SAPGUI スクリプトをクライアントにインストールする必要があります。これは、SAPGUI クライアント のセットアップ プロセス中に選択できます。クライアントにインストールしたら、SAPGUI スクリプトをクライアント側とサーバー側の両方で有効にする必要があります。
SAPLogon プロセスが SAPGUI スクリプト API を開始します。これにより、SAPGUI 内の各コンポーネント (コントロール) にアクセスできる SAP DOM への完全アクセス権を提供する COM オブジェクトに Recorder を接続することができます。また、この COM インターフェイスには、GUI の変更 (ボタンを押す、テキストを編集するなど) の登録者およびサーバー ラウンドトリップ (開始/終了リクエスト) の通知を行うイベント メカニズムも備わっています。
Silk Performer Recorder はこのイベント インターフェイスのサブスクライバです。そのため、SAPGUI ユーザー インターフェイスにいるユーザーによるすべての変更についての通知を受信します。記録プロファイル設定に応じて、Silk Performer Recorder は、各変更イベントに対する API 呼び出しの低レベルのスクリプトか、特定の変更イベントが高レベル呼び出し (SapGuiLogon など) にマージされる API 呼び出しの高レベルのスクリプトのいずれかに設定されます。
SAPGUI 負荷 テストを実行すると、SAPGUI ユーザー インターフェイスが自動的に非表示モードに切り替わります。プロファイル設定には、GUI なしで TryScript を実行するための設定があります。ただし、この設定は 負荷 テスト シナリオには影響がありません。1 台のマシンで複数のユーザーを実行すると、あまりにも多くのウィンドウが表示され、各ウィンドウをそれぞれレンダリングすると追加のリソース消費が大量に必要となるため、UI を表示する意味がないためです。
各 VUser が完全 SAP DOM へのアクセス権を持つため、十分なコントロール情報が含まれる TrueLog を生成することができます。