負荷テストを実行した後に、Performance Explorerの詳細なレポートで結果を分析できます。より詳細なデータが必要な場合や、他のプログラムで収集したデータを処理したい場合、生測定値データを収集するために Silk Performer を使用して、CSV ファイルに格納することができます。たとえば、その後で生測定値データを表計算ソフトにインポートして、独自のグラフを生成することができます。
Silk Performer テストを開始すると、Silk Performer コントローラは、指定したエージェントにテストをデプロイします。各エージェントはいくつかの perfRun.exe プロセスを開始し、そのプロセス内でいくつかの仮想ユーザーがテストを実行します。実行中に Silk Performer は、プロセスごとに 1 つの u@... ファイルを作成します。
生測定値データが i@... ファイルにマージされ、u@... ファイルが削除されます。各 i@... ファイルは、1 つの測定値名/測定値タイプの組み合わせの生測定値データを保持します。ファイルは、RawData フォルダに格納されます:Silk Performer <バージョン番号>/Projects/MyProject/RawData.。
一旦 i@... ファイルがコントローラに転送されると、生測定値データは m@... ファイルにマージされます (RawData フォルダ内)。i@... ファイルは、RawData フォルダに残ります。各 m@... ファイルは、すべてのエージェントの生測定値データの 1 つの名前/タイプの組み合わせを保持します。
生測定値データの収集処理のステップ 1 と 2 は、エージェント上で実行され、ステップ 3 は、コントローラ上で実行されます。
生測定値データ ファイルの完全名は次のようになります。
データは CSV ファイル (コンマ区切り値ファイル) で格納されるため、表計算ソフトで生測定値データを簡単に処理することができます。u はユーザー (user) ファイルを、i は中間 (intermediate) ファイルを、m はマージ (merged) ファイルを表します。いくつかの i@... ファイルと m@... ファイルの例を示します。:
i@ShopIt+-+Greetings_131@testingserver.csv i@ShopIt+-+Greetings_132@testingserver.csv i@SilkPerformer+Test+Site_131@testingserver.csv i@SilkPerformer+Test+Site_132@testingserver.csv m@ShopIt+-+Greetings_131@pc-johndoe.csv m@ShopIt+-+Greetings_132@pc-johndoe.csv m@SilkPerformer+Test+Site_131@pc-johndoe.csv m@SilkPerformer+Test+Site_132@pc-johndoe.csv
この例から以下の点に注意が必要です。
生測定値データが m@... ファイルでどのようになっているか例を示します。
;MeasureName:;ShopIt - Greetings ;MeasureType:;Page time[s] C;Timestamp;Value;VUName ;1381231408198;46;VUser ;1381231431291;31;VUser ;1381231433032;31;VUser ;1381231434120;16;VUser ;1381231436307;15;VUser ...
CSV ファイルのデータはタイムスタンプでソートされます (Unix タイムスタンプ)。タイムスタンプは、1970 年 1 月 1 日からの経過秒数を表します。時間の測定値は、ミリ秒で記録され、ファイル サイズ値はキロバイトで記録されます。