この一覧の項目は、 ssh コマンドラインセッションと ssh2 コマンドラインセッションの端末エミュレーション設定を構成します。これらの設定は、Secure Shell 構成ファイルに手動で追加するか、コマンドラインで -o スイッチを使用して実行できます。
メモ:注意:これらの設定は、コマンドライン端末セッションにのみ適用されます。 Reflection ユーザインタフェースで実行される端末セッションには適用されません。
構成ファイルは、キーワード Host によってそれぞれ識別されるセクションに分かれています。各セクションでは、指定したホストまたは SSH 構成セクションを使用する、すべての接続に使用される設定を指定します。
構成ファイルは、キーワードの後に値が続きます。構成オプションは、空白またはオプションの空白と 1 つの等号 (=) で区切ることができます。キーワードは大文字と小文字を区別しませんが、引数は大文字と小文字を区別します。
番号記号 (#) で始まる行はコメントです。空の行は無視されます。
引用符は、空白を含む文字列引数の前後に必要になります。端末エミュレーションのキーワードおよび引数は、大文字と小文字を区別しません。
メモ:Secure Shell 接続を構成するためのキーワードは、別個の一覧に示されています。詳細については、構成ファイルのキーワード参照 - Secure Shell 設定を参照してください。
AutoAnswerback を「yes」に設定すると、AnswerBackMessage でアンサバック要求に応じてホストに送信される文字列を指定します。
AutoAnswerback yes AnswerbackMessage "My answer back string"
AutoAnswerback を「yes」に設定すると、キーワード AnswerBackMessage を使用して指定したメッセージ文字列が接続後にホストに自動的に送信されます。
AutoAnswerback yes AnswerbackMessage "My answer back string"
カーソルが右余白に到達した時の動作を指定します。「yes」に設定すると、カーソルが端末ウィンドウの右余白に到達した時に、文字が次の行に自動的に折り返されます。「no」に設定すると、カーソルが右余白に到達した時に自動的に進みません。追加の文字を入力すると、各文字はカーソルを移動するまで前の文字を上書きします。
AutoWrap yes
バックスペースキーの動作を指定します。「no」に設定すると、バックスペースキーはバックスペース (ASCII 8) 文字を送信します。「yes」に設定すると、バックスペースキーは削除 (ASCII 127) 文字を送信します。
BackspaceKeyIsDel yes
クライアントがカーソルキーパッドのキーをどうのように処理するかを指定します。「no」に設定すると、カーソルキーパッドは通常モードに設定されます。つまり、カーソルキーパッドのキーはカーソルエスケープシーケンスを送信します。「yes」に設定すると、カーソルキーパッドはアプリケーションモードに設定されます。つまり、カーソルキーパッドのキーはアプリケーションエスケープシーケンスを送信します。
CursorKeyMode yes
カーソルスタイルを指定します。
CursorStyle Block
カーソルを表示するかどうかを指定します。「no」に設定すると、カーソルは端末ウィンドウに表示されません。
CursorVisible no
端末ウィンドウの桁数を設定します。
DisplayCols 120
端末ウィンドウの行数を設定します。
DisplayRows 30
既定以外のホスト文字セットを指定します。
指定可能な文字列値は次のとおりです。
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既定値は「PC437_English」です。
サンプル構文は次のとおりです。
HostCharacterSet EUC_Japanese
入力を挿入モードにするか置換モードにするかを指定します。「no」に設定すると、入力によりカーソル位置の既存の文字が置換されます。「yes」に設定すると、新しい文字がカーソル位置に挿入され、既存の文字は右に移動します。
InsertMode yes
端末ウィンドウが反転表示を使用するかどうかを指定します。「yes」に設定すると、すべての画面属性の前景色および背景色が反転されます。
InverseVideo yes
キーボードを使用可能にするかどうかを指定します。「yes」に設定すると、キーボードがロックされ使用できません。
KeyBoardActionMode yes
マージンベルを鳴らすかどうかを指定します。「yes」に設定すると、カーソルが右余白から 8 文字の時にベルが鳴ります。この設定を「no」に設定すると、マージンベルが鳴りません。
MarginBell no
クライアントを行送りモードにするか改行モードにするかを指定します。「no」 (行送りモード) に設定すると、[Enter] キーを押すと復帰のみが送信されます。行送り、改ページ、垂直タブを受信すると、カーソルが現在の桁の 1 つ下の行に移動します。「yes」(改行モード) に設定すると、[Enter] キーを押した時に復帰と行送りの両方が送信されます。改ページ、垂直タブを受信すると、カーソルが次の行の先頭桁に移動します。
NewLine yes
対応する文字列値のいずれかを使用して、異なる国別文字セットを指定します。これを有効にするには、キーワード UseNRC も「yes」に設定する必要があります。
指定可能な文字列値は次のとおりです。
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UseNRC yes NRCSet British
クライアントが数字キーパッドのキーをどうのように処理するかを指定します。「yes」に設定すると、キーパッドは数字モードに設定されます。つまり、キーパッドのキーを押すと数値が送信されます。「no」に設定すると、キーパッドはアプリケーションモードに設定されます。つまり、キーパッドのキーはホーム、上、右などのアプリケーションエスケープシーケンスを送信します。
NumericKeyPadMode no
カーソルのホーム位置を指定します。「no」に設定すると、カーソルのホーム位置は端末ウィンドウの左上隅になります。「yes」に設定すると、カーソルのホーム位置は端末ウィンドウの余白設定に関連して決まります。
OriginMode yes
8 ビット C1 制御コードを送信するかどうかを指定します。「yes」に設定すると、8 ビット C1 制御コードに相当する 7 ビット制御コードが送信されます。「no」に設定すると、8 ビット C1 制御コードが送信されます。
メモ:ssh コマンドラインクライアントの HostCharacterSet の既定値は PC437_English です。C1 制御を送信したい場合、HostCharacterSet を DECMultinational または ISOLatin 文字セットのいずれかに設定する必要があります。
SevenBitControls no
クライアントがエミュレートする端末の種類を指定します。
TerminalModel vt102
これを「yes」に設定すると、キーワード NRCSet を使用して国別文字セットを指定できます。
UseNRC yes NRCSet British
「yes」に設定すると、ANSI 色エスケープシーケンスに対応します。
UseANSIColor no
警告ベルを鳴らすかどうかを指定します。「yes」に設定すると、ホストからベル文字 (ASCII 7) を受信したり、キーボードから入力されたりすると、ベルが鳴ります。この設定を「no」に設定すると、警告ベルは鳴りません。
WarningBell no