このトピックでは、Silk Performer の記録およびスクリプト生成プログラムである Silk Performer Recorder が使用する設定について説明します。これらの設定は、テスト スクリプトでモデル化するネットワーク トラフィックを取得および記録するために使用されます。これらの設定で構成されるプロファイルは、データの取得と記録の間にクライアント アプリケーションに適用されます。プロキシの追加または削除、およびプロキシの設定の編集を行うこともできます。Silk Performer Recorder が使用する統合された Web サーバーのポートを設定し、クライアント アプリケーションの開始と同時に記録の開始を有効にできます。Recorder がネットワーク トラフィックを取得する方法を定義する記録ルールを構成することもできます。
Silk Performer Recorder は、記録プロファイルを使って記録するアプリケーションやその記録方法を決定します。新しい記録プロファイルを作成したり、既存の記録プロファイルを編集、削除、コピーすることができます。記録プロファイルを使うと、記録するアプリケーション、作業ディレクトリ、アプリケーションの引数、追加で記録する実行可能ファイル、プロトコル設定などを指定できます。
コンピュータに新しいプロキシを設定したり、既存のプロキシを編集または削除したりできます。プロトコルの種類、リスン ポート、Silk Performer Recorder がインターセプトしたトラフィックを転送する先のサーバーの詳細、Silk Performer Recorder が Web サーバーに提示するクライアント証明書に関する詳細などのさまざまなオプションを、プロキシごとに指定できます。SOCKS プロキシを設定するときは、指定するポートでのプロトコルの自動検出を無効にできます。指定したポートのいずれかにクライアント アプリケーションが SOCKS トラフィックを送信するたびに、Silk Performer Recorder は、先に既知のプロトコルの検出を試みることなく、TCP/IP レベルでトラフィックを記録します。Silk Performer Recorder によるデータの記録を行わないようにするポートの範囲を指定できます。
Silk Performer に統合されている Web サーバーのオプション、および Silk Performer Recorder での記録に関するオプションを設定できます。統合された Web サーバーがリスンするポートを指定し、このサーバーを使用して、Silk Performer Recorder のサーバー証明書に署名したルート CA の証明書を取得できます。ルート CA 証明書は、ブラウザによるセキュリティ警告を避けるために、この Web サイトからダウンロードして Web ブラウザにインストールできます。
Silk Performer Recorder 内からアプリケーションを開始したら、関数呼び出しの記録を自動的に開始するように、Silk Performer Recorder を設定できます。
Silk Performer Recorder は、記録ルール ファイルを使用することによって構成できます。記録ルール ファイルは、Silk Performer Recorder が動作するルールを含んでいる XML ベースのファイルです。
記録ルールを使用すると、さまざまな方法で Recorder を構成できます。ユース ケースの例には、セッションのカスタマイズ、Web ページを記録する際に JPG 画像のダウンロードを除外する設定、および特定の URL からの Web ポップアップや広告を排除する設定が含まれています。
Silk Performer の 記録ルール タブ ( ) では、記録ルールの作成、編集、コピー、および削除を行うことができます。
解析関数に指定した値を使用して、TrueLog Explorer で新しい記録ルールを作成できます。たとえば、セッション カスタマイズ解析関数から記録ルールを作成すると、そのアプリケーションの記録が可能になり、セッションのカスタマイズの問題を完全に避けることができます。
記録ルール ウィザードは、記録ルールを XRL 形式で 、<パブリック ユーザー ドキュメント>\Silk Performer20.5\RecordingRules に保存します。これらのルールは、チーム メンバー間で共有したり、XRL ファイルを他の \RecordingRules フォルダにコピーすることで、任意の Silk Performer インストールに追加したりすることができます。フォルダに保存後は、スコープはグローバルとなり、それ以降のすべてのプロジェクトに適用されます。
それ以降の記録にどの記録ルールを適用するかを、
を介して制御できます。ルールを適用するには、対応するチェックボックスがオンになっていることを確認します。記録中にルールが無視されるようにするには、ルールのチェックボックスをオフにします。