28.10 データ転送中の帯域スロットリング

帯域スロットリングにより、ワークロードのマイグレーション中に直接のソースからターゲットへの通信によって消費される使用可能な帯域幅の量を制御できます。スロットリングは、マイグレーショントラフィックでの生産ネットワークの輻輳の回避を可能にし、PlateSpin Serverの全体的な負荷を軽減します。マイグレーションジョブごとにスループット率を指定できます。詳細については、「帯域幅制限」を参照してください。

メモ:スロットリング時間はソースワークロードに対してローカルです。

28.10.1 Migrate Clientを使用した帯域スロットリング

データ転送のために帯域スロットリングを有効にして使用するには:

  1. [ジョブ]ビューで、必要なジョブを見つけます。

  2. [マイグレーションジョブ]ウィンドウの[ネットワーク環境設定]セクションで、帯域スロットリングを表示します。

  3. 制限を有効にするオプションを選択し、必要な最大値をMbpsで指定し、任意にスロットリングを課する期間を指定します。

    時間間隔が定義されていない場合、帯域幅は常に、デフォルトにより指定された速度に制限されます。時間間隔が定義され、マイグレーションジョブがこのインターバルの外部で定義されている場合、データはフルスピードで転送されます。

  4. OKをクリックします。

28.10.2 Migrate Webインタフェースを使用した帯域スロットリング

データ転送のために帯域スロットリングを有効にして使用するには:

  1. [マイグレーションの詳細の編集]ページで、スケジュール設定 > 帯域スロットリングの順に移動します。

  2. 消費する最大帯域幅をスロットリング率としてMbpsで指定します。

    値をオフにすると、帯域スロットリングが無効になります。

  3. 次のいずれかのスロットリングパターンを指定します。

    • 常時: レプリケーションのデータ転送を常に制限します。スロットリングパターンは指定されません。

    • カスタム: その期間に実行されるレプリケーションのデータ転送を制限するために、開始時刻、終了時刻、および曜日を指定します。

  4. 保存をクリックします。