図 9-2 Azureへの自動マイグレーション用のクラウドベースMigrateサーバ