PlateSpin Serverの動作の一部は、PlateSpin ServerホストにあるPlateSpin環境設定Webページ(https:// Your_PlateSpin_Server/PlateSpinConfiguration/)で設定されている環境設定パラメータによって制御されます。
環境設定パラメータの値を編集するには:
PlateSpin Migrate Webインタフェースに管理者としてログインし、次のPlateSpin Server環境設定ページを開きます。https://Your_PlateSpin_Server/PlateSpinConfiguration/
編集するパラメータを検索して、必要な変更を行います。
設定を保存し、ページを閉じます。
AWS用のPlateSpin詳細設定は、Migrateサーバで定義されるすべてのAWSターゲットプラットフォームにグローバルに適用されます。
デフォルトで、PlateSpin Migrate Serverは、AWSレプリケーション環境のVMにt2.microを使用するように事前設定されています。レプリケーション時に使用されるAWSインスタンスを変更するには、AwsInstanceTypeForReplicationEnvironmentパラメータの値をレプリケーション環境の仮想マシンに使用するAWSインスタンスタイプに設定します。C5、C5d、M5、M5dなどのインスタンスタイプは、Replication Environment仮想マシンではサポートされません。
専用のテナンシー値が設定されたVPCで指定のインスタンスタイプがサポートされていない場合は、デフォルトのインスタンス値C4.largeが使用されます。
デフォルトで、PlateSpin Migrate ServerはAWSがサポートするインスタンスタイプの検出に、us-east-1リージョンのAWSプライスリストエンドポイントを使用するように事前設定されています。ただし、使用するインスタンスタイプが設定されているリージョンのプライスリストエンドポイントに一覧されていない場合は、AWSPriceListRegionパラメータの値を、目的のインスタンスタイプを一覧しているプライスリストエンドポイントを持つリージョン名に設定します。
デフォルトで、PlateSpin Migrate Serverは、マイグレーションジョブで設定されたキーペアを使用することによってのみ、AWSターゲットインスタンスにログインできます。PlateSpin Migrateは、デフォルトでFalseに設定されるAWSEnableSourceCredentialsForLinuxWithKeypairパラメータを使用してこの動作を制御します。マイグレーションジョブで設定されたキーペアまたはソース資格情報のいずれかを使用して、AWS Linuxターゲットインスタンスへのログインを有効にするには、AWSEnableSourceCredentialsForLinuxWithKeypairパラメータをTrueに設定します。
デフォルトで、PlateSpin Migrate ServerはAWSへのマイグレーション時の通信用にプライベートIPアドレスを許可するように事前設定されています。ソースワークロードがAWSターゲットのプライベートIPアドレスに接続できない場合、AWSへのマイグレーション時の通信にパブリックIPアドレスが必要です。マイグレーション時にパブリックIPだけが使用されるようにするには:
UseOnlyPublicIPForAWSパラメータの値をTrueに設定します。
SourceListensForConnectionパラメータ設定の値をレプリケーションのデフォルト方向と逆(ソースとターゲット間)にします。詳細については、セクション 5.9, レプリケーションポートの接続方向の設定を参照してください。
AlternateServerAddressパラメータをMigrateサーバのパブリックIPアドレスに設定します。詳細については、セクション 5.7, PlateSpin Serverの代替IPアドレスの設定を参照してください。
PlateSpin Migrateは、ターゲットワークロード上でのWindows OSアクティベーション用KMSサーバの設定に次のパラメータを提供します。
AWSKMSServers: このパラメータはWindowsインスタンスがアクティベーションに使用するAWS KMS Server情報を設定できます。ターゲットKMS Serverは、Windowsインスタンスが動作しているのと同じAWSリージョンに存在する必要があります。
KMSClientSetupKeys: このパラメータは、一般的に使用されているOSバージョンベースのMicrosoft KMSクライアントセットアップキーをリストします。これらは、KMSサーバを通じたWindowsのアクティベーションに使用されます。特定のOSのキーがリストされていない場合、次の形式でエントリを追加できます。
OperatingSystemTypeandBranding="Microsoftが提供するKMSキー"
たとえば、OSタイプがWindows 2016で、ブランディングがStandard ServerのWindowsサーバの場合、Windows2016StandardServer="WC2BQ-8NRM3-FDDYY-2BFGV-KHKQY"という形式になります。