PlateSpin Migrateでは、ワークロードマイグレーションデータに含まれる情報をエクスポートし、その情報を同じMigrateサーバや別のMigrateサーバにインポートできるImport/Exportユーティリティ(ImportExportAll.bat)が提供されています。
Migrateサーバをインプレースアップグレードする場合は、アップグレード前の予防措置としてデータをエクスポートできます。異なるプラットフォームにアップグレードする場合は、マイグレーションデータを古いプラットフォームからエクスポートし、そのデータを新しいプラットフォームにインポートできます。新しいプラットフォームで、インポートしたマイグレーションを続行します。
メモ:インポートの際に、PlateSpin Migrate 2018.11は、サーバの暗号化キーを使用して資格情報パスワードを自動的に暗号化してPlateSpinデータベースに保存します。『PlateSpin Migrate 2018.11ユーザガイド』の資格情報のセキュリティ
を参照してください。
Import/Exportユーティリティ(ImportExportAll.bat)を使用して、ワークロードマイグレーションデータをエクスポートできます。デフォルトでは、Import/Exportユーティリティは、base64エンコーディングで保存された、暗号化されていない資格情報パスワードによってデータをエクスポートします。
メモ:PlateSpin Migrate 2018.11のImport/Exportユーティリティでは、/pwdオプションが提供されています。これにより、エクスポート時に資格情報パスワードを暗号化し、インポート時にそれらを復号化するために使用する「暗号化パスワード」を指定します。エクスポート時にパスワードを指定した場合、インポート時にそのパスワードが必要になります。
ワークロードマイグレーションデータをエクスポートするには:
次の手順でデータベースのエクスポートを準備します。
Migrate ClientとMigrate Webインタフェースを使用して、すべてのレプリケーションスケジュールが一時停止され、レプリケーションが実行されていないことを確認します。進行中のレプリケーションが完了するまで待機するか、実行中の操作を中止します。
Migrate Clientからログアウトして、アプリケーションを閉じます。
Migrate Webインタフェースからログアウトしてから、ブラウザを閉じます。
次の手順でデータベースをエクスポートします。
PlateSpin Serverホストに管理者ユーザとしてログインします。
サーバがドメイン内にある場合、ドメイン管理者グループおよびローカル管理者グループのメンバーであるドメインユーザとしてログインする必要があります。
コマンドプロンプトを開きます。
Import/Exportユーティリティ(ImportExportAll.bat)を実行するプロセスには昇格権限が必要です。そのための最も簡単な方法は、管理者として実行コンテキストメニューオプションを使用してコマンドウィンドウを起動することです。
インポート/エクスポートユーティリティ(ImportExportAll.bat)を含むディレクトリに移動します。
C:\Program Files\PlateSpin Migrate Server\PlateSpin Forge\bin\ImportExport
指定したディレクトリ(C:\tempなど)にデータをエクスポートします。以下を入力してください。
ImportExportAll.bat /export /dir "C:\temp" [/pwd "<encryption-password>"]
Migrate 2018.11サーバからデータをエクスポートする場合、/pwdオプションを指定して、エクスポートされたデータ内の資格情報パスワードを暗号化できます。インポート時にはこのパスワードが必要になります。
ステップ 1.aに沿ってジョブを停止し、スケジュールを一時停止しているので実行中のジョブがないにもかかわらず、ジョブが実行されていることが原因でエクスポートが失敗した場合、/forceスイッチを使用してコマンドを再発行し、エクスポートを強制します。以下を入力してください。
ImportExportAll.bat /export /dir "C:\temp" [/pwd "<encryption-password>"] /force
新しいプラットフォーム上にPlateSpin Serverを設定した後で、エクスポートしたXMLファイルをインポートに利用可能な場所にコピーします。
新しい置換プラットフォームにアップグレードするために、次のパスのいずれかに進みます。
Import/Exportユーティリティ(ImportExportAll.bat)を使用して、以前にエクスポートしたワークロードマイグレーションデータをインポートできます。たとえば、アップグレードされたPlateSpin Serverホストの準備ができたら、アップグレード済みPlateSpin Serverと連携する新しいデータベースインスタンスにデータをインポートします。
メモ:PlateSpin Migrate 2018.11サーバからエクスポートされるデータ: Import/Exportユーティリティ(ImportExportAll.bat)の/pwdオプションを使用して、エクスポートしたデータの資格情報パスワードを暗号化している場合、インポート時に同じ暗号化パスワードを指定して資格情報パスワードを復号化する必要があります。
ワークロードマイグレーションデータをインポートするには:
PlateSpin Serverホストに管理者ユーザとしてログインします。
サーバがドメイン内にある場合、ドメイン管理者グループおよびローカル管理者グループのメンバーであるドメインユーザとしてログインする必要があります。
エクスポートされたXMLファイルをPlateSpin Serverホスト上のC:\tempにコピーします。
コマンドプロンプトを開きます。
Import/Exportユーティリティ(ImportExportAll.bat)を実行するプロセスには昇格権限が必要です。そのための最も簡単な方法は、管理者として実行コンテキストメニューオプションを使用してコマンドウィンドウを起動することです。
インポート/エクスポートユーティリティ(ImportExportAll.bat)を含むディレクトリに移動します。
C:\Program Files\PlateSpin Migrate Server\PlateSpin Forge\bin\ImportExport
指定されたディレクトリからデータをインポートします。以下を入力してください。
ImportExportAll.bat /import /dir "C:\temp" [/pwd "<encryption-password>"]
エクスポート時に資格情報パスワードを暗号化した場合、データをインポートするときに、/pwdオプションと、同じ暗号化パスワードを指定する必要があります。
インポートが完了した後で、Migrate WebインタフェースおよびMigrate Clientに接続して、データに損傷がないことを確認します。
レプリケーションを再開します。