PlateSpin Migrate Webインタフェースは、指定されたワークロードに対するワークロードマイグレーションタスクの実行を特定のユーザにのみ許可する、きめ細かいアプリケーションレベルのアクセスメカニズムを備えています。これは、「セキュリティグループ」を設定して、そこにユーザとワークロードを割り当てることによって実現します。
メモ:セキュリティグループの許可は、Webインタフェースを使用して実行されるマイグレーションにのみ適用されます。
Migrateのインストール時に作成されたデフォルトユーザは、デフォルトで、作成するすべてのセキュリティグループに追加されます。効率的に許可を分離するには、ユーザを追加して、組織内でのそれぞれの役割に最も適合する許可を持つ適切なワークロードマイグレーション役割(管理者、パワーユーザ、またはオペレータ)に割り当てる必要があります。ワークロードマイグレーション役割とその設定方法の詳細については、セクション 4.1.1, PlateSpin Migrateの役割を参照してください。
PlateSpin Migrate Webインタフェースを使用して、マイグレートするワークロードを検出する必要もあります。検出後は、ワークロードを適切なセキュリティグループに追加することで、そのメンバーが、割り当てられている役割で指定されている許可に従って、マイグレーションの設定と実行を処理できるようになります。詳細については、セクション 22.6.2, Migrate Webインタフェースでのワークロード検出を参照してください。
1人以上のPlateSpin Migrateユーザを、組織内での役割に最も適合する許可を持つワークロードマイグレーション役割に割り当てます。
マイグレートするワークロードを検出します。
PlateSpin Migrate Webインタフェースで、設定>許可の順にクリックします。
[Security Groups (セキュリティグループ)]ページで、Create Security Group (セキュリティグループの作成)をクリックします。
セキュリティグループ名フィールドでセキュリティグループ名を指定します。
(オプション) Add Users (ユーザの追加)をクリックして、このセキュリティグループに対するアクセス権を付与するユーザを選択し、OKをクリックします。
PlateSpin Serverホストに最近追加したPlateSpin Migrateユーザは、ユーザインタフェースにすぐには表示されない可能性があります。新しく追加されたユーザを表示するには、Refresh User Accounts (ユーザアカウントの更新)をクリックします。
(オプション)Migrate Webインタフェースで、セキュリティグループに追加するワークロードをPlateSpin Migrateに追加します。
詳細については、セクション 22.6, ソースワークロードの詳細の検出を参照してください。
(オプション)ワークロードの割り当てをクリックし、このグループに含めるワークロードを選択して、OKをクリックします。
これらのワークロードには、このセキュリティグループのメンバーであるユーザのみがアクセスできます。
Create (作成)をクリックして、[Security Groups (セキュリティグループ)]ページのセキュリティグループリストにグループを新規追加します。
Migrate Webインタフェースで、設定 > 許可の順に選択します。
[セキュリティグループ]ページで、セキュリティグループ名をクリックして、必要に応じて次のグループ情報を編集します。
ユーザの追加
削除(割り当てられているユーザの削除)
Migrateのインストール時に作成されたデフォルトユーザは削除できません。
ユーザアカウントの更新
ワークロードの割り当て
削除(割り当てられているワークロードの削除)
保存をクリックします。
Migrate Webインタフェースで、設定 > 許可の順に選択します。
[セキュリティグループ]ページで、削除するセキュリティグループの名前の横にある削除をクリックします。
デフォルトのMigrateユーザが含まれるデフォルトの[すべてのワークロード]セキュリティグループは削除できません。
OKをクリックして、削除を確認します。