X2Pワークフローを使用したワークロードのHyper-V仮想ホストへのマイグレーションの場合、PlateSpin Migrateでは、Hyper-V仮想化プラットフォームの機能に従って、ソースワークロードと一致するゲストオペレーティングシステムのタイプとバージョン設定を用いてターゲット仮想マシンを手動で設定する必要があります。PlateSpin ISOを使用して、ターゲットマシンをPlateSpin Serverに登録し、マシンの詳細を送信します。PlateSpin Migrate Clientを使用して、マイグレーションジョブを設定、実行、および管理します。
このセクションのガイドラインを使用して、Hyper-V仮想ホスト上のVMへのマイグレーションを設定します。
ターゲットVMで使用するPlateSpin ISOイメージをダウンロードして準備します。有人および無人の登録オプションが使用可能です。
詳細については、「ターゲットの登録と検出のためのPlateSpin ISOイメージの準備」を参照してください。
Hyper-Vサーバがアクセスできる場所にISOイメージを保存します。たとえば、c:\tempなどの場所です。
これにより、ターゲットVMは、PlateSpin ISOイメージをブート可能なCD-ROMイメージとして使用できるようになります。
Hyper-V Managerの新しい仮想マシンウィザードを使用して、次の設定で新しい仮想マシンを作成します。
名前と場所: 新しいターゲットに名前を指定し、デフォルトの場所を承認します。
OSのタイプとバージョン: ソースワークロードに一致するオペレーティングシステムの種類とバージョン設定を指定します。ウィザードではこの情報を使用して、適切なデフォルト値(必要なメモリ量など)や、VMのリソース制限を設定します。
メモリの割り当て: VMに少なくとも384MBのRAMを割り当てます。
仮想ハードディスクの接続: すべてのディスクのディスクサイズが、ソースワークロードの対応するディスクより約50 MB大きくなるようにします。
インストールオプション: VMがISOイメージファイルからブートされるように設定し、ダウンロードされたPlateSpin ISOイメージにウィザードをポイントします。
概要: 作成後にVMが開始されないように設定します(仮想マシンを作成後に開始オプションを選択解除します)。
VMの作成後に、デフォルトNICを削除してレガシーネットワークアダプタと呼ばれる一般的なものに置き換えます。
新しい仮想マシンウィザードでは、現在、PlateSpin MigrateではサポートされていないMicrosoftのカスタムタイプのNICが作成されるので、この操作が必要になります。
新しく追加されたNIC (レガシーネットワークアダプタ)を外部の仮想ネットワークに接続します。
仮想マシンを作成してPlateSpin ISOでブートする準備ができたら、いつでもPlateSpin ServerにターゲットVMとして登録することができます。詳細については、「仮想ホスト上でのターゲットVMの登録と検出」を参照してください。
PlateSpin Migrate Clientを使用して、X2Pマイグレーションジョブを開始します。この時、ソースワークロードをジョブのマイグレーションソースとして使用し、ターゲットをHyper-V上の新しいVMとして使用します。
詳細については、「物理マシンへのマイグレーション」を参照してください。
[仮想マシンの設定]ダイアログのホスト固有のターゲットVM環境設定オプションについては、ターゲットVM環境設定: Microsoft Hyper-Vを参照してください。
ホスト固有のストレージ設定オプションについては、セクション 33.2.2, ドライブ環境設定: Hyper-Vを参照してください。
PlateSpin Migrate Clientの[ジョブ]ビューでマイグレーションジョブを監視します。
ジョブがターゲットマシンの設定の手順に達すると、仮想マシンのコンソールは、PlateSpin ISOイメージのブートプロンプトに戻ります。
仮想マシンをシャットダウンし、ブートイメージからではなくディスクからブートするように再設定します。
仮想マシンの電源をオンにします。
マイグレーションジョブが再開し、ターゲットが再起動され、ワークロードの設定が完了します。
Hyper-V統合サービス(仮想化拡張ソフトウェア)をインストールします。詳細については、『Microsoft Hyper-Vスタートアップガイド』を参照してください。