PlateSpin Migrateでは、Linuxワークロードの検出のためにrootユーザ資格情報が必要です。Migrate Agentの代わりにMigrateディスカバリを使用して、AWSでソースワークロードをインベントリするには、ワークロードに対するrootユーザアクセスを有効にする必要があります。AWSでは、Amazon Linux AMIによって、デフォルトでec2userユーザ名とPEMキー資格情報が有効になり、rootユーザ名とパスワード資格情報が無効になります。
メモ:Migrate Serverがデータセンター内にオンプレミスで常駐している場合、Migrateディスカバリを使用してインベントリを行うには、AWSアカウントとデータセンターの間にサイト間VPNが必要です。
AWSソースLinuxワークロード上でルートユーザ資格情報を有効にするには:
SSHツール(Puttyなど)を使用して、AWS内のソースLinuxワークロードに接続し、ユーザ名ec2userとPEMキーの資格情報を使用してログインします。
sudo suを実行します。
passwdコマンドを実行して、rootユーザのパスワードを作成します。
テキストエディタで、/etc/ssh/sshd_configファイルを編集します。ディレクティブPasswordAuthentication no
をコメント解除し、yesに設定します。
PasswordAuthentication yes
/etc/init.d/sshd reloadコマンドを実行するかワークロードを再起動して、変更を適用します。
Red Hat Enterprise Linux 7.xでは、次のコマンドを使用します。
/bin/systemctl restart sshd.service
一部のLinuxディストリビューションでは、SSHデーモンの再読み込みや再起動が機能しない可能性があります。この場合には、設定を適用するために再起動が必要になります。