Java SWT カスタム属性

カスタム属性をテスト アプリケーションに追加して、テストをより安定させることができます。 たとえば、Java SWT では、GUI を実装する開発者が属性('silkTestAutomationId' など)をウィジェットに対して定義することによって、アプリケーション内でそのウィジェットを一意に識別することができます。 これにより、Silk4J を使用するテスト担当者は、その属性(この場合は 'silkTestAutomationId')をカスタム属性のリストに追加すると、その一意の ID によってコントロールを識別できるようになります。 カスタム属性を使用すると、caption や index のような他の属性よりも高い信頼性を得ることができます。これは、caption はアプリケーションを他の言語に翻訳した場合に変更され、index は定義済みのウィジェットより前に他のウィジェットが追加されると変更されるためです。

複数のオブジェクトに同じカスタム属性の値が割り当てられた場合は、そのカスタム属性を呼び出したときにその値を持つすべてのオブジェクトが返されます。 たとえば、一意の ID として 'loginName' を 2 つの異なるテキスト フィールドに割り当てた場合は、'loginName' 属性を呼び出したときに、両方のフィールドが返されます。

Java SWT の例

以下のコードを使用して、テストするアプリケーションにボタンを作成する場合:
Button myButton = Button(parent, SWT.NONE);

myButton.setData("SilkTestAutomationId", "myButtonId");
テストの XPath クエリ文字列に属性を追加するには、以下のクエリを使用します。
Dim button =
desktop.PushButton("@SilkTestAutomationId='myButton'")

Java SWT アプリケーションをカスタム属性のテストに対して有効化にするには、開発者はカスタム属性をアプリケーションに含める必要があります。 属性を含めるには org.swt.widgets.Widget.setData(String key, Object value) メソッドを使用します。