Silk Performer では、抽象値 (複雑度) を使用して、各機能のリソース要件セットの関係を決定します。 機能とは、エージェントで再生できるテクノロジです。
動的ワークロードの割り当てでは、次の処理に対して機能が使用されます。
機能の複雑度の値を変更するには、XML ファイル CapabilityComplexities.xml を作成し、<public user documents>\Silk Performer 20.5 に保存する必要があります。
XML ファイルの内容は、次のようになります。
<Complexities> <Capability name="SAPGUI" complexity="150"/> <Capability name="ODBC" complexity="65"/> </Complexities>
このサンプル XML ファイルでは、SAPGUI 機能と ODBC 機能に対する複雑度値が置き換わります。 他のすべての値は変更されません。 このファイルには任意の数 (0 個を含む) の Capability タグを記載できます。 機能名のリストは前の表に記載されています。
複雑度の値自体はそれほど重要ではないことに注意してください。 重要な点は、それぞれの値の大小関係です。 すべての複雑度に同じ係数をかけた場合に、任意の 2 つの機能の関係が変わらないからです。
場合により、機能に対する仮想ユーザーのデフォルト数を定義すると便利なことがあります (テスト対象のテクノロジに技術的制限を加えるなど)。 これを実現するには、CapabilityComplexities.xml で定義されている機能を [maxVU] 属性で拡張します。 たとえば、<Complexities> <Capability name="GuiLTest" complexity="200" maxVU="30" /> </Complexities> とします。 [maxVU] 属性に指定した値は、機能の複雑度で計算される値 (指定なしの場合) に優先されます。 [maxVU] の値 [0] ([maxVU] 属性が指定されていないときのデフォルト) では、仮想ユーザーのデフォルト数が機能の複雑度から計算されることを示します。
現状では、次の固定の最大 VUser 値がデフォルトで有効です。