Mozilla Firefox を使用したテストの制限事項

Mozilla Firefox の複数ウィンドウの同時テストは、最初の Mozilla Firefox ウィンドウから AUT 自身が追加のウィンドウを開いた場合にのみサポートされます。追加の Mozilla Firefox ウィンドウを手動で開いた場合、Silk4J はこれらの Mozilla Firefox ウィンドウ上の要素を解決できません。たとえば、記録中に AUT のリンクやボタンをクリックして開かれた Mozilla Firefox ウィンドウ上の要素は Silk4J は解決できますが、記録中に CTRL+N を押して開かれた Mozilla Firefox ウィンドウ上の要素は Silk4J は解決できません。

Silk4J は window.showmodaldialog コマンドを使って表示されるウィンドウであるモーダルブラウザーウィンドウのテストをサポートしません。これらのモーダルブラウザーウィンドウは、公式に廃止されており、Google Chrome 37 以降では無効化されています。さらに、Mozilla Firefox の今後のバージョンではサポートされる計画はありません。低レベルな操作を使ってこの問題を回避できます。たとえば、オブジェクトの座標を使用したネイティブなクリックやテキストフィールドを typeKeys を使って入力する方法が利用できます。

Silk4J は、Mozilla Firefox を使用した Silverlight のテストをサポートしません。

Silk4J は Mozilla Firefox のバージョン情報ダイアログなどの一部のブラウザーダイアログのテストをサポートしません。

Silk4J は、Mozilla Firefox を使用した about:* ページのテストをサポートしません。

Silk4J は、Mozilla Firefox の印刷ボタンのクリックの記録をサポートしません。再生時にこのボタンをクリックする場合は、座標によるデスクトップのクリックをテストスクリプトに手動で追加することにより行えます。例：

desktop.click(MouseButton.LEFT, printButton.getRect(true).getCenter());

Silk Test は、Mozilla Firefox のネイティブサポートは提供しません。内部 Mozilla Firefox 機能をテストすることはできません。たとえば、テストで、Win32 でナビゲーションバーにテキストを追加して現在表示されている Web ページを変更することはできません。回避策として、API コールを使用して Web ページ間を移動できます。Silk Test は、Alert API を使用した警告および類似のダイアログボックスの処理をサポートします。

Silk4J は Mozilla Firefox の JavaScript 警告ボックスのロケーターの記録をサポートしません。さらに、Mozilla Firefox を使用して JavaScript 警告ボックスを処理するために、次のメソッドを使用することはできません。

acceptAlert
dismissAlert
getAlertText
isAlertPresent

Silk4J は、Mozilla Firefoxでは Java アプレットをサポートしません。

Silk4J は、Mozilla Firefox では XPath 式のプロパティをサポートしません。XPath 式では、属性のみがサポートされます。

Silk4J は、IMoveable クラスの getFocus メソッドをサポートしません。

Silk Test は、Mozilla Firefox を使用した xBrowser ドメインの子テクノロジドメインのテストをサポートしていません。たとえば、Apache Flex または Microsoft Silverlight は Mozilla Firefox ではサポートされていません。

Mozilla Firefox では、次のメソッドはサポートされません。

pressKeys
releaseKeys

Mozilla Firefox では、次のネイティブ再生はサポートされません。

ダブルクリック。
マウスボタンの右と中央のクリック。

Mozilla Firefox では、domClick メソッドは、警告を開くコントロールではサポートされません。