WSDL ファイルの読み込みに成功したら、Web サービスが提供するメソッドを Web サービス プロキシ クラスのツリー ノードを展開して調べることができます。
メソッドの 1 つをクリックすると、Web サービスの呼び出しに必要な入力パラメータや入力ヘッダー情報を確認できます。 入力データは、プリミティブ型のデフォルトの静的な値を変更したり、グローバル、ローカル、ランダム変数を使ってカスタマイズすることができます。 詳細については、 .NET Explorer ヘルプ および Silk Performer ヘルプ を参照してください。
あるメソッドが Web サービスに対して初めて呼ばれるときに、プロキシ クラスの内部インスタンスがインスタンス化されます。 Cookie コンテナを保持するプロパティがプロキシ クラスにあります。Cookie を処理する Web サービスを呼び出すことができるように、このプロパティは新しい Cookie コンテナで初期化されます。
その後、.NET Explorer は SOAP ヘッダーのすべての定義済みの値を、プロキシ クラスの対応するメンバー フィールドに設定します。 そして、入力パラメータに対して定義されたすべての値を持つパラメータ リストが作成されます。 このリストを使用して、Web サービス プロキシ オブジェクトのメソッドが呼び出されます。
Microsoft .NET Framework にはフック機構が備わっており、 .NET Explorer クライアントと Web サーバー間でやりとりされるトラフィックを .NET Explorer がキャプチャすることができます。 メソッド呼び出しの後に、 Show Traffic ダイアログ ボックスでトラフィックを確認することができます。 Web サービスおよび .NET Remoting 呼び出しそれぞれで、ダイアログ ボックスを開くことができます。
この機能は、クライアントとサーバー間でキャプチャした Web サービスの呼び出しそれぞれに対して WebPagePost を持つ BDL Web スクリプトを生成するために使用することもできます。
返り値と SOAP ヘッダー情報はメソッド呼び出しが成功したときに表示されます。例外が発生すると、例外テキストがメッセージ ボックスに表示されます。 現在、エラーをスローするメソッド呼び出しをテスト シナリオに追加することはできません。これは、 .NET Explorer は返り値の情報を必要とするためです。