アップグレードの前に、次のタスクを実行して、アップグレード後にデータが使用できることを確認してください。
ターゲットクラウドコンテナのMigrateデータベースの資格情報がエクスポートおよびインポート時に有効である必要があります。パスワードは、エクスポート後、およびアップグレード後にインポートが完了するまで、変更したり有効期限切れにならないようにしてください。パスワードの有効期限が迫っている場合は、クラウドプロバイダ環境でパスワードを変更し、エクスポートを開始する前にMigrateで資格情報を更新します。
警告:資格情報がインポート時に無効の場合は、クラウドコンテナがインポートされず、その関連付けられているワークロード設定がインポートされたデータベースで破損します。ターゲットクラウドコンテナへのマイグレーション用に同じMigrateサーバを使用するには、PlateSpin Serverを再インストールする必要があります。これにより、データベースがリセットされます。すべてのターゲットコンテナとワークロードを再設定する必要があります。
アップグレード時に、PlateSpin Migrateのインストールプログラムによって既存のデータベースからデータが透過的にエクスポートされ、必要に応じてそのデータが新しいデータベースに再インポートされます。ただし、追加の予防対策として、アップグレード前にPlateSpin Serverでデータベースファイルのバックアップをとっておくことを検討してください。
PlateSpin Migrate Serverホストマシンに管理者ユーザとしてログインします。
サーバホスト上で、MS SQLサービスを停止します。
[スタート]メニューからファイル名を指定して実行をクリックし、「services.msc」と入力し、OKをクリックします。
[サービス]ウィンドウでSQL Server項目を右クリックし、停止を選択します。
すべての*.mdfファイルと*.ldfファイルを、製品インストールディレクトリ外の場所にコピーします。これらのファイルのデフォルト場所は次のとおりです。
\Program Files\PlateSpin Migrate Server\Database
ステップ 2で停止したMS SQLサービスを再起動します。
アップグレード前のカスタムLinux blkwatchドライバのバックアップ
に進むか、Migrateのアップグレードの説明に従ってアップグレードを続行します。
アップグレード時に、PlateSpin MigrateインストールプログラムはPlateSpin Migrateに以前に追加されたカスタムLinux blkwatchドライバを上書きします。アップグレード前に、カスタムLinux blkwatchドライバのコピーを保存しておくことを検討してください。
PlateSpin Migrate Serverホストマシンに管理者ユーザとしてログインします。
C:\Program Files\PlateSpin Migrate Server\などのPlateSpinアプリケーションのインストールディレクトリに移動します。
.\Packages\9D470BFF-E30F-4015-83D8-4D308A8C8B1B\フォルダを開き、このフォルダから1.packageファイルを一時ディレクトリにコピーします。
1.packageファイルの拡張子を.zipに変更し(1.zip)、 ファイルの内容をこの一時ディレクトリに抽出します。
CustomKernel*の内容を別の一時的な場所に保存します。
Migrateのアップグレードの説明に従って、アップグレードを続行します。
アップグレード後、将来のマイグレーションのために必要なカスタムLinux blkwatchドライバを再度アップロードする必要があります。ナレッジベースの記事7005873を参照してください。
アップグレード後に続行したい進行中のワークロードマイグレーションがある場合、Import/Exportユーティリティ(ImportExportAll.bat)を使用して、ワークロードマイグレーションデータをエクスポートします。詳細については、セクション 3.6, PlateSpinマイグレーションデータのエクスポートまたはインポートを参照してください。アップグレード後にデータが必要になった場合、データをインポートできます。