ユーザは一般的なタスクを実行して Refllection を使いやすくしたり、要件に合うように構成することができます:
ホストに特殊文字を送信する操作を追加して、その操作をキーボードショートカット、ボタン、または別のコントロールに割り当てることができます。
特殊文字データをホストに送信するキーボードショートカットを追加するには
手順は、ユーザインタフェースモードによって異なります。
ユーザインタフェースモード |
手順 |
リボンまたは Reflection ブラウザ |
Reflection でセッションが開いている状態で、[クイックアクセスツールバー] から をクリックします。 |
TouchUx |
歯車のアイコンをタップして、 [ドキュメントの設定] を選択します。 |
[キーボードの割り当ての管理] を選択します。
[キーボードの割り当て] ダイアログボックスで、[現在選択されているキーボードの割り当てファイルを変更する] を選択します。
割り当てるキーの組み合わせ (例えば、[CTRL] + [Q] キーなど) を押します。
[操作の選択] をクリックして、[テキストの送信] 操作を選択します。
[特殊文字を選択する] 一覧で、送信する文字データを選択します。
メモ:注意:送信する文字データが [特殊文字を選択する] 一覧に表示されない場合は、[ホストに送信するテキスト] フィールドにその文字データ用の文字列を入力できます。例えば、「<ESC>」と入力します。また、[ALT] キーを押し下げたままテンキーを使用すると、データを数値コードで入力できます。例えば、<ESC> を送信するには「027」と入力します。
[転送の設定] ダイアログボックスで、ファイル転送の設定を手動で構成できます。設定した構成は、セッションドキュメントに保存されます。
ただし、既定設定の構成を使用することをお勧めします。
ファイル転送を構成するには
端末セッションを開きます。
手順は、ユーザインタフェースモードによって異なります。
ユーザインタフェースモード |
手順 |
---|---|
リボン |
[セッション] リボンで、[転送] グループから [転送の設定] 起動ボタンをクリックします。 |
Reflection ブラウザ |
[Reflection] メニューから、[ツール] - [ファイル転送] を選択します。[転送] ダイアログボックスで、[設定] ボタンをクリックします。 |
TouchUx |
レンチのアイコンをタップし、[ツール] - [ファイル転送] を選択します。[転送] ダイアログボックスで、[設定] ボタンをクリックします。 |
ファイル転送の設定値を構成します。
ほとんどの場合、[プロトコル] タブで設定の種類 (AS/400 など) を選択することにより、ファイル転送を構成できます。
[変換テーブル] ダイアログボックスを使用することにより、以下を行うことができます。
PC の文字セットとホストの文字セットとの相互変換に使用するテーブルを編集します。
対応していない文字セットを使用する。
特殊なホスト環境に Reflection を対応させる。
変換テーブルは以下のような場合に使用します。
ホストから PC (およびこの逆方向) に文字を変換する方法を編集する必要がある場合。多くの場合は、Reflection で現在使用できないホスト文字セットに対応するためにこのテーブルを使用します。テーブルの文字は 16 進数表記です。
- または -
Unisys T27 ホストについて、ホストから PC (およびこの逆方向) に EBCDIC 文字を変換する方法を編集する必要がある場合。この変換は、Reflection が通常行う PC からホスト、ホストから PC への変換に加えて実行されます。テーブルの文字は 16 進数表記です。
メモ:変換テーブルを使用するには、DataStreamTranslation VBA プロパティを true に設定する必要があります (既定は false です)。Reflection で Unisys T27 ホストをエミュレートする場合、DataStreamTranslation プロパティは自動的に true に設定されます。
[変換テーブル] ダイアログボックスを開くには、
Reflection VT セッションを起動します。
[ツール] リボンから、[Visual Basic] を選択します。
VBA エディタで、[ProjectLegacy] を右クリックして、[挿入] - [モジュール] を選択します。
以下の VBA コードをコピーしてコードウィンドウに貼り付けます。
Sub Translation() With Session .DataStreamTranslation = True .ExecuteBuiltInFunction "TranslationTables" End With End Sub
VBA エディタを閉じます。
[ツール] リボンで、[マクロの実行] をクリックします。
[マクロの実行] ダイアログボックスで、[このファイル内の以前の Reflection マクロ] を選択します。
Translation マクロを実行します。
[変換テーブル] エディタが表示されます。
Reflection は、従来の Reflection カスタムホストファイルに対応します。これらのファイルは、[設定] ダイアログボックスの [ホスト名か IP アドレス] 一覧に表示されるホスト名を指定するために使用されます。
カスタマイズされたホストファイルへのパスは、HKCU\Sofware\WRQReflection\Rwin\Global レジストリ設定の値に指定されます。このレジストリ設定は、Reflection の従来のバージョンのみにインストールされます。Reflection インストールの一部ではありません。
この設定の値が "" (既定値) の場合、または設定がレジストリ内にない場合は、システムローカルホストファイル内のすべての名前が [ホスト名か IP アドレス] 一覧に表示されます。
メモ:カスタムホストファイルの名前が有効なドメイン名か、ローカルホストファイル内にある名前である場合にかぎり、Windows はこれらの名前を解決できます。Windows はカスタムホストファイルを使用して IP アドレスの解決を実行しません。
ホストファイル形式
カスタムホストファイルは、以下の形式である必要があります。
<IPv4 or IPv6 address> <host name>
次に例を示します。
127.0.0.1 localhost :: localhost
ホスト名の情報は、[設定] ダイアログボックスの [ホスト名か IP アドレス] の一覧に値を指定するために使用されます。
指定されたホストファイルも Windows システムホストファイルでないと、IP アドレス情報は適用されません。
HLLAPI は端末タスクを自動化するための標準 API です。HLLAPI トレースは、 HLLAPI アプリケーションを呼び出し、コードを返すところを含めて表示することができます。ユーザは、HLLAPI アプリケーションに関する問題のトラブルシューティング用にトレースを利用することができるだけでなく、生成したファイルをカスタマーサポートに送信することもできます。
HLLAPI トレースを作成するには
[Reflection ワークステーションの設定] ダイアログボックスで、[ワークスペースの属性の構成] を選択します。次に [HLLAPI のロギングを有効にする] を選択し、ファイルの作成と保存が適切に許可されている場所にある HLLAPI ログファイルの名前を指定します。
Reflection ワークスペースで、セッションのドキュメントを開くか作成し、ユーザの IBM ホストに接続して、HLLAPI アプリケーションを開始します。トレース内で記録する操作を実行します。
HLLAPI アプリケーションを終了します。
トレースファイルは hllapi.log という名前で HLLAPI ログファイルボックスで選択したフォルダに自動保存されます。