G.2 Windows用のMigrate Agentユーティリティ

G.2.1 ソースWindowsワークロードへのMigrate Agentのダウンロードおよびインストール

Windows用のMigrate Agentユーティリティをソースワークロードにダウンロードおよびインストールするには:

  1. ソースWindowsマシンに管理者ユーザとしてログインします。

  2. Webブラウザで、PlateSpin Migrate Webインタフェースを起動してログインします。

  3. ダウンロードタブをクリックします。

  4. WindowsターゲットプラットフォームのMigrate Agentアプリケーションのリンクをクリックして、圧縮されているMigrateAgent.cli.exeファイルを保存します。

  5. ファイルのコンテンツを解凍し、実行可能なファイルにアクセスします。

  6. (オプション)次を入力してMigrate Agentのヘルプを表示します

    MigrateAgent.cli.exe -h

G.2.2 Windows用のMigrate Agentコマンド

Windows用のMigrate Agentユーティリティを実行するための構文は次のとおりです。

MigrateAgent.cli.exe {command} [command_option] [/psserver=%IP%]

表 G-1では、Windows上のMigrateAgent.cli.exeコマンドで使用できるコマンド、コマンドオプション、およびスイッチについて説明します。

表 G-1 Windows用のMigrate Agentユーティリティのコマンド、コマンドオプション、およびスイッチ

使用率

説明

コマンド

h | ? | help

このコマンドの使用方法とオプションを表示します。

logs|view-logs

アプリケーションログディレクトリを開きます。

reg | register

/reg /psserver=%IP% /username=<username> [[ /password=<password>] | [/pwdfile=<path-to-password-file>]]

パスワードまたはパスワードを含むファイルへのパスを指定しない場合、パスワードの入力が求められます。パスワードを入力する際は文字列が隠され、プロセスリストには表示されません。

例:

MigrateAgent.cli.exe /register /psserver=10.10.10.101 /username=jsmith /password=jspwd

指定されたサーバでワークロードとしてこのマシンを登録します。また、指定されたPlateSpin Serverでのドライバのアップグレードの有無を確認します。

検出できないワークロードを追加することができます。登録されたワークロードは、検出されたワークロードと以下の点で異なります。

  • 登録されたソースワークロードでは、ソースの資格情報を保存しません。

  • Migrate Agentを使用して、登録されたソースワークロードからブロックベースの転送(BBT)ドライバをインストール、アップグレード、および削除する必要があります。

  • 登録されたソースワークロードのコントラクトを削除した後、手動でワークロードからOFXコントローラを削除する必要があります。 ワークロードからOFXコントローラを削除する場合は、ナレッジベースの記事を参照してください。

status

/status [/psserver=%IP%]

このワークロード上のPlateSpinコントローラおよびドライバのインストールステータスを表示します。

PlateSpin Serverを指定する場合、サーバからドライバアップグレードが確認されます。

din|driver-install

/din [/psserver=%IP%]

PlateSpinドライバをインストールします。

メモ:ソースWindowsワークロードにブロックベース転送ドライバをインストールする前に、ワークロードに最新のWindows更新プログラムが適用されていることを確認してください。

PlateSpin Serverを指定する場合、サーバからドライバアップグレードが確認されます。

dup|driver-upgrade

/dup [/psserver=%IP%]

PlateSpinドライバをアップグレードします。

PlateSpin Serverを指定する場合、サーバからドライバアップグレードが確認されます。

dun|driver-uninstall

[/dun /psserver=%IP%]

PlateSpinドライバをアンインストールします。

con | config

/con /setting=<setting_name>:<value>

例:

migrateagent.cli.exe /config /setting=psserver:10.10.10.202

このワークロード上の設定ファイルで変更する設定名とその値を指定します。

psserverオプションは、OFXコントローラ(ofxcontroller)サービスを停止し、OfxController.exe.configファイルを変更して新しいIPアドレスを指定した後、サービスを再起動します。PlateSpin ServerのパブリックIPアドレスを変更する場合は、サーバに対して設定されているそれぞれのソースワークロードでこのコマンドを実行する必要があります。

スイッチ

/psserver=%IP%

PlateSpin ServerのIPv4アドレスを指定します。

statusdriver-install、またはdriver-upgradeの各オプションの呼び出し時に、指定されたサーバからブロックベース転送ドライバをダウンロードします。

コマンドオプション

ユーザ名

/username=value

ワークロードを追加する権利を持つ管理者レベルのユーザのPlateSpin Serverユーザ名を指定します。

password | pwd | p

/password= value

指定したPlateSpin Serverユーザ名のパスワードを指定します。

コマンドラインでパスワードを指定しないと、スクリプトによりパスワードが要求されます。パスワードを入力する際は文字列が隠され、プロセスリストには表示されません。

このオプションをpwdfileオプションと組み合わせないでください。

pwdfile | pf

/pwdfile=value

指定されたPlateSpin Serverユーザ名のパスワードを含むファイルへのパスを指定します。

このオプションをpasswordオプションと組み合わせないでください。

設定

/setting=<setting_name>:<value>

変更する環境設定の設定名と値を指定します。

サポートされる設定名は次のとおりです。

  • psserver
  • altAddress
  • heartbeat