コントロール プロパティにアクセスする

SAPGUI スクリプト記述インターフェイスから、現在のウィンドウのすべてのコントロールにアクセスできます。 各コントロールには独自のプロパティがあり、SapGuiGetProperty でアクセスできます。 SAPGUI スクリプト記述は COM テクノロジに基づいているため、これらの COM オブジェクトを実装する多数の COM ライブラリが存在します。 これらのライブラリには、コントロールの種類ごとの型情報が含まれます。

さまざまな種類のコントロールのプロパティおよびメソッドのリストを取得するには、COM タイプ ライブラリの調査が可能なツールでこれらのライブラリを表示します。 OLEView32 はこの目的に使用できるツールであり、Microsoft Visual Studio に付属しています。

SAP インストール ディレクトリ (通常は C:\Program Files\SAP\Frontend) には、次のライブラリがあります。
  • SAPGUI\sapfewse.ocx

    基本的なコントロール (テキスト、ボタンなど) を含むもの

  • Controls\Scripting\*.dll

    拡張コントロール (ツリー、グリッドなど) を含むもの

すべてのオブジェクト プロパティには SapGuiGetProperty を使用してアクセスできます。 例:
SapGuiGetProperty("TXTCTRLID", "text", sTextValue);
プロパティが別の SAPGUI オブジェクトまたは SAPGUI コレクションを返す場合、返されたオブジェクトは内部に格納され、コントロール ID パラメータの SapGui API 呼び出しの定数値 SAPGUI_ACTIVEOBJECT を使用してアクセスできます。 例:
SapGuiPressButton(SAP GUI_ACTIVEOBJECT);