テスト実行の遅延

テスト対象アプリケーションによっては、UI でのアプリケーション データの読み込みに多くの時間を必要とするため、テストの再生に必要なオブジェクトのロードが時間内に終わらない場合があります。このような AUT でテストの再生を正しく行うには、操作を実行する前にオブジェクトの存在を確認したり、操作の実行前にスリープを挿入する必要があります。

注: Micro Focus では、テストにスリープを追加することは基本的には推奨していません。 たいていの場合、オブジェクトが利用可能かどうかを Silk4J が自動的に検出するので、スリープはテストのパフォーマンスを落とす結果になるためです。
  1. オブジェクトが AUT で利用可能かどうかを確認するには、exists メソッドを使用します。 たとえば、INPUT ボタンが利用可能になるまで 6 秒間待機する場合は、テスト スクリプトに次の行を追加します。
    browserWindow.exists("//INPUT", 6000);
  2. コントロールの操作を実行する前にスリープを追加するには、sleep メソッドを使用します。 たとえば、6 秒間スリープする場合は、テスト スクリプトに次の行を追加します。
    Utils.sleep(6000);

これらのメソッドの詳細については、Javadoc を参照してください。