Windows オペレーティング システムは、すべての利用可能なリソースを 1 つの Windows セッションに占有させません。Silk Performer では、ブラウザ駆動型 Web や SAPGUI などの UI ベースの技術を使用した負荷テストに対して、いくつかの Windows セッションにまたがって仮想ユーザーを分散させることができます。これにより、高性能なハードウェアのリソースを効率よく使用できるようになります。複数のインスタンスで実行するように設計されていない
Java や .NET Framework コードを実行する仮想ユーザーを、いくつかの Windows セッションに対して分散できます。
GUI レベル テストでは各仮想ユーザーが専用の Windows セッションを作成しますが、この設定では 1 つのセッションで複数の仮想ユーザーを実行できます。エージェントマシンが処理できるセッションの数は、そのハードウェア リソース(特に CPU
とメモリ)に依存します。この設定は、次のテクノロジに対して利用できます: ブラウザ駆動型 Web、Citrix、SAPGUI、Java Framework。
負荷テストを開始すると、
Silk Performer は複数の Windows セッションを作成し、資格情報を使用してセッションにログインし、各セッションで仮想ユーザーを開始します。
注: この設定を有効にする場合は、すべてのエージェント マシンが一様にセットアップされていることを確認してください。また、すべてのエージェント マシンでリモート デスクトップ サービス(RDS)が稼動し、適切なライセンス オプションが設定されていなければなりません。Windows
セッションは、リモート デスクトップ サービス ホスト内からローカルに開かれます。よって、接続ユーザー数 ライセンスでも機能しますが、接続デバイス数 ライセンスのほうがより適しています。
ヒント: エージェント マシン上で実行される仮想ユーザー数は、 エージェントの機能から読み込まれます。これらのデフォルトの機能は、CPU とメモリに基づいて計算されます。しかし、特定の環境や条件に応じた現実的な数は、ユーザー タイプ(スクリプトと設定)を考慮しないと決定できません。
エージェント仮想ユーザー容量の評価 ダイアログは、特定のエージェントとユーザー タイプに対する仮想ユーザーの適切な最大数を決定するのに役立ちます。詳細については、「
エージェント仮想ユーザー容量の評価」を参照してください。