5.12 Windowsターゲットでブートエラーを引き起こすことが知られているアプリケーションの設定

バックアップ、ウイルス対策ソフトウェアなどの一部のアプリケーションがソースワークロードにインストールされている場合、対応するアプリケーションサービスを変換中に無効にしないと、ターゲットワークロードでブートエラーを引き起こす可能性が高くなります。

PlateSpin Server環境設定ページの次のパラメータは、ターゲットでブートエラーを引き起こすことが知られているアプリケーションの設定に役立ちます。

  • ApplicationsKnownForBootFailuresOnTarget: Symantec、Kaspersky Antivirus、Backup Assist、Carbon Blackなど、ターゲットでブートエラーを引き起こすことが知られている一部の一般的なアプリケーションをリストします。アプリケーションのリストを編集するには、セクション 5.12.1, Windowsターゲットでブートエラーを引き起こすことが知られているアプリケーションのリストの編集を参照してください。

  • ApplicationsKnownForBootFailuresOnTargetDefaultValue: ターゲットでブートエラーを引き起こすことが知られているWindowsソース上のすべてのアプリケーションを、変換中に無効にする対象として自動的に選択するかどうかを設定します。デフォルト値はFalseで、アプリケーションがデフォルトでは選択されないことを示します。

ターゲット上のWindowsサービスの起動モードを設定する際には、ApplicationsKnownForBootFailuresOnTarget設定パラメータにリストされているアプリケーションの中でソースにインストールされているものがないかを確認するために、PlateSpin Migrateによってソース上の既存のアプリケーションがレビューされます。ソースワークロードのそのような(変換中にターゲットでブートエラーを引き起こすことが知られている)アプリケーションは、起動モードの設定に使用するユーザインタフェースにすべてリストされます。これらのアプリケーションは、ApplicationsKnownForBootFailuresOnTargetDefaultValueパラメータの値がTrueに設定されている場合、デフォルトで選択されます。ただし、リストされているアプリケーションをレビューして、変換中にターゲットで無効にしたくないアプリケーションの選択を解除することはできます。

ターゲット上にあるWindowsサービスの起動モードの設定については、セクション 28.16, ターゲットWindowsワークロード上のサービス状態を参照してください。

5.12.1 Windowsターゲットでブートエラーを引き起こすことが知られているアプリケーションのリストの編集

  1. PlateSpin Migrate Webインタフェースに管理者としてログインし、次のPlateSpin Server環境設定ページを開きます。

    https://Your_PlateSpin_Server/PlateSpinConfiguration/

  2. ApplicationsKnownForBootFailuresOnTargetパラメータを探して、編集をクリックします。

  3. Values (値)オプションは、ターゲットでブートエラーを引き起こすことが知られているアプリケーションをリストします。要件に基づいて、アプリケーションを追加するか、変換中に無効にしたくないブートサービスを提供する既存のアプリケーションをリストから削除します。

  4. 設定を保存し、ページを閉じます。