複数のプロジェクトでの資産の使用

Silk4NET では、イメージ資産、イメージ検証、およびオブジェクト マップが資産と呼ばれます。資産が配置されているプロジェクトのスコープ外でそれらの資産を使用する場合、資産を使用するプロジェクトから、資産を配置するプロジェクトに、プロジェクトの直接的な参照を追加する必要があります。

再生中に資産が使用されると、Silk4NET は、最初に現在のプロジェクト内でその資産を検索します。現在のプロジェクトは、現在実行されるテスト コードを含んだディレクトリです。Silk4NET で現在のプロジェクト内に資産が検出されなかった場合、Silk4NET は現在のプロジェクトがプロジェクト参照を持つプロジェクトを追加検索します。それでも資産が見つからない場合、Silk4NET はエラーをスローします。

注: 別のプロジェクトに依存関係として追加したプロジェクトのコードが、依存関係のあるプロジェクトのコードで参照されていない場合、ユーザーが依存関係のあるプロジェクトを作成すると、Visual Studio はそのプロジェクト依存関係を削除します。プロジェクト依存関係に置かれている資産を使用するには、依存関係のあるプロジェクトから、資産が置かれるプロジェクトのメンバーに、コード参照を追加する必要があります。このようなコード参照を追加することで、依存関係のあるプロジェクトを作成しているときに、Visual Studio によってプロジェクト依存関係が削除されないようにできます。たとえば、クラスまたは定数をプロジェクト依存関係に追加した後、依存関係のあるプロジェクトのコードでそのクラスまたは定数を呼び出すことができます。

複数のプロジェクトに同じ名前の資産が存在する場合に、現在のプロジェクトに含まれている資産を使用しないときは、資産を使用するメソッドで使用する特定の資産を定義できます。使用する資産を定義するには、メソッドを呼び出すときに、アセンブリ名を接頭辞として資産名に追加します。アセンブリ名は、デフォルトでプロジェクト名に設定されます。

例:プロジェクトの参照の追加

プロジェクト ProjectA にコード
'VB code
window.ImageClick("imageAsset")
を呼び出すテストが含まれており、イメージ資産 imageAsset がプロジェクト ProjectB に置かれている場合、プロジェクトの直接的な参照ProjectA から ProjectB に追加する必要があります。

例:特定の資産の呼び出し

ProjectAProjectB の両方に anotherImageAsset という名前のイメージ資産が含まれている場合に、ProjectB からイメージ資産を明示的にクリックする場合、次のコードを使用します:
'VB code
window.ImageClick("ProjectB:anotherImageAsset")