以下のセクションでは、Silk Performer をインストールして実行するためのシステム要件について説明します。
Silk Performer のエージェント ソフトウェア、もしくはコントローラとエージェントの両ソフトウェアを実行し、大規模負荷テストを実行するために Silk Performer のポテンシャルを最大限に利用するには、お持ちのシステムが次の最小要件を満たしている必要があります。 自作機 (ベアボーンキット、ショップ ブランド機を含む) は動作保証外です。
ハードウェア要件
システム領域 |
要件 |
プロセッサ |
Intel Core 2 Duo、または同等の CPU |
RAM |
4 GB |
ハード ディスク領域 |
コントローラ ソフトウェア インストールに 2.2 GB
エージェントのみをインストールする場合に 1 GB
行う負荷テストのサイズに応じて、その結果ファイルのための十分な空き容量がお使いのハードディスク上にあるかどうか確認してください。
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ネットワーク |
テスト対象システム、および、すべての Silk Performer エージェント コンピュータとのネットワーク接続。
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オペレーティング システムの要件
- Silk Performer コントローラと Silk Performer エージェントの両方とも、バージョン 6.1 以降の任意の Windows クライアントまたはサーバー オペレーティング システムにインストールできます。つまり、Silk Performer は、Microsoft Windows 7 以降、または Microsoft Windows Server 2008 R2 以降にインストールできます。
- ネットワーク エミュレーション ドライバのインストールは、現時点では Microsoft Windows 10 と Microsoft Windows Server 2016 および 2019 をサポートしません。
ソフトウェア要件
Silk Performer をインストールし、実行するには、お持ちのシステムに、最小限のソフトウェア コンポーネント群が必要となります。
必要とされるコンポーネントは、インストールの種類によって異なります。たとえば、
Silk Performer Java Explorer を実行するには、適切な Java Development Kit がシステムにインストールされている必要があります。それぞれの Web サイトからコンポーネントをダウンロードしてください。
- ブラウザ駆動型負荷テスト用の Internet Explorer 10、11
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ドキュメント参照用の PDF ビューア
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Citrix Receiver (Microsoft Windows 4.9.7 (LTSR) 用) (Citrix アプリケーションのテスト用)
- Java Runtime Environment (JRE):64 ビット オペレーティング システムでは、32 ビット版と 64 ビット版の両方をインストールする必要があります。
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Java Development Kit 7、8 (32 ビット) (Java Explorer を使用した Java アプリケーションのテスト用)
- Visual Studio 2013、2015、2017 (Visual Studio 拡張機能用)。Visual Studio 2012 を使用するには、Visual Studio 2013 もインストールする必要があります。
マルチユーザー システム上での Silk Performer での作業
Silk Performer を、マルチユーザーによるアクセスを有効にしたターミナル サービスを提供するマシンにインストールできます。一般に、複数のセッションを同時に作業することは推奨されません。それでも作業する必要がある場合には、次の点にご注意ください。
- 記録:Silk Performer Recorder はシステム全体のフック機構を使用します。あるユーザーが Recorder を開始すると、すべてのほかのユーザーのトラフィックも同様に記録される可能性があります。
- Workbench:複数のユーザーが同時に異なるプロジェクトで作業することができます。同じプロジェクトで作業することは推奨されません。2 番目以降のユーザーに対しては、プロジェクトは読み取り専用モードで開かれます。
- テストの実行:複数のユーザーが 1 つのマシンから同時にテストを実行できます。ただし、テストを同時に複数実行すると、同じリソース (CPU、メモリ、ネットワークバンド幅) を共有するため、互いに影響を与えます。
- テストの監視: Performance Explorer は、テストを実行している複数のテスト測定値間の違いを区別しません。よって、誤ったテストのリアルタイム値が表示される可能性があります。