このセクションでは、Google Chrome を使用してテストすることによって、クロス ブラウザー テスト セットを拡張する方法について説明します。
Silk4J は、Google Chrome 50 以降で操作を記録したり、テストを再生することをサポートします。また、Google Chrome 50 より前のバージョンでテストを再生したり、ロケーターを記録することをサポートします。
- Google Chrome 50 以降でテストを開始するときに、Google Chrome のインスタンスが実行していない場合、Silk4J は Google Chrome の新しいインスタンスを開始します。新しいブラウザーは、アドオン無しのキャッシュを空にした状態の一時プロファイルを使用します。
- Google Chrome 50 以降のインスタンス上でのテストを開始するときに、すでに実行中であれば、Silk4J はそのインスタンスが最初に開始されたときに使用されたコマンド ライン引数と同じ引数で Google Chrome を再起動します。この再起動は、Silk4J オートメーション サポートを有効化するために必要です。
- Google Chrome 50 以降でテストするとき、Google Chrome インスタンスは、Open Agent のシャットダウン時または、Google Chrome 外のほかのアプリケーションのテストを開始するときに閉じられます。
ヒント: Google Chrome 50 以降を使用して既存のテスト スクリプトを実行する場合は、基本状態を使用して、URL へ移動するコマンドをテスト スクリプトに追加することを、Micro Focus はお勧めします。
例 1
Google Chrome 50 以降の実行中のインスタンスが、コマンド「C:/Program Files (x86)/Google/Chrome/Application/chrome.exe www.borland.com」で最初に起動されていた場合、Google Chrome は再起動後に www.borland.com を開きます。
例 2
Google Chrome 50 以降の実行中のインスタンスが、コマンド「C:/Program Files (x86)/Google/Chrome/Application/chrome.exe」で最初に起動されていた場合、Google Chrome は再起動後に about:blank を開きます。